西武2000系2007F、最期の時⑥ 4月10日、晴れた日曜の走りを追って【下】 | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

今日はGWの飛び石、出勤日。

触手が動く記録対象も特に無く、いつもより気持ち空いている電車で淡々と出勤。

そんな日常を約45年も続けてきたであろう電車の追憶は、このブログではまだ続く。


  春夏秋冬、日常を運び続けて。


新所沢から改めて乗ってきた5639レは、無事に本川越に到着。

終点駅での楽しみは、方向幕の回転。

今はもう使われなくなった「西武遊園地」など、レアな幕も現れる。


「西武球場前」幕も登場。

まさかこの後、実際に走ることになろうとはね。

自分は時間の関係上、ついに営業運転で見ることはなかったが…


ここからは折り返し5634レ。
また丹念に各駅に止まる旅。

10000系「小江戸」が入線すれば、ほどなく発車時間。


さまざまな制約を掻い潜りながら、2000系はひたすら実直に走り続けてきた。

その長い歴史にも、幕を下ろすまであと2週間と少し。


思い出したようにフル加速しながら、また都心を目指していく。


後を託す40000系とのすれ違いも。


一歩一歩、着実に前へ進んでいく。


今回の2007Fの引退で、どちらかというと地味な各停の役回りを再認識した人も多いだろうか。

ただ速いだけじゃない、確実な地固めがあってこそ優等列車が引き立つ部分がある。


時には約105km/hのフルパワーで、唸りを上げて走る姿もまた魅力的だった。


そんな2007Fを追いかけて、追い抜いて。

去年の9000系9104F、レッドアロークラシックの時とはまた違うアプローチを仕掛けていた。


そんな余暇は、もう少し続く。


撮ったことのなかったポイントを順番に押さえながら、まだまだ…

と言いたいところだったが、この日の撮影は15:32に鷺ノ宮駅で終了した。

正直撮り鉄のマイナス行動も多く見てきた上に、季節外れの暑さが体力を消耗させていた。

これで次の撮影は次週の週末、との計画でいたが、2007Fの意外な動きに翻弄されることに…