↑前回からつづく↑

 

 

今晩お世話になるのは、こちらのJRイン函館です

その名前が示す通りJR北海道が運営しており、館内各所に鉄ちゃん心をくすぐるアイテムがあります

 

 

ホテルに足を踏み入れると、まずは各種ヘッドマークが旅人を出迎えてくれます

この中で残っているのは、もうカシオペアだけになってしまいましたね

 

 

1階のエレベーターホール横には、DE10形ディーゼル機関車のイラストが大きく描かれています

きちんとメジャーで測っていませんが、下のレールを模した装飾も幅が1067㎜になっていると思われます

 

 

 

2年前にオープンしたばかりのホテルなだけあって、館内はとてもきれいです

廊下を照らし出すダウンライトがいい味を出してますね

 

せっかくJR北海道が運営しているホテルなので、床のカーペットもH5系のグリーン車みたいに流氷をモチーフにした図柄にしたら遊びゴコロがあっていいかもしれません

 

 

 

 

たまたま空室があったからなのか、1人利用なのにツインルームがあてがわれました

前日に泊まったフォーポイントバイシェラトンと比べても、築年数が浅いこともあって快適そのものです

 

 

ツインルームだから広いのは当たり前なのですが、ホテルにありがちに壁に面したテーブルではなく、部屋の中央にソファとテーブルがあります

前に壁があるよりも、座っている時の圧迫感が少なく、心地よく寛げます

 

 

枕元をほんわかと照らすLED灯も、近年建てられたホテルではよく見かけますね

ちなみに、客室からトレインビューがウリのJRイン函館ですが、私が泊まった部屋は駅と反対側でした

 

窓から函館駅は見えなかったものの、摩周丸を望むことはできたのですが、旅程崩壊のショックが大きかったのか、客室の窓から外を写した写真が残っていません

 

 

古いホテルだと、枕元にコンセントさえ設置されていないところもありますが、最新のホテルなだけあってUSBポートも完備しています

 

 

 

 

水回りについては、トイレ,洗面所,シャワーブースがそれぞれ独立しています

客室内には簡単なシャワーブースしか設置されていませんが、最上階に大浴場があるため、結局使わずじまいでした

さすがに大浴場の写真はありませんので、詳しく知りたい方は公式サイトからどうぞ

 

 

 

 

最上階である12階には、大浴場に併設される形でJRインラウンジがあり、宿泊客であれば自由にくつろぐことができます

ナチュラルな色合いの内装材に、温かみのある白熱色の照明も相まって、湯上りのひと時を過ごすにはもってこいのスペースです

 

ただし、大浴場と同じく深夜1時から早朝5時までの間は利用できません

少し早起きして、朝風呂を堪能した後に、ここでコーヒーを啜りながら朝の函館の景色を心ゆくまで眺めるのも悪くはなさそうです

 

 

 

ちなみに、こうしてJRインラウンジから夜景を楽しんでいる間も、低気圧の接近に伴う悪天候のため、スマホの緊急速報メールが鳴り止みません

明日、乗車予定の「北斗」が運休になったことから、自室でサッポロクラシックを呑みながら、明日の予定を組み直すことにしました

 

 

おつまみに、お土産で購入したぽてコタンを早々と開封してしまいました

口に運んだ瞬間に広がるたまねぎの旨味と、サクッとした食感でビールが進みます

 

 

予定を組み直すといっても、「北斗」が運休して函館から北上できないのであれば、北海道新幹線に乗って南下するよりほかありません

実は、明日はキハ281系「北斗」とキハ283系「おおぞら」を乗り継いで釧路まで向かうつもりでした

 

特に、キハ283系は22年春改正で「おおぞら」の運用から離脱することが伝えられており、今回の訪問(21年8月)でどうしても押さえておきたい車両だったわけです

本州民からすると、札幌と釧路を結ぶ「おおぞら」に乗るような機会はこれまでに皆無で、一度キハ283系特有のエンジン音を聞きたかっただけに残念でしかありません

 

この時点で、キハ283系の引退までに残された時間は8ヶ月ほどしかありませんでしたが、固く固くリベンジを誓って北の大地を去ることにしました

 

次回、E5系「はやぶさ」号グリーン車乗車記につづく