KATO EF61 整備した | 俺の鉄路(テツドウ)!

俺の鉄路(テツドウ)!

ドゥウグゥゥラマァグゥルウァァッッ!!!


整備後の車両

屋根は微ザリングしてます
青屋根の機関車はウェザリング難しい。

側面

パンタグラフ

錆の質感を出すのに苦労しました。
SG周辺はあの独特の汚れと怪しい光沢を表現してみました(笑)

運転室
ブレてますが(苦笑)
背面の仕切りをベージュ、座席をコバルトブルーで塗装しました。


まとめ
ナンバーは斬首の上今年2月頃まで晒し首の刑に処されていた4号機としました。
Nモデルは斬首前の現役時代且つシールド2灯化される前に撮影された写真を参考に仕上げました。
元々取付けされていたホイッスルと信号炎管は塗装などしませんでしたが、画像みてて違和感ありありなのでこのあと塗装します。



EF61という機関車
EF61は貨客両用の機関車として登場。
EF60の弟分みたいな感じです。ただ、EF61は客車牽引時の暖房装備を追加して登場しました。なのでEF60より少し車体が長めとなり、それがEF61のプロポーションステをガッツリ引き上げました。EF61は人々から「スタイル良いいね」と言われる事が多かったとか。

これだけだとサクセスストーリーを歩んでいくかつての誰かさんを彷彿とさせる話ですが、、、
綺麗な薔薇には棘がある
笑みの裏には闇がある
そうなんですね。そんな上手くはいきません。

EF61はクイル(和名 悔いる)式と呼ばれる駆動機構を採用していました。日本における悔いる式はその設計に問題があり歯車が砂や埃を巻き込み易く、歯車噛み合わせ不具合が多発したそうです。本家クイル式はPRR GG1等が積極的に使っていましたが日本で起きたようなトラブルが頻発する様な事はなかったそうです。故に海外勢からは「日本が自分達の実力不足棚に上げて文句垂れてんのワロス」言われています。
この日本悔いる式はEF60、EF61などに採用されましたが、前記したトラブルが絶えなかったので
EF60 悔いる式→リンク式→吊り掛け式
EF61 悔いる式→リンク式
へとそれぞれ更新されています。
ちなみに、リンク式は任天堂のあの人とは全く関係がなく、悔いる式の弱点を改善した機構です。
EF60が更にその後吊り掛け式に変更されているのに、EF61がリンク止まりとなったのは別の問題、運命的な物があったからだと思われます。
さて、その問題の方の話は客車牽引時の暖房装備、マニアっぽく言うとSteam Generator(通称SGこと蒸気発生装置)を搭載してしまった事です。SG自体は先輩にあたるEF58(ゴハニキ)等も搭載していて普通に使われている装備でしたが、EF61は車体軽量化の為に板金を薄くしたのでSGによる錆への耐久値が低くなっていたのです。youはshock!青い屋根が堕ちてくる~!が現実となりました。
そして運命的な話の方は、そもそも製造された時期がまずかったというのがあるかなと。EF61が製造開始された196X年は国鉄が「機関車列車辞めて電車を推してくお」と考え出した頃でした。それ故、EF61はたったの18機しか製造されませんでした。その一年前に量産開始されたEF60は140機近く造られたのに。。。
それらの事から国鉄側もEF61に対しては早く見切りをつけようと考えていたのかも知れません。
不遇な機関車EF61。
NゲージはSG稼働しませんが、仮にSG稼働しても車体がプラスチックなので錆びによる被害を気にすること無く、末長く愛でる事が出来るでしょう。


閲覧、
ありがとうございました