結局なにも食べられないまま、北春日部駅でちまちまシャッターを切った3月21日午後。
ある程度のツアー行程は掴んでいたものの、主目的である350系の動向に翻弄されてしまった。
そのあたり小田急VSEや現在取り組んでいる西武などとは行動範囲が大幅に変わるため、今後も
新ダイヤを睨みながら緻密に練り直していく必要がありそうである。
追う時は、撮影効率と食事補給が課題。
まったり待つ中で、またリバイバルカラーのスペーシアが轟音を立てて通過していく。
1032レ けごん32号(東武日光→浅草)14:09通過
やっぱりリバイバルカラーに対する撮影意欲は一段、上がる。
最近2編成になって、遭遇率が上がったのもポイントが高い。
そして、14:23。
普段ならありえない、乗客をたくさん乗せて出庫してきた70090型。
春日部支所構内でツアー客を乗せ、ゆっくりと北春日部駅構内に戻ってきたが…
ホームにはつけず、上り通過線よりもさらに向こうの出入庫線からの発車になる。
ツアー最終盤、北春日部から草加まで走るのは71796F。
ここでようやく、日比谷線に絡んだ車両が出てきたw
だがしかし、なぜ草加終着なんだ!?
せめて北千住くらいまでも行かないというのが、また不思議なツアーの所以であったw
ほとんどギャラリーがいない中、ツアー参加中の友人とアイコンタクトを取りつつ撮影。
とそこで、東武動物公園側の出入庫線に動きがあるのを察知した。
350系…動き出した。
特徴的なヘッドライトの灯りが見えたため、70090型のツアー列車の見送りもせず下りで移動。
やはりここから浅草方に動くことはないか。
そう踏んで、まずは東武動物公園まで移動。
最初は、東武動物公園駅で迎撃しようとした。
しかし、スペーシアの通過を眺めていて、ちょうど南栗橋行きが来るタイミングでもあったため
そちらに乗り、先回りを仕掛けてみようとしたのだが…
あれ…
側線に、入ってきた!?
350系の回送は確かに来た。
ところが、側線に入ったのは全くの想定外。
頭を抱えながら、南栗橋行きは無情にも動き出して…
…もうしょうがあるまい。
とりあえず、先回りしておこう。
幸い、周りには同目的の人は誰も居なくなった。
しばらく考えながら乗っていたのだが、ある駅でふと引き出されるようにホームに降りた。
東武動物公園から一つ目3分、杉戸高野台駅だ。
結構ここで撮られた写真は見る機会があったが、この日に限っては誰もいなかった。
情報の出回りがほぼ無かったのだろうか?
そんな自分も今回は全くの気紛れ、偶然で降りている。
いつ通過するのかもわからない。さて困ったなと思ったが。
…そこからわずか2分後。
350系353F、通過!
結局、他に撮っていた人は誰もいなかった。
一人心の中で快哉を叫びながら、一気にシャッターを切って見送った。
4月16日現在、350系4両編成2本(351・353F)は今なお波動用として車籍を残している。
今日も浅草〜会津田島間往復で、クラブツーリズムによる団体臨時列車が運行されたが…
先に書いた撮影効率に対する考えや野岩鉄道・会津鉄道線内での移動計画が纏まらなかった事と
少なくとも6月までに3回は団臨の運転計画を把握しているため、今回は撮影行動を見送った。
データを整理し直してみると、栃木・福島県内以外では案外に過去の撮影記録も残してあるため
もう少し綿密に計画を練り直してみてから、撮りに行く予定を立ててみたいと思う。
…乗り鉄としては、乗れる機会があればいいなぁ、とか。
とりあえず、もう少しは踏ん張って欲しいとは、いち東武ファンとしてひっそり思っている。