所有事業者:伊那バス(長野)

仕様・用途:観光貸切仕様

登録番号:松本230 あ ・839

社番:26839号車

配置:本社営業所

初年度登録:2014年

シャシー製造:日野自動車

搭載機関:日野E13C〈ET-XⅥ〉型

車体架装:ジェイ・バス小松

車両型式:QRG-RU1ESBA

車名:日野セレガ・スーパーハイデッカ

撮影日:2021年7月31日(土曜日)

撮影場所:江東区若洲

 

伊那バスは、「南信」と呼ばれる長野県の山間部、この地域屈指の都市部である伊那市を中心に、北端は辰野、南端は市を超えて大鹿村辺りまで、JR飯田線に沿った縦に長い路線網を形成しています。また、中央自動車道も通っていることから、長野市や名古屋市、あるいは東京までの高速路線バスも運行しているので、東京でも馴染みがあろうかと思います。創業は1919年で今年103年を迎えた老舗事業者になります。

「今日の1台」も回を重ねて1000回を超えましたが、意外にも伊那バスは初登場でした。

 

伊那バスはバックにディーラーがいるわけではないのですが、基本的には全車日野で統一されており、貸切仕様車は中型車以外はスーパーハイデッカーです。

二代目のセレガは2007年から導入が始まっていますが、画像の個体は2014年に発売が開始された一部改良車です。一部媒体では「QPG-」と表記しているものもありますが、ここでは改良車ということで、「QRG-」とします。

 

東京2020の関係者輸送にも参画し、ハイデッカーばかりが目立つ中で、伊那バスを始めとして数社が動員させたスーパーハイデッカーは異色の存在でした。

 

 

【参考文献・引用】

バスラマインターナショナル No.108

年鑑バスラマ2014→2015

(いずれもぽると出版社 刊)

ウィキペディア(伊那バス、伊那バス本社営業所、日野セレガ)