艦これからの帰宅向けに増結と増発へ! JR西日本広島支社呉線臨時列車運転(2022年4月)

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艦これからの帰宅向けに増結と増発へ! JR西日本広島支社呉線臨時列車運転(2022年4月)

JR西日本広島支社は2022年4月14日、プレスリリースにて4月23日及び24日に呉線で臨時快速列車を運転すると公表した( 呉駅周辺イベント(艦これ)に伴う臨時列車運転について )。今回はこれについて見ていく。

2022年3月ダイヤ改正まとめはこちら!

1. 呉線で増結と臨時増発へ!

今回の2022年4月JR西日本広島支社臨時列車運転では、呉駅周辺での艦これイベントの開催に伴い呉線で輸送力増強を図る。

呉線の運転車両は227系に統一しているが、平日朝は3両+3両の6両による運転があるものの、昼以降は主に3両、ときどき2両+2両の4両で運転している。ただ当日は呉での艦これイベントにともない多くの人数を運ぶ必要があることから、通常主に3両のところを5両や6両に増結する見込みだ

もっとも呉線では土休日でもほぼ終日毎時3本運転を行っており、20~30分間隔で運転しているため、定期列車を増結すればおおむね乗せきれる。ただ、深夜は40分以上間隔が空くこともあり5両や6両に増結しても乗せきれない可能性が出たことから、今回臨時快速列車を増発するに至った。

今回運転する臨時快速列車は呉21時46分発快速広島行きで、6両編成で運転するほか、停車駅は快速安芸路ライナーと同一である。呉線呉~海田市間のうち快速安芸路ライナー通過駅は1日乗降客数数百人程度の駅ばかりなので、快速安芸路ライナーの停車駅であれば十分に需要を拾えるし、快速通過駅は定期普通列車だけで十分賄えるだろう。なお今回運転するこの臨時快速列車は提督という列車名を呉駅が勝手に命名しているらしい。

この臨時快速列車を利用すると、終点広島で山陽新幹線「のぞみ59号」博多行きに乗り換えることができる。ただし上りの新幹線は「こだま874号」福山行きしか残っていないため、岡山や新神戸・新大阪への最終列車は全て終了してしまっている。岡山・新神戸・新大阪への最終列車である「みずほ614号」新大阪行きに乗るためには呉を21時13分に出発する普通広島行きに乗らなくてはならない




2. 8両運転はできなかったのか

今回運転する臨時列車は6両での運転となっているが、それ以上の増結はできなかったのだろうか。

呉線では2019年3月16日JR西日本広島支社ダイヤ改正で全定期列車を現在使用している227系に統一したが、それまでは113系や115系も運転していた。これらの113系や115系は4両固定編成で平日朝は2本つないで8両として運転していたことから、呉線でも8両運転は可能なはずだ。また同じく広島県内の全旅客列車を227系に統一した山陽本線では2022年現在でも3両+3両+2両による8両運転を行っている。

そう考えると227系8両編成の呉線での運転は物理的には可能なはずだ。

ただ今回の臨時列車運転でも最大6両までの運転とするのは、2019年3月16日JR西日本広島支社ダイヤ改正以降呉線の最大両数が6両までとなったため、8両編成での習熟訓練を行っていないことが一番大きいのだろう。


3. 結び

今回の2022年3月12日JR西日本広島支社ダイヤ改正では、呉線で臨時列車を運転するほか、定期列車も多くの列車で増結を図る見込みだ。

今後JR西日本広島支社でどのような臨時列車運転やダイヤ改正を行うのか、見守ってゆきたい。

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