波01出入・S-1・玉11に乗車!

今回は首都圏近郊の路線バスのうち、廃止、もしくは運行区間の短縮が行われる都営バスの波01出入、S-1系統、及び東急バスの玉11系統に乗りに行きましたのでレポートしたいと思います。
これ以外の系統にも乗車しましたが、それについての詳細は記事中で解説したいと思います。
なお、これらの系統はいずれも既に運行終了、もしくは運行区間短縮されていますが、記事の執筆がダイヤ改正に間に合いませんでした。
なので、記事中の記述は当時のものとしてご覧下さい。

本日の行程

まずは品川へ出て、波01出入系統で東京テレポート駅へ、そこから波01系統で中央防波堤へ1往復したら、日本科学未来館まで徒歩で移動して急行05系統に乗車して錦糸町へ向かい、一旦総武快速線・横須賀線で武蔵小杉駅まで移動したら、東急バス玉11系統で二子玉川まで1往復し、再び横須賀線・総武快速線で錦糸町へ戻り、そこから都営バスS-1系統で東京駅まで1往復し、そこから急行05系統で日本科学未来館へ、最後は徒歩で東京テレポート駅へ移動して、波01出入系統で品川へ出て活動終了です。
各系統の詳細はレポートの中で説明するとして、早速レポートに入っていきたいと思います。

波01出入系統

まず最初に乗車するのは波01出入系統です。
この系統は品川駅港南口と東京テレポート駅を結ぶ路線であり、系統名に”出入”と付くことからも分かるように、波01系統に使うバスを回送するついでに運行したのが始まりの路線となっています。
このような性質から運行本数は少なく、都内を走る路線でありながら1日2往復しか設定されず、更に都営バスで唯一レインボーブリッジを走行する路線ということもあってバスファンの間では有名な路線だったようです。
しかし、、有明営業所の開設によりそちらへの担当便の移管が進むと、品川からの回送の必要が薄れ本数が減っていき、ついに2022年3月31日をもって運行を終了することとなりました。


というわけで品川駅にやってきました。
波01出入系統はその性質上、朝に東京テレポート駅行き、夜に品川駅港南口行きが設定されているため、乗車するには朝早く品川駅に来る必要があったのです。
なお、休日ダイヤでは比較的遅い時間帯にも走りますが、遠方からも乗りに行きやすい時間帯ということで混むと読んで朝早い時間の便を選びました。


そして、品川駅港南口のバス停にやってきました。
この時点では並んでいるのは数名だけであり、思ったよりは混まないのかなと安堵していました。
なにせ、元々バスファンの間で有名な路線で、しかも廃止の直前というタイミングで、しかも1日2往復しかないわけなので、さよなら乗車組で混むという可能性も想定していました。


意外にも一番上に表示されるという好待遇でした。
成田空港行きや大阪行きの高速バスも発着するんですね。


路線図ですが、それを覆い隠すように廃止のお知らせが貼ってありました。
元々本数が少ないのと、並行してkmモビリティサービスのお台場レインボーバスも運行されているのでそちらで代替できるので、一般利用者はそれほど困らないかもしれません。


時刻表です。
このように運行は朝が中心ですが、土日は遅い時間帯にも設定があり、特に休日ダイヤでは12時台にも設定があります。
ただし、それでも午後の運行はないので、時刻表が13時までしかありませんw


大きな廃止のお知らせもありました。


ところで、JR東海と書かれたバスが通ったんですが、白ナンバーですし従業員の送迎用とかでしょうか?


こちらは先程も名前が出たお台場レインボーバスです。
波01出入と同じく品川駅港南口を起点にレインボーブリッジを渡ってお台場地区を結んでいます。
運行するkmモビリティサービスは、タクシー会社として有名な国際自動車の子会社となっています。


都バスがやってきましたがこれは浜95という、品川と東京タワーを結ぶ路線です。
ここでふとバス停を見ると20名以上は列を作っていました。
普段からこれだけ乗っている可能性も否定はできませんが、客層的にはさよなら乗車組の可能性が高そうですw
都バスはコロナ対策でマニア席を利用できないようにしているため、マニア席の争奪戦は起きないのですが、窓際に座れないと乗車の楽しみも半減ですからギリギリに来た人は厳しいかもしれませんね。


そして、ようやく波01出入がやってきました。
方向幕には系統番号は出ずに行先だけ表示していますね。


側面の幕を撮ったら乗車です。
この後の活動の都合もあるのでここで都バスの1日乗車券を購入しました。
都バスの1日乗車券はICカード内にデータを書き込む形式となっており、購入時は運転士さんに申告して料金機で残高から代金を差し引きデータを書き込んで貰い、以後の利用時はタッチするだけでOkです。


車内の案内です。
なぜか”出入”の部分が省略されて波01と表示されてしまっており、東京テレポート駅行きでは、波01と区別がつかないのが残念ですね。

それでは発車です。


↑車窓は動画でどうぞ
運転士さんのマイク案内でも路線廃止について案内していました。

品川駅を出るとバスは海岸通りを進みます。


東京モノレールと交差です。


そして、いよいよレインボーブリッジです。
レインボーブリッジは2層構造となっていますが、バスが走るのは一般道部分の下層です。
見晴らしは上層の首都高11号台場線の方がいいですが、下層を走る場合はゆりかもめとの並走が見どころですね。


とはいえ、アプローチ部からは綺麗な景色を楽しめました。
今後もお台場レインボーバスでは見ることが出来る景色ですが、都営バスとして見られるのはもうおしまいですね。

レインボーブリッジを渡り終えるとバスはお台場地区に入っていきます。
終点は東京テレポート駅ですがまっすぐは向かわず、ゆりかもめに沿ってお台場海浜公園駅・台場駅・東京国際クルーズターミナル前駅・テレコムセンター駅を経由してから東京テレポート駅へ向かいます。
中には一般の利用者だったのか途中で降りる人もいましたが、ほとんどがそのまま終点まで乗り通していました。
そりゃあせっかく乗るならば全区間乗りたいですよねw


東京テレポート駅に到着しました。
乗車時間としては30分程度でしたが、レインボーブリッジを渡る景色は見ごたえがあり、楽しい乗車でした。
無くなってしまうのが惜しいですが、今後はお台場レインボーバスで楽しむとしましょう。


後ろからも撮りますがやっぱり幕がきれいに写らない・・・w


しばらく時間があるので東京テレポート駅を軽くご紹介しましょう。
東京テレポート駅は地下駅なので、地上にあるのは駅の入口部分だけです。


また、東京テレポート駅が所属する東京臨海高速鉄道の本社もあります。


本社入口と書いてありました。


フジテレビも近くにあります。
東京テレポート駅での構内放送でも「フジテレビにおいでの方は当駅が下車駅です」と案内されるほか、発車メロディはフジテレビが制作したドラマ「踊る大捜査線」のテーマ曲を使用していたりします。


パレットタウンの大観覧車も見えます。


いわゆる映えスポットなのか、大きなTOKYOの文字がw


観覧車と絡めて


駅前には大きなロータリーが整備されていて、バスターミナルの機能を持っています。
都営バスが東陽町や中央防波堤・門前仲町などに路線を持っている他、京浜急行バスも大井町駅・大森駅に路線を持っています。
また、横浜・鹿島神宮・つくば・土浦・名古屋などへの高速バスや、JAMJAMライナーなどの長距離夜行バスも乗り入れるなど、バスの充実度はなかなかのものです。


乗り場案内です。
乗り場の数は全部で8箇所もありますから、案内を見ないと分かりづらいですね。


次に乗る波01は3番乗り場、さっき乗ってきた波01出入は2番乗り場ですが、1日2本しかない波01出入もちゃんと表示しているのは素晴らしいですね。


波01出入が出る2番乗り場です。
夜の品川行きにも乗るので、またここに来ることになりますが、なにせその頃にはもう夜になっていますから明るいうちに取材しておきましょう。


波01出入廃止のお知らせ


こちらの路線図はちゃんと見ることが出来ますね。


京浜急行バスが来ました。
大井町駅か大森駅からやってきたやつだと思いますが、この路線はかつては首都高を走る珍しい路線となっていました。
しかし、首都高に並行する一般道が開通したことでそちらへ経路が切り替わり首都高は通らなくなりました。
首都高を通っていた時代に乗りに行っていますので、興味がある方はレポートをどうぞ


ロータリーは広々としていて、バスの待機場所も充実しています。


都バス最新鋭の燃料電池バスが並びました。


羽田空港が近いこともあり飛行機も低空飛行で通過していきます。

といったところで、そろそろ次のバスに乗るとしましょう。

波01系統で中央防波堤へ1往復

続いて乗車するのは波01系統です。
先程の波01出入の本体とも言える路線であり、こちらは2022年3月31日以降も継続して運行されます。
波01系統は東京テレポート駅と中央防波堤を結んでいて、第二航路海底トンネルで海を渡る路線でもあります。
沿線はお台場地区を除いて倉庫などの流通関係の事業所が集まる地区となっていて、平日・土曜の朝夕は従業員の通勤需要などもあって、最大で1時間あたり6~7本も運行されるなど主力路線と言えますが、日中では1時間に1~2本程度しか走らず、休日ダイヤとなるとなんと1日1往復になってしまうという、曜日によって本数の変動が激しい路線ともなっています。


波01はこの3番乗り場を使っています。
平日・土曜の朝はかなりの高頻度運行になることもあってか、波01だけで1つの乗り場を独占しています。


時刻表です。
本数については既に書きましたが、本当に平日・土曜と休日の格差がすごいですよねw


バスがやってきました。
先ほどとは別の燃料電池バスがやってきましたが、波01出入に使われた車両がそのまま波01に入るわけではないんですね。


側面の幕を撮ったら乗車です。
この日は休日でしたからこれが始発であり最終でもあったわけですが、意外と乗る人がいました。
中には波01出入からの流れでついでに乗りに来たという感じのバスマニア風の人もいましたが、意外と一般利用者と思われる人もいました。
沿線は倉庫などばかりなので、休日出勤の倉庫勤務の方だったのかもしれません。


車内の案内です。


燃料電池バスということで、車内にも”FUEL CELL BUS”と書いてありました。


座席も今までのバスとは違う近未来的なイメージですね。


↑車窓は動画でどうぞ
燃料電池バスということで、走行音はとっても静かなのにも注目ですね。
以前に京王バスの052系統でも燃料電池バスに乗っていますが、やっぱり静かすぎて違和感がありますw

バスは東京テレポート駅を出ると東京国際クルーズターミナル前駅でゆりかもめと合流し、日本科学未来館・東京港湾合同庁舎・テレコムセンター駅と停車していき、青海二丁目でゆりかもめと分かれていきます。
ここから第二航路海底トンネルを潜って中央防波堤に渡ります。
トンネルを抜けると環境局中防合同庁舎前に立ち寄ってから終点の中央防波堤に到着します。
ちなみに、この第二航路海底トンネルは自動車専用道路となっており、歩道も一応整備されているものの普段はシャッターで閉鎖されているそうで、事実上中央防波堤へは徒歩・自転車・原付バイクなどでは行くことが出来ません。
一方で、車道としては中央防波堤を経て、臨海トンネルを抜ければ大田区へ、東京ゲートブリッジを渡れば江東区へ抜けることができ、首都高湾岸線の渋滞回避ルートとしても活躍するルートのようです。


中央防波堤に到着です。
このまま折り返しの東京テレポート駅行きに乗りますが、これも始発であり最終でもあるバスということになります。
そして、中央防波堤から出られる第二航路海底トンネル・臨海トンネル・東京ゲートブリッジはいずれも自動車専用道路であり、徒歩では中央防波堤から出ることが出来ないため、このバスを逃してしまうとタクシーを呼ぶしかなくなりますから、特に休日ダイヤの日に波01に乗る場合は要注意です。


バスは一旦バス停の先まで進んでから折り返すようです。


海上コンテナの脇に待機する都バス


それでは折り返します。
私同様に乗りバス目的なのか、そのまま折り返す人もいますが、ここで待っていたであろう一般利用者もいました。
それも10名程度並んでいて驚きました。
やっぱり休日もお仕事の方で、夜勤明けとかでこれから帰るんですかね。


ここが第二航路海底トンネルの入口です。
このトンネルが歩行者は通れないために、クルマを使えない人は路線バスに乗るしかありません。
また、臨海トンネルや東京ゲートブリッジには路線バスは運行していないため、公共交通機関で中央防波堤を訪れるには東京テレポート駅からの波01が唯一の手段となります。


トンネルを過ぎてお台場地区に入りまして日本科学未来館です。
次に乗る急行05系統はここから乗車するんですが、全区間乗車したいので一旦通り過ぎて東京テレポート駅まで行きます。
さて、ここからですが、往路とは経路が違い、往路では停車していた東京国際クルーズターミナル前駅に停車しない代わり、シンボルプロムナード公園に停車します。


そして、東京テレポート駅に戻ってきました。

ここからは急行05系統ですが、東京テレポート駅からは乗れないので徒歩で日本科学未来館まで移動します。


お台場を代表する乗り物であろうゆりかもめ


ダイバーシティ東京ですが・・・


等身大ガンダムはもはやお台場名所の1つですね。


な、なんじゃこりゃ~!?
実はちょうどこの日には、お台場で痛車のイベントがあっていたみたいです。
お台場はイベント会場も多いですからね。


ウマ娘の痛車もありました!
今日は乗りバスがメインなので入場はしませんでしたが、楽しそうですね。
また機会があったら参加してみたいです。

急行05系統 日本科学未来館→錦糸町駅

続いて乗車するのは急行05系統です。
この系統は錦糸町駅から新木場駅・東京ビッグサイトを経て日本科学未来館へ至る路線となっています。
運行は土日のみとなっており平日は錦糸町駅~新木場駅・国際展示場駅間の錦18系統が運転されており、平日と土曜・休日で2つの系統が入れ替わりで運行されています。
また、日本科学未来館行きのみ、直行03系統というのも設定されていて、急行05系統は錦糸町駅→新木場駅間は各バス停に停車するのに対して、直行03系統はこの区間でも急行運転を行う種別となっており、錦糸町駅・亀戸駅・西大島駅からお台場へ速達輸送を提供しています。


というわけで日本科学未来館にやってきました。
急行05系統のバス停は敷地内に設けられており、既に都バスが待機済みでした。


ちゃんとしたバスターミナルになっていますね。


待機場所には2台のバスがいました。
錦糸町からの急行05系統のほか、森下からの急行06系統もあるため、ちょうど急行05と急行06のバスが並んでいたんでしょうね。


バス停のポールです。


時刻表です。
平日の運行はないため、時刻表にもその旨案内されています。


幕が出たので撮影します。


側面の幕

そして、しばらくしてバスはバス停にやってきました。
日本科学未来館は多くの来場者を集める人気スポットですが、この時間帯ではまだ帰る人はほとんどいないのか、バスは数名のみを乗せて日本科学未来館を出発しました。


↑車窓は動画でどうぞ

バスは日本科学未来館を出ると東京港湾合同庁舎・テレコムセンター駅前・パレットタウン前(青海駅)とゆりかもめに沿って進み、東京ビックサイト駅前・東京ビックサイト東棟前といったお台場地区のスポットを巡るとあとは新木場駅までノンストップです。
この区間では急行運転をしているということで、系統番号は「急行05」を名乗っているのだと思いますが、逆に新木場から先は急行と言いながら全てのバス停に停車していきます。
新木場から先は地元住民と思われる方が次々と乗ってきて、錦糸町駅が近づく頃には満員近くまで混み合っていましたから、この区間は生活路線としての需要が多いみたいですね。

なお、東京地下鉄総合運動場前付近から亀戸駅までは、JRの貨物線(越中島支線)が並行しており、車窓からも貨物線を見ることが出来ました。
この貨物線は越中島貨物駅・小名木川駅と亀戸駅を結んでいるのですが、現在は越中島貨物駅からのレール輸送列車のみが走るなど都内にありながら閑散路線となっています。
この貨物線を活用してLRTを整備する構想もあるようですが、実現すれば都バスともろに競合することになりますね。

西大島駅では都営新宿線との乗り換えが可能ですが、ここでの乗客の入れ替わりもありました。
そして、国道14号(京葉道路)にぶつかると亀戸駅となり、しばらく国道14号を走行して錦糸町駅に到着です。


錦糸町駅に到着!


駅前からは東京スカイツリーが見えました。
続いては・・・

JRで武蔵小杉へ移動

ここからは玉11系統に乗車するため、一旦武蔵小杉駅へ移動します。
道中では色々撮りましたのでそれをご紹介したいと思います。


留置線にはE217系ばっかりでした。
E235系が登場して結構経ちますが、今でもこんな光景が見られるんですね。


総武緩行線のE231系

動画も撮りました。


↑E231系の入線です。


↑E217系の発車

それではここから武蔵小杉まで移動です。
直通で行ってくれるので助かりますね。


武蔵小杉にやってきました。
相鉄直通線も加わって複雑な駅名標になりましたね。


乗ってきた列車です。


↑そして発車シーン


乗り場案内はカオスなことになっていますw


湘南新宿ラインのE231系


ホームは島式1面2線ですが、混雑が激しくホーム上が混み合い危険なことからホームの増設工事が進行中です。


だいぶ完成していますね。


↑真横には東海道新幹線も通っていて、通過する新幹線を見ることが出来ます。


↑湘南新宿ラインE233系の入線

それではホームを出てコンコースへ向かいます。


ホーム増設工事のお知らせ


ホームだけでなく通路も拡幅されるみたいですね。


工事の詳細も掲示されていました。


改札を出ます。
混雑の激しい駅として知られる武蔵小杉駅だけに改札機の台数がすごいですね。
それにしても、横須賀線のホームから改札がやたらと遠いですw


駅前のタワマンは武蔵小杉名物と言えましょうか。


ロータリーは東横線の脇にあります。


武蔵小杉駅は川崎市にありますから当然川崎市営バスが乗り入れています。

それではここから玉11系統です。

玉11系統で二子玉川へ1往復

続いては東急バスが運行する玉11系統です。
玉11系統は基本は二子玉川から多摩川駅までの路線ですが、土休日の日中のみ、多摩川駅から更に小杉駅東口(武蔵小杉駅)まで延長されていました。
それが2022年4月1日のダイヤ改正をもって武蔵小杉駅への乗り入れが終了し、全日で二子玉川~多摩川駅間での運行となったのです。
これにより多摩川駅~小杉駅東口間の運行がなくなり、この区間には他の路線バスもないため、丸子橋を渡る路線バスが消滅することとなりました。
今回は武蔵小杉駅発着の玉11系統に乗るのが目的というわけですね。


路線図です。
武蔵小杉駅もバスのバリエーションが豊富ですね。


ちょうど玉11系統のバスが通り掛かりました。
しかも、小杉駅東口行きの幕を表示してくれています!


それではバス停へ向かうとしましょう。
玉11の案内が載っています。


時刻表です。
前述の通り、玉11系統の小杉駅東口への乗り入れは土休日だけであり、平日の運行はありません。


廃止のお知らせがありました。
まあ、小杉駅東口から乗れなくなるだけで、多摩川駅からは今後も運行されますけどね。


バスがやってきました。


側面の幕を撮ったら乗車です。

この路線は一般の利用も多いのか、車内のマニア比率は低めのようです。
日中なら毎時4~5本の頻度で出ているので分散するというのもあるでしょうけどね。


↑車窓は動画でどうぞ
丸子橋を渡るバスはもう乗れませんからね。

さて、バスは小杉駅東口を出ると綱島街道へ出ます。
新丸子駅の近くも通りますがここは無視してノンストップで多摩川駅まで行ってしまいます。
丸子橋を渡れば多摩川駅となります。


ちょうど桜が綺麗に咲いていました。

多摩川駅のバス乗り場は東急多摩川線の線路脇に小ぢんまりとあるだけなのにびっくりしました。
多摩川駅を出ると多摩堤通りを走り多摩川沿いに進みますが、ここがなかなかの狭隘路で、大型車同士だと離合に気を使うような道幅でした。
トンネルを抜けて道幅が広がると二子玉川に到着です。


二子玉川に到着!


二子玉川のバスターミナルは駅から少し離れていますが、よく整備された立派なものでした。


乗り場案内です。


ここでもバスを撮ります。


方向幕には東急バスの公式キャラクター「のるるん」もいますね


側面の幕を撮ったら乗車・・・しませんw
実は気付いてしまったのです。
マニア席が開放されていることにw
でも、既に先客がいらっしゃったので1本見送って次のバスでマニア席を確保しようというわけですね。
まあ、マニア席がないバスが来たら本末転倒ですが、そこは運を天に任せるということでw


ということで1本見送って次の小杉駅東口行きです。
果たしてマニア席に座れたのかどうかというと・・・


↑座れました!
なので前面展望動画をどうぞ

気になったのが乗客の乗車時にどこまで乗車するかを運転士さんがその都度確認していたことですが、どうやら多摩川駅までしか利用しない場合と、小杉駅東口まで行く場合で運賃が異なるようであり、二子玉川~多摩川駅間は東京都内なのに対して、小杉駅東口だけは神奈川県川崎市になるためですね。
現金やICカードでの乗車では差額は数十円なので大きな問題にはなりませんが、東京都シルバーパスの場合は東京都内のみの利用なら問題ないものの、小杉駅東口まで行く場合は現金もしくはICカードで運賃を支払う必要が生じるみたいで、特に東京都シルバーパスの利用者に対しては小杉駅東口まで行くかどうか念入りに確認していました。

多摩川駅を出て丸子橋を渡る区間も前面展望を撮ることが出来て大満足です。
この区間は鉄道と完全に並行していますが、恐らくは武蔵小杉の方が商業施設などが充実しているために、日常の買い出しなどの便宜を図っての乗り入れだったんでしょうが、昨今のコロナ禍での利用者減や運転士不足などもあって乗り入れ終了ということになったのでしょうか。


小杉駅東口に戻ってきました。


まだ幕が残っていましたが、最後の1区間はこういう表示になるんですね。

最後にここでも玉11系統の発車を動画で撮ってから撤収したいと思います。


↑東急バスが通りがかりましたがこれは玉11とは関係ありませんw


↑玉11の発車です。

それではまたJRで錦糸町駅へ戻ります。


↑錦糸町駅で撮った「成田エクスプレス」の通過シーン

都営バスS-1系統

ここからは都営バスのS-1系統です。
これも最初に解説すると、S-1系統は東京駅丸の内北口・上野松阪屋~錦糸町駅間を東京スカイツリーなどを経由して結ぶ路線であり、東京スカイツリーへの観光需要を取り込むべく開設された観光路線という位置づけになっています。系統名のS-1というのは、Sightseeingの頭文字ですかね。
当初は銀色のSF風の車体の専用車両まで導入するという気合の入れようでしたが、スカイツリーも開業から時間が経つと観光客も減っていき、末期は専用車の設定もなくなり一般車両での運行になっており、ついに2022年3月31日をもって運行を終了することとなりました。
また、東京駅丸の内北口発着の便は土日のみ設定されており、その本数も4往復と少なく、基本は上野松坂屋前~錦糸町駅間の運行となっていました。


というわけで錦糸町駅前からレポート再開です。


バス停の案内です。
S-1系統は都08系統と同じ乗り場を使用しています。
また、S-1系統の多くは上野松坂屋前行きであり、東京駅丸の内北口行きは土休日しか走らないのは前述の通りです。


時刻表です。
観光路線ということで早朝や夜間には設定がありませんが、毎時1~2本程度は出ていて、まあまあ頑張っている本数ですかね。
なお、赤で書かれているのは東京駅丸の内北口行きです。


廃止のお知らせ


発車標もありました。


↑こちらは動画で


フルフラットバスがやってきました。
このバスは車内の床が完全にフラットになっているのが特徴です。

さて、バス停の行列ですが、30名以上は並んでいそうです。
この路線はバスマニアに限らず地元の方でも愛着を持っている人も多いのか、いうほどマニアではないというような雰囲気の人もさよなら乗車をしているようでした。
都バスは全区間乗っても210円ですからお手軽というのもありますしね。


バスがやってきました。
ん?なんかあるぞ?
でも、今は細かく撮影している暇がないので降りた時に撮るとしましょう。


これも側面の幕を撮ったら乗車です。


車内の案内


東京スカイツリー・浅草などの観光地を巡っていきます。
はとバスみたいな本格的な観光バスの旅もいいですが、こういう路線バスでの旅もいいですよね。
それを考えると廃止は惜しいような気もします。


↑車窓は動画でどうぞ

バスは錦糸町駅を出ると一旦北上して東京スカイツリーを目指します。
停車するバス停は絞られていて、錦糸町駅を出ると押上・とうきょうスカイツリー駅入口・リバーピア吾妻橋前・浅草雷門・浅草一丁目・菊屋橋(合羽橋)・上野公園山下・上野松坂屋前・須田町・神田駅前・日本橋三越・東京駅丸の内北口と停車していきます。
東京の観光地を巡るだけあり一般の観光客の利用もあり、途中での入れ替わりも激しかったように思います。
今回はさよなら乗車組が多くて乗り通す人の割合が高かったですが、普段の利用実態としては短距離で乗客が入れ替わる傾向が強いようですね。
上野松坂屋前を出るとそのまま南下していき秋葉原の電気街へ向かいますが、歩行者天国が実施されているため、迂回運行をしていました。
迂回区間を終えると須田町です。
あとは道なりに神田駅前・日本橋三越と停車して、日本の道路の起点とも言われる日本橋を渡りJRの高架下を潜ったら東京駅丸の内北口に到着です。


降りてももちろん撮影タイム!
他の人も大勢撮っていて、バスでこういう光景はなかなか珍しいかもw


幕をアップで


運転席に備え付けられていたのはS-1系統ラストランの記念メッセージ的なものでした。
都営バスの公式なものなのかはわかりませんが、公営の都営バスがこういうことをするイメージがないので運転士さんの自主制作でしょうか?
ちなみに、この活動の日はS-1系統自体のラストランではありませんでしたが、東京駅丸の内北口発着便のラストランではありました。


↑降車場所からの引き上げシーン


こちらはS-1と一緒に廃止される東20系統です。
今日は乗りませんが別日で乗車していますので、別記事になるでしょうがレポートする予定です。


東京駅駅舎と絡めて


そして、S-1系統はこちらです。
すごい行列になっていますねw


後ろの幕はまだ東京駅丸の内北口行きですね。


しばらくして錦糸町行きに変わりましたがまだドアは開かないようです。


その間に東20を撮影です。


↑東20の方が先に発車するので動画で撮りました。


そして、ドアが開いたので側面の幕を撮って乗車です。
あまりに行列が長いので座れないのではないかと心配になりましたが何とか座れました。


↑復路も車窓は動画でどうぞ

さて、復路となる今回ですが、今度は歩行者天国も終わっているため秋葉原でも電気街のど真ん中を突き抜けていきます。
ですが、驚いたのは東京駅を出る時に道路の植え込みに大勢のカメラを構えたファンが並んでいたことです。
これだけ大勢の人が1つのバスを撮りに来ているというのは廃止間際特有ですね。
いよいよラストランが近づいてきて車内のマニア率はかなり高くなっていました。
メンバーも先程の東京行きで見かけた顔がいくつもありましたw


そして、錦糸町に到着です。


待機場所に移動しても幕は出たままでした。
もしかして運転士さんのファンサービス?

折り返しを待つ間に他のバスも撮りました。


↑フルフラットバス


↑フルフラットバス2回目w


↑そして、S-1がやってきました。


発車まで少しあるので写真でも撮ります。


幕をアップで


あれ?さっきと違う!?
今回は東京駅丸の内北口行きとしては本当のラストランなので特別なものを用意していたんですかね。


↑そして発車です。

さて、ここからは・・・

急行05でお台場に戻る

続いては急行05系統でお台場へ戻ります。
東京テレポート駅から波01出入に乗るためですが、往路で既にレポート済みなのでさくっと行きますw


もうだいぶ日が落ちてきて夜の帳が下りてきました。


急行05がやってきました。


幕をアップで


側面の幕を撮ったら乗車です。

錦糸町を出て新木場駅まではわりと利用者がいたのですが、お台場地区まで行くのは数名だけであり、日本科学未来館まで乗り通したのは私ただ一人でしたw


日本科学未来館に到着です。
とっくに閉館時間なので人影もほぼありませんが、それでもこの時間までバスがあるんですね。

それではここから徒歩で東京テレポート駅へ向かいます。


レインボーブリッジと東京タワーの夜景も綺麗ですね。


ダイバーシティ東京


ガンダムもライトアップされていました。
映像も交えたいわゆるプロジェクションマッピングになっていたのですが、動画は著作権的に微妙かなと思ったのでここには貼りません。


フジテレビ


観覧車


↑観覧車のイルミネーションは凝っていたので動画で

それではあとはここで波01出入系統を待ちます。

波01出入系統でゴール

本日最後の乗りバスは波01出入系統です。
今日の活動は波01出入に始まり、波01出入に終わりましたね。
概要などは説明済みなのでここもサクッと行きます。


待機場所にいる時点で既に幕を出してくれていました。
元々2本しかないのですが、律儀に終前を示す青枠を表示していますね。


幕だけアップで


そして、バスがきました。
ちなみに、このときもバス停には10名以上並んでいました。
ほとんどがバスマニアのようですが、暗くて車窓が楽しめなくとも乗りに来るんですね。
まあ、私もその一人なわけですがw


側面の幕を撮ったら乗車です。


車内の案内です。
今度もやっぱり”出入”の部分は省略されていますが、品川駅港南口行きならちゃんと分かるので記録としてはこれで良しとしましょう。


↑暗いですが最後ということで車窓動画を撮りました。
東京は灯りが多いので夜景としてお楽しみ頂ければと思います。

ここで意外だったのが途中バス停からちょくちょく乗ってきてレインボーブリッジを渡る頃には立ち客まで出ていたことです。
普通にお台場で遊んだ帰りに品川から帰る人たちだったんでしょうが、お台場レインボーバスを待っていてたまたま波01出入が来たから乗ったという感じなんですかね。

レインボーブリッジからは東京の夜景も楽しみ最後の思い出を刻みバスは品川駅港南口に到着しました。


ここで最後の撮影です。


幕をアップで


バス停には案内所もあるのですが・・・


そこに掲出された路線図には波01出入は載っていませんw
都営バスの公式の路線図にも載っていない事が多いらしく、そのため波01出入は幻の路線と言われることもあったんだとか・・・

というわけでレポートは以上となります。
最後までお付き合いありがとうございました。
この次はまたバスネタになりますが、公開までしばらくお待ち下さい。

それでは!

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つばめ501号(管理人) について

関東を拠点に鉄道旅行を楽しんでいます。また、写真撮影や走行音の録音もしています。 サイトの方ではそれら写真や録音も公開していますのでぜひご覧ください。
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