今年3月のダイヤ改正で札沼(学園都市)線にロイズタウン駅が開業しました。JR北海道では20年ぶりの新駅開業となりました。ちなみに直近の新駅である函館線・流山温泉駅は今回のダイヤ改正で廃止となり、わずか20年で歴史を終えています。
ロイズタウン駅はチョコレートで有名なロイズコンフェクト(以下ロイズ)と当別町による請願駅で、駅の建設費用9億3,000万円はロイズが負担しました。ロイズタウン駅から徒歩数分のところにロイズのふと美工場と直売所があり、駅の設置は直売所を訪れる客や工場従業員の利便性を図る目的があります。
ロイズタウン駅の駅舎です。この青はロイズ製品のパッケージで使われている青と同じで、壁面の部材もロイズの工場と同じものを使ったそうです。ロイズが駅舎の建設費用を全額負担したんですからこれぐらい自由にしてもいいかもしれません。
駅周辺は当別町がこれから整備するため、開業時はほぼ手つかずでした。なので、駅前は土がむき出しで、人が通りそうなところだけ申し訳程度にゴムマットが敷かれていました。
ロイズタウン駅は無人駅で、簡易券売機と簡易改札機があるのみです。簡易券売機では2,100円区間までの乗車券を発売しています。入場券口座はありません。
簡易券売機で購入したきっぷです。右下に〇ムの表記があり、左上に駅名は「ROYCE' TOWN」となっていてロイズの英語表記もちゃんと反映されています。
せっかくロイズタウン駅に行ったついでだったので、ロイズの直売所も見てきました。ソフトクリームやロイズ製品はもとより、ここでしか買えないというロイズタウン駅グッズも売っていました。クリアファイルやキーホルダーに缶バッジといったありがちなものから、駅舎や車両を模した缶にロイズのチョコレートを詰め合わせたものやNゲージ用の駅舎の模型まで売っていてなかなか興味深いラインナップでした。
今秋には直売所に加えて工場見学コースやミュージアムも開業するそうで、これからの動向に期待です。
【オマケ】
ロイズタウン駅前から上り列車を撮ったものです。夕陽が当たってまぁまぁいい感じ(当社比)です。