皆様こんばんは、備前国鉄道です。


今日のお昼のこと。


ネットで色々調べていると、近鉄の「あをによし」が貸切列車として走っているとの情報を発見。


残りの昼食を掻き込み、近鉄京都駅へ急行しました。



特急が使用する京都駅3番のりばに高級そうなカラーリングを纏った車両が停車中。

これが、近鉄が来る4月29日(金・祝)から営業運行を始める予定の新しい観光特急「あをによし」です。


今日は報道向けの貸切試乗会だった模様。

駅の発車標や近鉄の列車走行位置情報サイトでは「貸切」、車両の行き先表示器では「試運転」とそれぞれ表示されていました。



「あをによし」というのは、万葉集などで「奈良」にかかる枕詞で、平城京の華々しい雰囲気を表す言葉。

日本屈指の世界遺産や国宝を有する奈良を象徴する観光特急になってほしいとの願いを込めて、この列車名が命名されたといいます。


車両は「しまかぜ」のように新たに製造したものではなく、前回の大阪万博にあわせて1969年にデビューし、昨年11月に引退した特急形12200系(スナックカー)1編成4両を改造。

1号車はイギリスのエリザベス女王が乗車したことがあるんだとか。


車体は、天平時代に高貴な色とされた「紫檀(したん)色」で塗装。

メタリック塗装なので、撮影しているとどうしても自分が映ります😅


前面のエンブレムは、天平文様にも使われた幸せのシンボル「花食い鳥」をイメージ。


車内外ともに天平文様が散りばめられており、実際に乗車した記者の記事を読んでみると「まるで走る正倉院のよう」という表現がありました。

座席は1・3・4号車が向かい合わせまたは窓向きのツインシート、2号車はパーティションで個室風に仕切ることが可能なサロンシートとなっています(上写真は向かい合わせタイプのツインシート)。


「あをによし」は今週の金曜日29日から運行を開始し、大阪難波~近鉄奈良~京都間を全席指定の特急列車として営業。

木曜日を除いた週6日、大阪難波~近鉄奈良を1日1往復、近鉄奈良~京都間は1日3往復となります。

初日のチケットは即完売したそうです。


次々と到着する普通列車や急行列車から降りてきたお客さんも盛んに記念撮影をされていて、注目の高さをうかがうことができました。



初日の4月29日は祝日であるものの、都合が悪く自分は見に行けそうにないので、今日ひとあし早く撮影できて良かったです。

次の課題は乗車かあ

その前にまずは「しまかぜ」に乗りたいなと思っていますが、実現はいつになることやら(笑)


最後までご覧くださいましてありがとうございました。


【追記】YouTubeに動画をアップしました。

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