10時台に入り、上野駅の側にあるアメ横はお客が続々と詰めかけるようになり、活気に満ち溢れる時間帯になります。今もそれは変わりないと思いますが、年の瀬のアメ横は行ったことが無いなぁ~。

この時間帯辺りから、上りの昼行特急が上野に到着するようになります。エル特急らしく、到着の時間帯が一定しています。

そしてラッシュが過ぎると、東北・高崎・常磐線の普通列車が極端に少なくなります。東北線も高崎線も概ね30分に1本、常磐線に至っては何と1時間に1本という都会の超ローカル線になります。もっとも、上野-取手間に関しては、103系の快速が走っているため、401・403・415系を使用する “中電” はそんなに多くなくても良いんですが、今から考えたら信じられない話です。沿線の宅地開発が進められていた取手以北は結構、厳しいですよね。

10時42分に到着する「ときわ・奥久慈」ですが、「奥久慈2号」になります。水郡線唯一の優等列車で、水戸までは「ときわ」にくっつきます。水戸で分かれた後は上菅谷でさらに分割される、事実上の “3階建て列車” です。磐城石川発っていうのが妙な中途半端感ですよね。

あと、「つくばね」というのは、水戸行きの急行で如何にも常磐線経由のように思われがちですが、東北線を小山まで行き、小山から水戸線に入ります。つまり、水戸線唯一の優等列車というわけ。ただ、配線の関係から、小山駅には立ち寄れません。

 

 

11時台は少し落ち着いている感じがします。

夜行列車到着のラストを飾るのが急行「八甲田」。個人的には東北急行の代名詞だと思っているこの列車は、昔は寝台車も連結されていたように記憶していますが、基本的には座席車主体の列車です。この年(1979年)の4月から使用客車が12系に近代化された一方で、グリーン車の連結は中止されています。

11時23分に発車する「草津5号」に渋川行きの「伊香保」という列車がくっついていますが、「伊香保」は臨時便です。通常期は「草津」のみの運転ということになるんですかねぇ~? ただ、吾妻線って渋川-大前間だったはずですが、渋川止まりの臨時急行を連結する必要があるのかどうか・・・? 実際の分割・併合は新前橋駅で行われていたようですが、それでも結局は渋川止まりですからね。

 

 

12時台に入りました。

8時台に常磐線経由盛岡行きの「もりおか」が発車しましたが、もう一つ、盛岡行きの急行に「いわて」があります。こちらはオーソドックスに最初から最後まで東北本線をひた走る急行で、東北本線上野口において455系列が一番遠くまで行くのが「いわて」です。上野発着では盛岡が最北端ですけど、盛岡-青森間では仙台発着の「くりこま」がいるので、基本的に455系列は東北本線を制覇しています(上野-東京間は除く)。