少々古い写真ですが、今回は2013年8月に訪れた、横浜市電保存館の1500形1510号をご紹介します。

横浜市電は横浜市交通局が運営し、1972年(昭和47年)までに全ての路線が廃止になりました。
横浜市電保存館は市電廃止の翌年、昭和48年に滝頭車両工場跡地に開館しました。その後、昭和58年に、現在の市営住宅の1階に建て直されたそうです。館内には7両の市電が保存されています。(横浜市電保存館のホームページより)。横浜市電の車両は、他の事業者に譲渡されることがなかったので、横浜市電を感じることができる貴重な施設です。
1500形は、1951年(昭和26年)に和製PCCカーの一種として日立製作所で20両が製造されました。その後ワンマン化改造の時に、間接制御方式から直接制御方式に変更され、全廃まで使用されました。
以前訪れた時は、車体全体がクリーム色に青い帯が巻かれた姿でしたが、薄い茶色とクリーム色の塗装に変更されていました。
側面の「行き先板」も味があります。
広告看板も健在です。
前面の系統板が良い感じです。
横浜市電の軌間は、都電と同じ1372mmでした。廃止後譲渡された車両がなかったのは残念です。
最後までご覧いただきありがとうございました。