会津若松駅【福島県】(磐越西線、只見線。2016年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
福島県西部、会津地方の中心都市である会津若松市の代表駅で、磐越西線と只見線の接続駅、そして会津鉄道会津線の列車も乗り入れている、
会津若松駅 (あいづわかまつえき。Aizu-Wakamatsu Station) です。

 

尚、写真は2015年および21016年撮影です。現在はJRの車両が世代交代しています。ご了承下さい。
 
 
駅名  
会津若松駅 (駅番号なし)  
 
所在地  
福島県会津若松市    
 
乗車可能路線  
JR東日本:磐越西線 (郡山方面新津方面)、只見線  
(会津鉄道:会津線列車)    
 
隣の駅   
磐越西線  
郡山方……広田駅  
新津方……堂島駅  
 
只見線・(会津鉄道会津線)    
小出方・会津高原尾瀬口方……七日町駅  
 
訪問・撮影時  
2016年8月  
 
 

 

会津若松駅は地平駅で、東側のみに駅舎が設置されています。
西側に駅舎はなく、西側からアクセスするには約120m南の只見線踏切を渡って東側へ回る必要があります。
 
駅舎は鉄筋コンクリート2階建てで、会津若松の町並みに馴染んだデザインになっています。南北に長くなっています。
駅舎・改札口は1階にあり、2階は駅事務室になっています。出入口に段差はありません。出入口には「赤べこ」が置かれています。
また、大きな駅前広場があり、バス停留所とタクシー乗り場が併設されています。
路線バスは駅東側の駅前バスターミナルに発着する便もあります。高速バスは駅前バスターミナルに発着します。
 
上写真は北西を、下写真は西を望む。
 
 

駅前です。東を望む。
後方に駅舎があります。駅前広場には「白虎隊士の像」と鉄輪があります。
駅前は市街地ですが、中心市街地からは北に離れていて、商店はさほど多くなくビジネスホテルが多いです。
会津若松の中心市街地は約1km南です。
約1.7km南には会津若松市役所があり、約2.7km南には会津若松市のシンボルである鶴ヶ城(若松城、会津若松城)があります。
また、2kmほど東(奥)へ進むと、白虎隊自刃の地として知られている飯盛山に到達します。
 
一方、駅西側は住宅街が広がっていますが、500mほど西へ進むと広大な田園地帯へと変わります。
 
 

また、かつて駅北東側には貨物駅が併設されましたが、現在はレールが撤去されて会津若松オフレールステーション(会津若松ORS)として利用されていますが、貨物駅時代の上屋が残っています。
オフレールステーション機能は東側(奥)に集約されており、そこにはコンテナが積まれています。
旅客ホームに近い西側は貸駐車場として使用しています。
 
  

改札口です。西を望む。左右の後方に出入口があります。
交通系ICカード『Suica』などに対応の自動改札機が3通路ありますが、幅広通路はありません。右端にはカウンター形式の有人通路があり、車いすの通行が可能です。
尚、ICカードは磐越西線において喜多方駅以東の主要駅でしか使用できませんので注意が必要です。また、只見線と会津鉄道線では一切利用できません。
 
有人通路出入口の右側には自動券売機、指定席券売機、『みどりの窓口』があり、改札口の左側には「キオスク」、観光案内所、待合室、JR東日本系のコンビニ「ニューデイズ」があります。
尚、自動精算機は未設置だったと記憶しています。出場時に乗り越し精算やチャージが必要な場合は有人通路の窓口(精算窓口を兼ねています)に申し出て下さい。
トイレ・多機能トイレは改札内(1・2番線終端部の通路沿い)と改札外(駅舎外北端部)にそれぞれ設置されています。
そして改札を通ると1番線ホームで、この間に段差はありません。2・3番線へは改札を通って左側の終端部を回り込む屋根あり通路を迂回(段差なし)、または改札を通って右側にある跨線橋(階段・エレベーター併設)を利用すれば到達できます。尚、只見線と会津鉄道線の4・5番線へは跨線橋でしか行けず、しかも跨線橋の4・5番線側にはエレベーターがありませんので、車いすで4・5番線をご利用の場合は駅員にお問い合わせ下さい(階段昇降機を使用します)。
また、改札内には改札外にある「KIOSK」の窓があり、おそらく窓越しで商品を購入可能と思われますが、現在は窓が閉鎖されているかもしれません。
 
 

1番線に設置されている吊下式駅名標です。電照式で、バックライトはLEDです。
JR東日本の標準デザインで、矢印の中央には磐越西線のラインカラーであるブラウンが表示されています。
尚、1番線と2番線は南側が行き止まりになっているため、隣駅欄の右側が空欄になっている一方、磐越西線は当駅でスイッチバックする配線であるため、左側は矢印が二股になっていて、郡山方の広田駅と新津方の堂島駅が併記されています。
ちなみに、会津若松駅に乗り入れる全ての路線において駅ナンバリングが導入されていません。
 
 

こちらは4番線に設置されている只見線の駅名標です。
矢印の中央には只見線のラインカラーである青色が表示されています。
只見線、会津鉄道線とも基本的に当駅止まりですが、土休日などに会津鉄道線の快速『AIZUマウントエクスプレス』が磐越西線の喜多方駅まで乗り入れる事もあり、磐越西線の隣駅も記載されています。
 
 

1番線終端部より磐越西線の郡山方・新津方を望む。
会津若松駅は単式ホーム1面・島式ホーム2面の計3面5線ですが、単式ホームと東側の島式ホームは南端(手前)で繋がっていて、実質的に頭端式ホームとして運用しています。南北方向にホームが延びています。
頭端式ホームの右側(東)が1番線、左側(西)が2番線で、ともに磐越西線の郡山方面、新津方面が発着します。1番線と2番線の間には中線(留置線)が1本あります。
1番線側に駅舎・改札口があり、2番線側の奥の左側には3番線があります。
また、写真奥には跨線橋があります。
 
 

こちらは3番線より磐越西線の郡山方・新津方、只見線の終端方を望む。
右が3番線で磐越本線下り新津方面および只見線下り小出方面(2021年現在は会津川口方面)です。3番線の右側には2番線があり、線路3本を挟んでさらに右側には1番線があります。
そして左ホーム(西)の右側が4番線で只見線下り小出方面(2021年現在は会津川口方面)および会津鉄道会津線下り会津高原尾瀬口方面、左側が5番線で会津鉄道会津線下り会津高原尾瀬口方面のみが使用します。
5番線の左側には留置線が留置線が数本あります。
また、4・5番線は跨線橋でしかアクセスできませんのでご注意下さい。
 
 

こちらは1番線より磐越西線・終端方および只見線・小出方を望む。左から1番線~5番線の順です。
ホーム有効長は1番線が8両、2番線が9両、3番線が7両、4番線が5両、5番線が3両(線路有効長は4両)です。
ホーム幅は1番線と2・3番線が広く、4・5番線がかなり狭いです。
上屋は1番線が終端方(奥)のほぼ8両分、2番線が終端方の8両分、3番線が終端方・小出方(奥)の6両分、4番線が小出方の4両分、5番線が全3両分に、それぞれ設置されています。
各ホームにはベンチ・飲料自動販売機が設置されていて、1番線と2・3番線には空調完備の待合室もあります。2・3番線の郡山方・新津方には2階建ての駅事務室があります。
1番線の終端部近くには駅舎・改札口があり、1~3番線中ほどと4・5番線の小出方には各ホームを結ぶ跨線橋が設置されています。
また、1番線と2番線は終端部にある屋根付きの通路で繋がっています。
 
 

1番線より磐越西線の郡山方・新津方を望む。
この先、郡山方面の線路(右)、新津方面の線路(左)の単線並列となり、住宅地の中を1kmほど北上します。そして国道49号線をアンダーパスすると新津方面線路が左へカーブする形で各方面の線路が分かれます。
 
郡山方面はその後、磐越自動車道をアンダーパスして右手に磐梯山を見ながら田園風景の中を北上し、やがて住宅地に入ると右へカーブして、右手に三菱製鋼の工場を見て走ると進路を北北東に変え、広田駅へと至ります。
 
一方、新津方面はその後、磐越自動車道をアンダーパスして、右手に磐梯山を見ながら広大な田園風景の中をひたすら北北西方向へ走ると堂島駅へと至ります。堂島駅を通過する普通列車が多数ありますのでご注意下さい。
 
 

3番線より只見線の終端方、磐越西線の郡山方・新津方を望む。4・5番線も磐越西線各方面とレールが繋がっています。
駅構内の北西側(左前方)には車庫があり、下路式転車台と扇形庫が併設されています。臨時快速『SLばんえつ物語』で牽引する蒸気機関車が転車台を利用して方向転換します。
 
 

1番線より磐越西線の終端方を望む。右は2番線です。
以前の客車列車時代は機回しのためにもっと先まで線路が延びていましたが、電車運転が主流になったためレールが一部撤去されて頭端式に改造されました。
終端部を回り込むように1番線と2番線を結ぶ通路が設置されており、通路の先にはトイレと多機能トイレが設置されています。
現在、撤去された線路跡にはスーパーマーケットが建てられています。
また、2番線の右側には只見線の線路が前方に延びています。
 
 

3番線直上の跨線橋より只見線・小出方を望む。
ホーム沿いの線路が3番線で、右が4番線・5番線と留置線です。左前方に2番線と1番線が延びていて、行き止まりになっています。
非電化の只見線はこの先、右へカーブして住宅街の中を南西へ走ります。そして左へカーブし始めると難読駅名である七日町駅(なぬかまちえき)へと至ります。市街地の西端部に駅があります。会津鉄道会津線の列車はもう1駅先の西若松駅まで只見線を走行します。
  
  
あとがき  
私が会津若松駅で下車(乗車)したのは2003年、2006年、2009年、2015年、2016年の計5度です。いずれも乗り鉄時に利用しました。駅は頭端式ホームと島式ホームを合わせた構造で、城郭風の大きな駅舎が鎮座しています。また駅構内には貨物設備や扇形車庫・転車台などがあり、見所が多いです。駅前は市街地北端部に相当し、ホテルが多いです。南側に市街地が広がっています。
  
東京からですと東北新幹線で郡山駅まで行き、磐越西線に乗り換えて(磐梯熱海行きを除く)当駅下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です(最大滞在時間…11時間少々)。
一方、大阪からですと新大阪駅から東京駅まで東海道新幹線を利用して、東京駅から先は上記と同じルートで到達できます。若干タイトな日程になりますが、日帰り訪問可能です(最大滞在時間…6時間少々)。
(飛行機の利用は考慮していません)
 
食料・飲料について、駅構内にコンビニがあり、駅近くにもコンビニがあります。一方、駅前に飲食店は少なく、チェーン店は約100m南の「ミスタードーナツ」、約500m北東の「ステーキ宮」くらいでしょうか。あと駅構内に立食いそば店があり、駅弁も販売されています。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
 
東京、大阪とも到達難易度は高いですが、
磐越西線、只見線、会津鉄道会津線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は会津若松駅でも途中下車されてみて下さい!
そして、会津若松へお出かけの際はぜひこれらの鉄道路線をご利用になり、会津若松駅も観察されてみて下さい!
 
(参考:JR東日本のHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)