「北海道ぐるっと乗り鉄旅・目指せ2日で1000km!」は、午前10時44分、富良野駅に到着。19分停車。

 

富良野からは1両増結となり、キハ40(タラコ色)の2両編成。

早速、2両目(キハ40-1758)に移動し、ボックス席を2か所確保。これで座席に余裕ができた。

旅男5人衆の行動は、荷物の見守り役を交互に担当する以外は、勝手気まま。

駅弁を買いに行く人、プラットホームをぶらぶらする人など様々だ。

午前10時53分、富良野線・旭川発富良野行普通列車がやって来た。

高馬力・冷房完備のキハ150。快適そうだな~ いつか乗って富良野線を楽しもう。

ホームの北側には、レッドベアーの愛称で親しまれるディーゼル機関車・DF200形が停車。収穫した「たまねぎ・じゃがいも」を積んだコンテナ貨車を、牽引するのだろう。

 

午前11時、2429Dの発車時刻まであと3分。待ってました!「フラノラベンダーエキスプレス」パチリ! 

※写真1~4:いろんな車両に出会えて嬉しいね。

 

一度だけ乗ったことがある「フラノラベンダーエキスプレス」。

当時の車両は「ノースレインボーエクスプレス(5両編成)」でした。

さすがリゾートエキスプレス。座席の位置が高いので車窓の眺めは一味違うし、シートも高級感があって座り心地よし。

3号車は2階建車両。1階はラウンジで、ゆっくりくつろげる。開花情報もあり。

乗車記念証にはラベンダーカラー。

ラベンダー畑には花のピーク、7月に行こう! 「フラノラベンダーエキスプレス」と「富良野・美瑛ノロッコ号」に乗って、素敵な人と。旅男5人衆じゃね~笑

※写真5~9:「フラノラベンダーエクスプレス」とカラフルな富良野の花畑(お気に入りの絵葉書より)

 

思わず笑ってしまった・・

ホームにいるのは、夏のビッグイベント「北海へそ祭り」の踊り手さん。

富良野が地理的に北海道の中心にあり、体に例えるとへそにあたることが、その名の由来と聞いている。

 

若い頃、参加したい!と思っていたが、「お腹が出てないと人目につかないよ」と言われ断念。今は、腹回りも成長したので、参加できるかも?笑

さて、富良野駅を出発しよう。

午前11時3分、Wタラコ2429D発車!

※写真10・11:TVドラマ「北の国から」「優しい時間」で全国区の人気を誇る富良野。たくさんの想い出があるので、また来るね!

 

2429Dは富良野盆地を南に進み、午前11時10分、布部駅に到着。

ここは知る人ぞ知る「北の国から」のスタートの地。

五郎さん、純、蛍が降り立った駅です。

あのメロディーが流れてくるね・・♬

※写真12~15:「北の国から」で知名度が全国区となった布部駅

 

お~!進行方向右側後方に見えるのは、スキーブームだった頃に何度も来た想い出の地「富良野スキー場」。

雪質がサラサラして軽く、パラレルターン(中回り)とウエーデルン(小回り)をミックスして、長い距離を滑ったことを思い出す。楽しかったな~

 

ただ・・ナイターで滑っている時に、辛島美登里さんの「サイレント・イブ♬」が流れた時は、悲しかった・・泣

やっぱり、広瀬香美さんの「ゲレンデがとけるほど恋したい♪」だよね。笑

※写真16:秋の実りが進み、美味しい新米が楽しみです(布部~山部)

 

午前11時17分、山部駅に到着。本日3回目の列車交換で、やって来たのは釧路発滝川行「快速狩勝」。

 

午前5時42分、普通列車として釧路駅を発車し、帯広駅からは「快速狩勝」に変わり、約5時間半をかけて山部駅に到着。2429D(下り)と同じ距離を走る唯一の上り列車。他人とは思えませんね・・お疲れ様。

「狩勝」は根室本線を代表する列車名。いつまでも続いて欲しい。

ホームの縁石に歴史を感じる山部駅。富良野盆地の西側には夕張山地が南北に連なる。

駅近くには原木が積まれているが、林業が盛んだった昭和までは、このような光景をいろんな駅で見ていた。

お洒落な駅舎。

山部駅で別の日に出会った「快速狩勝」は、初代タラコのキハ40-777。幸運の予感・・道内のキハ40・タラコ色は3両なので、これでタラコ3兄弟にすべて出会った。万歳!

 

ただ・・1700番台は長期使用を見据えて延命化措置をされているが、777番は車両老朽更新のため、2021年夏に解体された模様。残念

更に「快速狩勝」も、2022年3月のダイヤ改正で滝川行が姿を消しました。泣

長い間、お疲れ様でした。

※写真17~23:山部駅と名列車「狩勝」

 

午前11時18分、2429Dは山部駅を発車。

1両目(キハ40-1749)の様子です。

※写真24:2両となり、皆さん座れてよかったよね。車窓の景色をお楽しみください。

 

さ~て、富良野駅で買った駅弁「美瑛・富良野ノロッコ弁当」を食べようか。

富良野名物のアスパラ(アスパラベーコン)、じゃがいも、牛肉、地域の野菜など・・美味しそう。いただきま~す!

※写真25・26:駅弁食べて、ひと休み。

 

富良野の駅弁を食べると、いつも思い出すことがあります。


大学時代、石勝線が開通するまで帰省時によく乗ったのが、午前7時5分札幌発釧路行「急行狩勝1号(6両)」。午前9時15分富良野駅に到着し、富良野線で旭川から到着している2両を連結するため7分停車します。

 

ある夏の日のこと、富良野駅で自分が作った(お米のみの)おにぎりを食べようとしたら、談笑していたボックス席の向いの席に座わっていたご婦人から「そのおにぎりは私が食べます。駅弁をここで買うので、その駅弁を食べてくださいね。」と言われ、駅弁をご馳走になりました。


私と同じ年齢の息子さんがいるとのことで、いろんな思いがあったのでしょう。心に残る旅での出会い。ありがとうございました。

 

(話を乗り鉄旅に戻して・・)

駅弁を食べているうちに、列車は下金山駅を発車し、まもなく金山駅に到着。

駅弁に夢中になり写真を撮っていないので(苦笑)、秋~晩秋にかけてこの区間を走るキハ40をご紹介します。

 

 

 

※写真27~30:山部~下金山~金山間を走るキハ40

 

終点・釧路駅までは、およそ230km&6時間30分。

日本一運行時間の長~い定期普通列車・2429Dは、富良野盆地を後にして、空知川が流れる山間をガタン~ゴトン~ガタン~ゴトン~♬、これって最高の贅沢だね・・笑

 

   (つづく)

 

 

※追伸

「北海道ローカル線旅日記!夏の根室本線(滝川駅~釧路駅)」をご訪問いただきまして、誠にありがとうございます。

 

北海道も暖かい日が増えてきました。新緑に覆われた美しい車窓の景色が、待ち遠しいですね。