鉄道模型Nゲージ運転会報告2022年4月29日 (淵野辺・一般公開)【相模原鉄道模型クラブ】

鉄道模型Nゲージ運転会

相模原鉄道模型クラブでは、2022年4月29日に鉄道模型運転会を一般公開型にて開催致しましたので、下記の通りご報告申しあげます。
今年(2022年)は、2月こそ自粛致しましたが、集合式ジオラマとしては5回目、レンタルレイアウトは2回と、お陰様で過去最高頻度で運転会(走行会)の開催が実現しております。
千葉・埼玉・東京・静岡など、中には高速道路・新幹線を利用して駆けつけて頂けているメンバー様もおられます。
遠いところ、お忙しい中のご参加や事前予約、そして感染防止対策など、ご協力に深く感謝を申し上げます。

鉄道模型Nゲージ運転会

集合式による今年(2022年)の開催としては、4月10日に続いて5回目の運転会(走行会)開催となりました。

2022年4月29日開催 (一般公開型・大規模会場)
メンバー参加 14名 (うち初参加1名)
ご家族 3名
ゲスト様 1名
見学(事前予約) 1名
突発的な見学者 2名
参加費電子決済率 50%

※例によって記事中の画像(写真)はクリックすると拡大表示されますが、スマホ画面だともともと小さいのでそんなに大きくなりません。

今回は、合計で4グルーブ(4エリア)、合計17線の設営となりました。
ひとりで鉄道模型のレンタルレイアウト店に行っても、基本的に自分が持参した車両しか走行させないのですが、このようなメンバーが集まった運転会では、様々な列車を拝見できるので勉強にもなります。
今回、エンドウから発売されていた近鉄ビスタカーをご持参のメンバー様(お子様)もおられまして、貴重な時間を過ごすことができました。
このような機会があるのは運転会ならではです。※後日公開させて頂く動画でご覧頂けます。


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今回の運転会では、当初、参加者数に対して、線路数が少なくなることが予想されましたので、即席レール設営にもご尽力賜りました。
本線数が増えても、それだけのパワーユニット(パワーパック)も線路数分必要となります。
レールやPWのご持参など、ご協力賜りました皆様、ありがとうございました。

相模原鉄道模型クラブ

下記は、今回参加者様が多いと予測されたため、レールをたくさん敷いて6線運用にしたお座敷レール(KATOレール使用)です。
色々と工夫もして頂きまして、これだけで6名分となりましたので、助かりました。
ご尽力賜りました皆様、ありがとうございます。

相模原鉄道模型クラブ

下記は、TOMIXの集合式モジュール組です。
一部はどうしても空間と申しましょうか?、揃ったジオラマ数によって毎回レイアウトが異なりますが、それも楽しみのひとつでございます。

相模原鉄道模型クラブ

相模原鉄道模型クラブと致しましては、この集合式ジオラマが代表する作品でもございます。

相模原鉄道模型クラブ

電車でもカバンに入れて持ち運びできるようA4サイズの小型ジオラマもクラブ規格としてご用意致しております。
このようなモジュールでも10台・20台と集まれば、立派な集合式ジオラマとなります。

A4サイズ・ジオラマ

ご制作・ご持参賜っております皆様、本当にありがとうございます。


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下記は、もうすっかりおなじみとなりましたが、静岡のメンバー様が高速を使ってご持参頂いている集合式ジオラマの単独運用です。
地上が2線、高架2線で合計4名の同時走行が可能です。

鉄道模型Nゲージ運転会

これだけの規模を、夜間明けでいつも大変恐縮なのですが、あきないジオラマです。

下記は自分ので恐れ入りますが、Bセットを持参致しました。
2022年夏のJAMにも出展するセットです。

鉄道模型Nゲージ運転会

留置線(車庫線)が12線あるため、たくさんの列車が並びますと迫力もあります。
本線は5線あり、同時に5人が走行可能です。
うち2線は、他メンバー様の集合式ジオラマにも接続できるようにしていますが、今回は参加者様分の線路を確保するため、単独運用させて頂きました。

鉄道模型Nゲージ運転会

今回、設営時間に少し余裕がありましたので、オプションのミニカーブ線(トーマス仕様)も久しぶりに稼働できましたのでよかったです。
あと、レール清掃も今回かなりできました。
お手伝い頂きましたメンバー様にも御礼を申し上げます。

鉄道模型Nゲージ運転会

淵野辺において、部屋に設置するテーブルの数は増えたため、今後、足りなくなると言うことはあまりないのですが、逆に、テーブルが増えたことで「通路」の確保が難しくなってきたと申しましょうか、150名定員部屋でも物理的に「手狭感」が漂うようになってきました。
お陰様で、ジオラマ類もご持参頂くことが増えたため、非常に贅沢な悩みが新たに発生してきたと言う感じでしょうか?
設置作業時間短縮などのため、余っているテーブルを荷物台などとして使用したり、何か計画があり使用するのはぜんぜん構いませんが、テーブル設置が必要な部分は「事前にご相談」を頂けますと幸いです。
※配置の図面を作る/作らない関係なく、基本的にテーブル配置計画は必ず練る関係で、当日ではなく前もってご相談賜りまと非常に助かります。
6線・8線とジオラマをご用意頂いたレイアウトでは、それなりにパワーユニットを置くスペースが必要な事も承知致しておりますので、必要な箇所にはもちろんテーブルをセットして頂いて構いません。
しかし、テーブルを無駄に使用しないことだけ、ご理解・ご協力のほど賜りますと幸いです。


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テーブルは、レヘルやジオラマをレイアウトとして設置するのに必要なのですが、過剰に使用致しますと、その分スペースを消費致します。
人が通れる通路は、緊急時の避難経路としても絶対必要です。
通路が狭くなりますと、移動する人物がテーブルに接触して、皆様のジオラマが破損する要因にもなるため、通路は必要不可欠となります。
このような理由から、テーブルを配置するスペースは最小限の設置・使用にもご協力賜りますと幸いです。
ただし、いくらテーブルを節約しても、人が増えても同様に収容能力の限界がございます。
そのため、今後、淵野辺・定員150名部屋では、運転会のメンバー・ご家族・ゲスト参加人員を、原則として当面定員25名にしたいと存じます。
線路数を20線以上確保するのもなかなか大変だと言う部分もございますので、25名が限界値に近いかな?と言う次第です。(当日は見学などもあるため実際には25名を超える場合があります。)

当日、参加キャンセルになる方もおられますので、事前に配置計画を充分たてるのは難しいのですが、ご理解・ご協力のほど賜りますと幸いです。

鉄道模型Nゲージ運転会

最近、メンバー様におかれましては、新規で集合式モジュール製作にご協力頂ける方も増えて参りました。
自分が制作したモジュールを、減下メンバー様のジオラマと繋げて、運転会を開催すると言うのは、素晴らしいものだと考えております。
ただ、統一規格にてお作り頂けないと、他のメンバー様のモジュールとは接続が困難となってしまいます。
クラブの説明をよくご確認の上、ご制作願えますと幸いに存じます。
メンバー様や私の失敗事例も明記していますので、ご参考になさって頂けますようお願い申し上げます。

共同運転会モジュールレイアウト(集合式レイアウト)規定・クラブ標準規格(TOMIX版)【相模原鉄道模型クラブ】

クラブ規格の集合式モジュールではなく、単独設置型での製作は特に基準はありません。
ただし、テーブルに設置する場合には、使用するテーブルの大きさ(サイズ)を考慮して頂けますと幸いです。
例えばですが、高田の集合式ジオラマは、線路数を増やしてひとりでも多く走行できるように、どうしても単独運用させて頂く機会が大半となってしまっていますが、他の皆様の集合式ジオラマと繋げることも可能な設計となっています。
ただし、単独運用にしても、必要以上にテーブルを消費しないよう、無駄なスペースを極力なくすようにも考慮致しております。
そのため、いつも、車両を設置する際の予備スペースがテーブルにあまりなくご迷惑をお掛け致しますが、その分、部屋の中では線路数を増やすこともできている次第です。

更に、高田のジオラマは拡大(増設)できるタイプにもなっておりまして、Aセットがもともと3線 → 改良で4線さらに増設で6線、今回持参致しましたBセットが3線 → 5線対応と拡大させて頂いております。
将来的には、会員様増加に伴う本線数増強対策(輸送力増強)として、最大8線へと増やす計画でおります。
10線にはしないの?と言う声も聞こえてきそうですが、既存のレールで最小半径280の場合、8線が限界です。
もし、9線以上にするのであれば、PECO フレキシブレールで周回させないと厳しいといったところです。
サイズ的にも、8線で幅が140cmくらい必要です。
10線だと幅160cmくらいになるため、今度は、最奥の線路に腕が届かない (Nゲージ車両を配置できない) と言う懸念も出てくることから、8線が限界だと感じている次第です。

夏のJAM出展はBセットで予定しているため、すぐには増設できないのですが、今後、Bセットは「8線」(同時に8人走行可能)と、更に拡大する計画も練っており、設計図は完成しております。
ただ、あと2線増やすのに3万円ほどの追加投資が必要と見込みまれ、お恥ずかしい話、予算が厳しいことから断念(現在の6線のまま)にするかも?、知れません。

自宅での固定ジオラマでしたら、自分が走行させるだけなので良いのですが、運転会の場合、様々な車両も走りますので、鉄道模型は「走行性」が安定していないと楽しめません。
せっかく線路にセットしたのに、満足に走らないではいけませんので、通電と線路での脱線防止には一番気を使っています。
高田の場合、ポイントも基本的にスプリング式になる方向にしか設置していませんし、必ずリレーラーレールを入れて脱線走行があっても元に戻りやすいよう対策も講じております。
また、前回に1回~2回だけ通電不良を起こしたDCフィーダーを、新品に交換して使用しました。
レールや配線などは消耗品と言う部分もありますのでね。

制作では高田と同じようにとメンバー様に強制することはできませんので、もちろんメンバー様が自由にお作り頂いて構いません。
ただし、他のメンバー様と繋げたいと言うご希望などがある場合には、レギュレーションをご確認頂けますと幸いです。
日頃の運転会はともかく、イベトン出展やJAM出展など、規格が守られていないと一緒に出展することは難しくなります。
もちろん、アドバイスもさせて頂きますので、遠慮なくご質問頂ければと存じます。
あとから手直しするのは大変ですのでね。


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今回も「早く着いちゃった集合地点」で設定しております、マックでコーヒーを飲んでから会場へ向かいました。
ただ、あまりお越しになられる方もいないので、早く着いちゃった集合場所は、おしまいにしようかな?とも考えております。

あと、メンバー様より水系の底の塗料2点ほどジオラマ教室用にご寄贈賜りました。
ありがとうございます。
寄贈品に関しては、ジオラマ教室の際にはお預け貸出(長期貸出)も可能ですので、遠慮なくご相談頂けますと幸いです。

雨という事もあり、Nゲージ車両のみ持参のメンバー様には、遅刻・早退をして頂きましたが、毎度、朝から最後までお付き合い頂けるメンバー様もおられます。
テーブル設置から最後の片付けや掃除まで、本当にありがとうございます。
今回も最後に「反省会」(感想や報告などの終わりの会)を約10分ほど設けさせて頂きました。
短い時間ではありますが、面白い話も聞けます。
行政から、まん防などが出ていなければ、終わりの会は、時間の許す限り行いたいと存じますので、最後、早くお帰りになられたいなか大変恐縮ですが、またお話を聞かせて頂けますと幸いです。


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次回は、バーベキュー&運転会、その次はまた淵野辺・運転会の予定です。

淵野辺うんちく話

私・高田は淵野辺に住んでいる訳ではありませんが、SRC活動のホームグラウンドとも言える淵野辺(ふちのべ)に関して、ネタが尽きるまで、当面の間、淵野辺報告記事毎に「淵野辺うんちく話」を簡単に連載したいと存じます。
最初のうんちくは、何にしようか?迷いましたが鉄道関連の話として「相武鉄道」に関して触れたいと存じます。

相武電気鉄道(そうぶ)と言われても聞いたこと無いですよね?
高田の妄想や誰かが考えた仮想鉄道などではなく、大正時代の終わりころ、実際に鉄道免許を取得した株式会社の正式名称です。
当時の相模原は、上溝が唯一「町」でして相模原の中心地であり、その他は畑が広がる寒村でした。
でも、横浜鉄道はすでに開業しており、渕野辺から上溝のバス路線(神奈中の前身)も需要があったようで次第に鉄道への機運も高まったようです。
そして、相模原の地主さんなどの協力も得て、淵野辺駅から上溝を経由して田名まで単線の鉄道が敷設されることになったのです。
淵野辺駅から相模鉄道の上溝駅では現在の相模線の下をくぐる立体交差となりました。
今、相模線の上溝駅が高架駅になっているのも当時からの名残りです。
許可は相武鉄道の方が早かったようで、相模鉄道(今のJR相模線)は高架にするしかなかったので、駅も上溝の中心部から離れてしまったという事ですね。
相武鉄道の変電所は上溝付近で、電車の車庫も上溝付近に設置されたと言います。
そして、淵野辺駅のホームには貨車も納入され、あと少しで開業となったところで、昭和恐慌などでの資金難に陥り、発注していた車両代などを支払えず、開業直前で倒産しました。
将来的には、渕野辺から東京方面に伸ばして、鶴川駅・溝の口駅まで延伸させる計画となっていました。
西側へは愛川町まで伸ばすという事で、鉄道免許としては溝の口駅から愛川まで所得もしていたのです。
相模川の高田橋は、当初、鉄道と道路を併用した「鉄道道路併用橋」になる予定でした。

その後、昭和14年頃からは相模原が軍都として大規模に整備されることになり、電力を確保するため相模湖ダムの建設も始まり、当時最新の技術により道路・水道も整備され人口が増える要因となっています。
例えば、相模原市には「星が丘」と言う地名もあるのですが、その星が丘には将校が多く住居を構えたため、そのような地名になった次第です。
よって、相武鉄道の計画は、ほんとタイミングが悪かったとしか言いようがありません。
個人的には線路がなくなったおかげで、踏切がなく、今となっては助かると考えております。


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淵野辺における相武鉄道の名残りとしては、淵野辺駅の南側、横浜線の線路わきには長らく1線分の土地が空いていました。
今では、その土地に淵野辺駅・南口の店舗がある次第です。
もし、相武鉄道が今でもあれば、淵野辺駅はもっと栄えていたことでしょう。
以上、いかがでしたでしょうか?、鉄道ばかりでもお恥ずかしいので、次回は鉄道以外にて渕野辺をご紹介したいと存じます。

最後に編集が完了致しました、運転会の様子の動画です。

鉄道模型Nゲージ運転会報告2022年4月10日 (上溝・一般公開)【相模原鉄道模型クラブ】
鉄道模型Nゲージ平日走行会報告2022年4月14日 (東神奈川・レンタルレイアウト)

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