22.04.11 湯の山温泉~岐阜へ小旅行 13(昼食後、岡山臨港鐡道1003と再会) | ブログ 鉄ビタ京都

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休日の鉄道ビタミン補給
鉄道ビタミンがアップ出来たらいいな

22.04.11 湯の山温泉~岐阜へ小旅行 13(昼食後、岡山臨港鐡道1003と再会)

 

庭田山頂公園から険しい山道を下り、約30キロ(1時間)お昼時間になったので、通りかかった、この辺りのチェーン店らしく、やじろべい羽島店さん。嫁:みそ鍋焼きうどんセット。私:ざる蕎麦ミニ鰻セット。うなぎはイマイチでしたが、なんせ1,000+1,500円って安いです。

 

昼食後、近くで活躍している古き旧友に会いに。 いつもながらですが、細かい説明をしないまま目的地に行きますので、田畑と住宅地に突如現れた鉄道車両に・・・・

【えっ!!岡臨や~】 ちなみに嫁は岡臨を現役時代知りませんが・・・なんで判んねん(笑)

 

福祉団体さんに移設された、元岡山臨港鐡道1003号機!

少し事務所に居られたかたにご挨拶と撮影の承諾を頂戴し見学。コンパクトにまとめられた説明駅名表も感じがいいです!!

 

ちゃんと屋根付き! 有田鉄道時代に改良されたバスドアがチョット残念。でも贅沢は言えません。

 

嫁も撮影に参戦。

 

再会出来て、涙が出そう。屋外で再会出来たのは、岡臨時代から40年ぶり。紀州鉄道時代からでも30数年ぶりでしょうか。紀州鉄道時代のカラーリングも素敵です。

 

 

逆エンド側からも。立派な軌条も嬉しいです。

 

この車両、活躍が少なかった悲運な車と言う方もおられますが、今となっては非常に幸運な歩みをしているかと。色々なHPで紹介されているので、ここでは割愛しますが、常盤炭鉱では車庫に収められ(現存!)、岡臨でも屋内の日も多く、紀州、有田、JR北陸ロジでそれぞれ整備。石川へ出稼ぎ後も手厚くされ、最後の安住地とも言えるここでも屋根付きで。それと私が思うには、12m級のコンパクトで可愛く、これが18や20m級ならもう移動や置き場も難しいので、今は過去帳だったかも。メカも汎用で機械式機関(トルコンに改造されましたが)、連結器は僚機に任せて簡易連結器で痛まず。バスドアは時代背景で致し方無いですが、前面窓も限りなく元に復元。まさしく強運な車両だと思います。

 

宇都宮車両製 1951年(昭和26年)
→福島県いわき市内郷 常盤炭鉱まで 170キロ →岡山臨港鐡道まで 1,000キロ
→紀州鉄道まで 300キロ →有田鉄道まで(ふるさと鉄道保存協会)30キロ
→氷見線伏木まで(JR北陸ロジ)450キロ →のと鉄道鵜飼駅まで 120キロ
→岐阜羽島ボランティア協会さんまで 350キロ 

移動距離&転籍履歴だけ見てもスゴイと思います。

 

 

 

 

岡山臨港鐡道再訪時、車両の姿は無く。岡臨鉄道部長から見せて頂いた2台のクレーン車と低床トレーラーで旅立つ姿。愛くるしくて比較的会いに行きやすかった紀州鉄道で再会。でもまさか再び再会出来るとは思えなかった。 色々な方々の尽力もあったからこそです。ありがとうございます。またの再会を誓って。  次の目的地に走らせました。