記念すべき年なのに、ホントにキャンペーンとかやるのかな…と思ってましたが、新年度に入って、JR各社がグループあげて、「鉄道開業150年キャンペーン」を大々的に行うことが発表されました。

すでに、公式サイトもオープンしています。
https://railway150.jp/

デジタル版スタンプのリリース、音声コンテンツの開設、記念旅行商品の発売などさまざまな催しが企画されてますが、なかでも注目は、250セット限定でJR旅客会社全駅(4368駅)の硬券入場券が発売されることでしょう。
*NHKの番組「ブラタモリ」でも紹介されたようですね(私はダイレクトでは見てませんでしたが)

いや~、バインダーにセットされた状態の写真を見るだけで、壮観ですね。
当然無人駅(駅員が配置されていない駅)をはじめ、高輪ゲートウェイ駅など過去からして、硬券入場券があり得ない駅もそろっているわけですから。
*確か、硬券タイプの入場券の発行は、公式には終了したはず

そして、限定250セットの入場券一式のお値段は、なんと70万円!(税込・送料込)
2022年5月16日(月)の11時に申込受付開始、同年6月30日(木)17時まで受付期間が設定され、販売数を超える申し込みがあった場合は、抽選となるそうです。
*申し込みはインターネット限定

このニュースを聞いたとき、ジャンルは違いますが、2008年に全日空(ANA)が国内線の「プレミアムクラス」に一年間乗り放題という「プレミアムパス」を発売したときのことを思い出しました。

こちらのほうのお値段は、なんと300万円。
正直、「誰が買うんかいな」と思ってましたが、あっという間に売り切れ。
その好評に応え、追加発売も行われ、なおかつ、2009年・2010年と連続して同様の内容で「プレミアムパス」が発売されたほどでした。

ですから、鉄道の硬券入場券セットのほうは、これまでの「記念きっぷ」などの発売時のもようや、コアな鉄道ファンの多さからいって、申し込みが殺到するのではないかと…。

もっとも個人的には経済的な理由もあって、70万円は物理的に出費できませんが、それ以前にいくら希少価値といっても、「列車に乗れない」きっぷにそれだけお金をかけるのは…。

せめて、ANAの「プレミアムパス」のように、「一年間JR全線乗り放題きっぷ」なんて出たら、乗り鉄の私は食指が動いたかもしれませんけどね。
*でも、70万円で新幹線なども乗り放題なんていったら、大赤字必至ですね(苦笑)
「青春18」みたいに、普通列車に限りだったら、「一年間70万円」は現実的かもしれませんが、自分自身はやっぱり、優等列車も自由に乗れるきっぷが好みですね
(もっとも普通列車限定だったら、通勤定期代わりに使う人が続出しそう…)

なお硬券入場券は、2023年3月31日まで有効で、各駅1回、実際に使うことができます。
ただし、臨時駅や災害により列車が運休している区間にある駅など、営業していない(入場ができない)駅の入場券も含まれています。
でも、せっかく手に入れても、もったいなくて使えない人が大半かも!?