浅草なんぞ32年前から割と頻繁に訪れている場所だけど、走っている車両が違うだけでいろいろ
撮るものが増えるのは、撮り鉄というかはカメラマンあるあるなのだろうか。
周りの風景も細かに移り変わり、その時の空気感を手軽に切り取り残すマストアイテム。
それはこれからも変わらず、加えて自らが生きた証として残っていく。
3月26日・東武桜は早くも満開、そして…
浅草駅3番線に停車中のスカイツリートレイン。
1号車にかかるカーブっぷりが、浅草駅の構造の特異性を物語る。
東京メトロ半蔵門線との相互直通運転が行われるようになったからなのか、今なおも旧態依然の
ホーム構造、有効長の短さが令和の現代もネックとして残り続けている。
ただ、この曲がりっぷりを毎回見るたび、心が高鳴るのも事実。頑なに変わらないものの存在は、なかなかに大きいなと感じさせられる。
スカイツリーは中国語で「晴空塔」なのねw
しばらく車掌氏も、手持ち無沙汰の状態が続き。
少しのギャラリーに見送られて、浅草を後にした。
それでも定期列車より少しゆっくりではあるが、若干切り詰めてとうきょうスカイツリー駅へ。
今回はこの繰り返しであった。
…この後に2往復運用が残されていたが、この日はこれで撤収。
この日も思ったより天気はハッキリせず、逡巡しながら外へ。
最初に品川で友達が乗車する185系の団臨をサクリと撮影し、再び浅草へ…
そう、今回は前日とは逆行動。
浅草駅での入線を撮るという、撮り鉄目線での動きを仕掛けることに。
それでとうきょうスカイツリー→浅草間は潰す事になるが、それも踏まえて前日に乗ったのだし
良い意味で割り切って動きを仕掛けていくこととした。
ただ、天気の不安定さが、最後までほとんど沿線に撮影に出る意欲を削がせたままであったが。
ホーム監視も仕事の一つなわけだし、そこは余計な気を使わせたくなかった。
そういう場面も、日常の駅として良き絵の一つのアイテムになると信じて。
先行する各停で、とうきょうスカイツリー駅へ先回りした。
前日の暖かさも相俟って、だいぶ桜も開花した。
この日の東京では満開宣言が出たが、浅草界隈ではまだそこまでではなかったけど。
それでも、前日に比べると車窓がピンクに染まり、気持ちが高まり始めていた。