NO.2659 転属からは1年、キハ200系気動車元佐世保車の現状&キハ220-1101利用記録 | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 

 これまでもご紹介しておりますように、令和3年3月まで、JR九州の長崎地区(長崎線(長崎~諫早間)・佐世保線(早岐~佐世保間)・大村線)では、佐世保車両センターに所属しておりましたキハ200系(両運転台のキハ220形気動車も含みます)気動車が運行されておりまして、長崎地区の足を支えておりました。

 

 これら車両には、青色の「シーサイドライナー」を意味します「SSL塗装」となっておりまして、現在熊本・大分地区がかつて筑豊線・篠栗線など福岡都市圏で見られました赤一色の車両が使用されておりますし、鹿児島地区では黄色の「なのはな塗装」とともにこのカラーの車が見られておりましたし、別の特別カラーを施した車両も存在してもいました。

 

 また、オールロングシート改造されました550番台・1550番台(画像1)の車もありまして、長崎地区も両数が少ない中ではありましたが、様々な車が在籍しておりました。

 

 

 しかし、令和2年からは最新鋭気動車でありますYC1系気動車の量産車両が相次いで導入されておりまして、これによりまして令和3年3月改正に伴いましてキハ200系気動車全12両が各地へと転属するに至っております。

 

 

 佐世保車両センターに在籍しておりましたキハ200系気動車全12両です。実際に全車収めてもいまして、活躍する姿も見られていた訳でしたが、現在はこれら車の姿もありませんので、今となれば懐かしい姿でもありますでしょうか。

 

 (キハ200系気動車12番ユニット)~その下の画像は転属前「赤塗装」化後、現在は大分車両センターに所属

 

 (キハ200系気動車14番ユニット)~現在は熊本車両センターに所属

 

 (キハ200系気動車556番(←6番)ユニット)~現在は鹿児島車両センターに所属

 

 (キハ200系気動車565番(←15番)ユニット)~現在は鹿児島車両センターに所属

 

 (キハ220-1101)~現在は大分車両センターに所属

 

 (キハ220-207)~現在は熊本車両センターに所属

 

 (キハ220-208)~現在は熊本車両センターに所属

 

 (キハ220-209)~現在は大分車両センターに所属

 

 

 転属後のこれら車の姿であります。画像にはありませんが、鹿児島車両センターに転属しました2ユニットに関しましては、黄色の「なのはな塗装」に塗り替えられておりますが、それ以外の車両に関しましては現状通りのままを維持しておりまして、特にキハ200系気動車14番ユニットは「ハウステンボス塗装」を維持しております。尚、キハ200系気動車12番ユニットは上にあるように転属前に「赤塗装」化しておりますので、「現状通り」と述べさせていただきます。

 

 (熊本車両センター、キハ220-207)

 

 (熊本車両センター、キハ220-208)~「SSL塗装」

 

 

 そして、大分車両センターに転属しましたキハ220-1101に関しまして、一度番外でもご紹介しましたが、このほど久大線を利用しました際にこの車に乗車する事をできておりました。今回ここからは、その模様に関しまして皆様にご紹介してまいります。

 

 

 前回ご紹介しました際は、鳥栖駅での留置姿、そして久留米駅からの発車シーンを収めておりましたが、この時転属から1年近く経過しましてこのキハ220-1101を収める事ができておりました。私自身、正直あまり転属しました車両を収める事ができておりませんでしたが、ようやく1年近く経過しましてこの車を収めるに至っておりました。

 

 そんなこのキハ220-1101は、佐世保車両センター、その前の旧長崎車両センター時代には、2両ユニットの増結用車両として使用されておりまして、3両編成の先頭・最後部、以下画像のようにキハ220形気動車同士の連結で使用されておりまして、1両編成で運行されると言った事はありませんでした。したがって、現在は長崎地区で見られなかった姿で運行されるにも至っております。

 

 

 ここからは、久留米駅から乗車しました模様をご紹介します。この時乗車しましたのは1845D(12時14分発)でありまして、たまたまこの車にあたることができておりました。

 

 「SSL塗装」という事で「シーサイドライナー」時代の模様・ロゴも残されております。特にその下の画像の「SSL」ロゴに関しましてはこのキハ200系気動車以外にもキハ58系気動車、キハ66・67系気動車でも見る事ができていたものでしたが、現在のYC1系気動車ではこのような姿を見る事ができませんので、移った所でしか見る事ができないのは残念な所でしょうか。

 

 (「SSL」ロゴ)

 

 大分車両センターに転属しておりますので、当然の事ながら表記は「分オイ」であります。よく見ますと「崎サキ」から一度消して上に記されている事がお分かりいただけます。

 

 そして、日田行きの行先であります。日田行きの方向幕(19番)は由布院行き(17番)と同様、緑の方向幕となっておりますので、

 

 【参考、キハ200系気動車大分車両センター行先】

  1 (白幕)
  2 回送
  3 試運転
  4 団体専用
  5 大分
  6 中判田
  7 犬飼
  8 三重町
  9 豊後竹田
 10 豊後荻
 11 宮地
 12 大分
 13 別府
 14 肥後大津
 15 豊後国分
 16 庄内
 17 由布院
 18 豊後森
 19 日田
 20 鳥栖
 21 久留米
 22 善導寺
 23 筑後吉井
 24 天ヶ瀬
 25 向之原
 26 熊本
 27 うきは
 28 佐伯
 29 市棚
 30 延岡
 31 南延岡
 32 亀川
 33 田川後藤寺
 34 添田
 35 阿蘇

 

 

 さて、キハ220-1101の日田行きは、12時14分に久留米駅を発ちました。久留米駅を発った直後の車内が以下の通りでありましたが、この時には学生さんの姿も多く見られておりまして、立席も見られておりました。

 

 (久留米駅発車直後の車内)

 

 所でこの車には、案内表示器も設けられております。しかし、その案内表示器は長崎地区では使用されていたものの、大分所属時には使用されておらず、正直残念な印象ではありましょうか。

 

 

 私は上の画像からもわかりますように、最後部に乗車しておりました。列車は、久留米駅を発ちまして、鹿児島線との3線区間が続く事になりますが、この区間は約1キロにも及びますので、後にいますといつ分かれるのかわからなくなるほどでもあります・・・。

 

 (別の位置より)

 

 

 そして、約1キロほど並行しまして鹿児島線と分かれまして、久大線を東へと向かいます。乗客は、久留米高校前・久留米大学各駅で更に多くの乗車がありましたが、善道寺・田主丸・筑後吉井・うきは各駅と言った主要駅を中心に多くの方が降りられておりました・・・。

 

 

 列車は、筑後草野駅を発ちまして、大分県に入りまして夜明駅へやってまいりました。この時乗客はまばらになるほどまで減っておりました。本当に、久留米駅からしますと県境にも及びますので、余裕があるのもわからなくもないでしょううか。

 

 

 こうして、夜明駅にやってまいりますが、進行方向右側には筑後川が並行で流れておりました。この日は晴れていた事もありまして、川も穏やかな姿が見られておりました。

 

 こちらは運賃表であります。鳥栖駅からは1130円、久留米駅からは860円であります。また、48・49番に関しましては48番が博多駅、49番が二日市駅を表していたようであります。

 

(別の画面)

 

 

 こうして、夜明駅へやってまいりました。今回夜明駅で下車した理由は、ここから代行バスに乗り換えまして添田方面へと向かうためでありまして、正直終点まで乗りたかったなと思ったほどでありました。

 

 所で、夜明駅は現在は1・2番ホームのみの使用でありますので、日田彦山線のホームでありました3番ホームの使用はありません。そのため、線路も錆びているなど他のホームと違った姿が見られております。尚、次回ご紹介しますが、3番ホームの部分には柵も設けられておりまして、正直寂しくなるなと思ったほどでした・・・。

 

 (日田方合流部)

 

 

 今回は、長崎地区に在籍しておりましたキハ200系気動車の現状、そして大分車両センターに転属しましたキハ220-1001の久留米→夜明間乗車記録をご紹介しましたが、正直長崎地区で活躍していた塗装のままで運行されている姿は一見目立っているようにも思います。それでも、この車に関しましてはかつて長崎地区に転属した際もすぐに塗装変更せずに、しばらく「赤塗装」で運行されていたほどでもありましたので、それを思いますとまだそのままでいいのではないかとは思われます。とにかく、今後「お呼び」までの間はこのカラーでしょうから、その日まで活躍していただければと思います。