〈14〉「深夜の青函フェリーからの青森まちなか温泉の朝食」2021年冬北海道&東日本パス旅 | きっぷのブログ

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ゆるくやります

令和4年1月3日夜の五稜郭駅

 

 

青函フェリーの函館ターミナルまで徒歩で移動。

青森⇔函館には2社のフェリーが運航していて、今回乗るのが青函フェリー。

もう一方の会社が津軽海峡フェリー。青函フェリーは安く、津軽海峡フェリーは設備が売りのよう。

質より量主義としては同じ区間はより安いほうに乗るのは当然。

 

ということで最寄りの五稜郭駅から1時間弱かけて函館ターミナルを目指す。

 

 

タクシーが客待ちしているのには目もくれず国道を南下。

 

 

セイコーマート 函館吉川店を経由して飲み物と食べ物を買う。

 

 

歩道には雪が積もっているのでキャリーバッグのキャスターが役に立たない。

また、港湾部であるため歩道を歩く人がいないので雪が積もったまま。とても歩きづらい。

 

 

 

五稜郭駅から約40分で到着。

 

 

受付では予約済みなのでチケットを発券してもらう。

今回は、『縄文遺跡群・世界遺産登録おめでとうキャンペーン』を利用して破格の大人1300円で本州へ。

 

午後11時の乗船開始までテレビを見ながらスマホをいじって暖をとる。

 

 

アナウンスがあり徒歩客の乗船開始。

タラップではなく車と同じランプから乗船するのも新鮮だな。

 

 

乗船したのは「3号はやぶさ」定員105人なので4隻中3番目の大きさ。

深夜帯なのでこの船でも席に余裕はあった。

 

 

狭い階段を上がり客室部へ

 

 

雑魚寝のスペースもあったが食事をするのにテーブル席がよかったのでテレビも見られるしここにした。

 

 

給湯室には冷水器と電子レンジ、給湯器があり、

 

カップ麺の自販機もあるからか割り箸が置かれていた。

 

 

夕飯はコープとセイコーマートの合作。

 

午後11時30分出航で青森到着は午前3時20分。

 

 

真っ暗で何も見えなかったが、特に揺れることもなく快適だった。

 

青森についたら雪が降っている。

 

 

着いてすぐに青森駅まで歩いても早すぎる。

青森まちなか温泉は6時から営業開始で、グーグルマップで徒歩経路を調べると徒歩45分と表示された。

しかし、雪が降っていることを考慮して倍の1時間30分かかると読んで4時30分まで待合室で待機。

スマホも充電させてもらった。

 

 

 

ターミナルを出て左に曲がり海沿いの道をずっと歩いていこうと思っていたら、ご覧のようにとてつもない量の雪が積もっていて、歩道は寄せられた雪で歩けるような状況ではなかった。

 

 

予定を変更して国道を東に進むことにした。車道は除雪されていたが道幅はだいぶ狭くなっていた。

 

 

歩道が雪で埋もれているばかりか、除雪ブルドーザーやダンプ車が行きかう。

雪が降り続いていたので日の出前から除雪をしないと交通がマヒしてしまうのだろう。

 

ただ、歩道がないので車道の端を歩くしかなく身の危険を感じた。暗いし道は狭いし車両は多いしキャリーバッグは重いし旅行6日目で疲れてるし船の中では1時間ちょっとしか寝てないし、この旅行中1番つらかった。

 

 

ダンプ車やブルドーザーが多いので交差点に交通誘導員がいた。

青森駅の方向があっているのか不安になったが、スマホをカバンにしまっていて取り出すのが大変だったのでその方に道を尋ねようと声をかけた。

その人が振り向くとアニメなどで銀行強盗が使っている目出し帽をかぶっていた。

一瞬「え!!」と思ったが親切に道案内してもらえた。

防寒具なのだから正しい使い方だが、強盗が使っているイメージしかないのでびっくりした。

 

 

さらに歩くと青森駅をまたぐ「あすなろ橋」までたどり着く。

歩行者自転車専用であるが立派だ。昔の青森駅だったら入場券を買わないと東口と西口の往来が大変だったから作られたのかな?

 

 

橋の上からは青森駅で出発を待つ列車がヘッドライトを点灯させているのが見える。

 

 

東口側に行くと歩道には屋根がある。とてもありがたい。

キャリーバッグはショルダーバッグよりも徒歩移動に適しているが、雪にはめっぽう弱い。

ここまで雪に苦しめられるとは思わなかった。

 

 

想定通り1時間半かけて到着。足はビチョビチョ、運動靴の替えなんか持ってきてないのでこの日1日ずーと濡れてた。

 

 

6時の開店に合わせて入店。

フロントで「入浴+朝食バイキングセット」価格1000円の購入を申し出る。

入浴料は450円であることを考えると550円で朝食バイキングが食べられる。

非常にお得だし、早朝から1時間半氷点下を歩いてきたので体を温められ、列車の時間まで休めて好都合だ。

 

浴室はスーパー銭湯のような作りでカランもたくさん、浴槽も複数あり露天風呂までついている。

宿泊施設でもあるので宿泊客もいたが、朝風呂に入りに来た地元客もいて6時でも混雑していた。

 

入浴の後はお楽しみの朝食バイキング。

1階レストランで食券を渡して好きなものを取る。

 

 

 

 

実質550円のバイキングとは思えない豪華さに驚嘆した。

ローストビーフあるぞ。ホタテもあるぞ。

なんだこれは。青森の名産品がたくさんある。

 

特に美味しかったもの

・菜の花にしん 酸味が効いて数の子の粒々食感良し

・けの汁 具だくさんの味噌汁みたいなの温まった

・リンゴジュース 甘いけどすっきりして何杯でも

 

おかわり

このクオリティで1000円なら通いたくなる。

今まで青森には何度か来ていて朝はのっけ丼を食べていたが、今度から朝ご飯はここで決まりだな。

このブログを書いていてまた行きたくなった。

 

 

 

青森駅へ向かう途中、アウガ地下の市場を通ったがまだ正月休みの店も多かった。

 

 

青森駅前

 

 

旅行6日目の1本目の列車はリゾートしらかみからスタート。

この年末年始は東北各地で暴風雪により列車の運休があり、とくに海沿いを走る五能線の運休が危惧されていたがこの日は運行。

日頃の行いがよいからだ。そうに違いない。

 

つづく