鉄道アイテムの変化 | さきた☆たまきのラウンドハウス・第二機関区(アメブロ版)

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新潟駅から新津ゆき列車へ

タブレットの差し込まれた運転ダイヤ表

 

 新潟に行って来ました。いえ、正確には、磐越西線に乗りに…。4月第二土曜日から「SLばんえつ物語」が今期の運転を開始したので、初日の列車に乗車がてら、郡山へ抜けて来たのです。

 かつて「ばんえつ~」は新潟駅から出ていたのですが、4年前のホーム高架化を機に新津発着に変更。まあ、運転の始まった1999年から数年間はそうだったのだから、もとの鞘におさまったわけですけどもね。ただ、新幹線を降りて在来線ホームに移動すれば乗れた頃を知っているので、乗り換えなくてはならないという事実に、正直わずらわしさを感じてしまいます。(鉄の癖に何事だ~!といわれそう^^;)

 

 新津ゆきの普通列車の出るホームには、ツアーバッジをつけた人たちがいて、十中八九「ばんえつ」が目的かと思われます。かつては会津若松ゆきだったこの列車、おととしの春のダイヤ改正からだったか、新津止まりになってしまい、新津始発の会津若松ゆきもあるものの、こちらとの接続をとらないで出てしまいます。よって磐越西線を乗り通すには運転日限定のSLの存在は大きいです。

 

 そういえば、この9時19分発の列車、昨年秋来たときはGV-E400だったのが、今回はキハ110で来ました。はて先月のダイ改で運用変更になったのでしょうか?それから発着番線も2番から5番ホームに変わっていました。

 

 新津ゆきといえど、どっと乗車します。たぶん大部分がばんえつの客やギャラリー…、先刻触れたツアー参加の人たちもいますしね。先頭車両付近で待っていたのは、新津駅での階段の位置がそちら寄りだからと思われます。

 乗車は20分程度なので、はなっから着席はあきらめ、運転室の後ろに立ちます。運転室には運転士が席についており、もうひとり貫通扉のところに制服姿の人が立っていました。その職員はタブレット端末を手にしてなにやら操作している様子、もちろん仕事上のことでしょうから、驚くことはありませんでした。

 

 ところが…、運転台の右側にある縦長のケースにそれが差し込まれたとき「おやっ?!」と思います。こ、これは乗務行路表じゃないですか!従来は紙に印刷されたのをケースに入れたものをよく見ましたが、タブレット端末は初めてです。ちなみに最新式の車両(GV-E400など)はモニター表示なのかもしれませんね。
 JR初期に新鋭だったキハ110も運転台はアナログ寄り、ここにタブレット(通票のほうじゃないですよ)を使うとは…。しかし端末の幅がよく合いました。また厚みも…、ただ、上のほうがやたらスペースがあまっていて、妙~に気になります(^_^;)。

 考えてみると、近年は持ち込み形?のブレーキハンドルはほぼなくなり、行路表も紙からタブレットになると、”ウテシ”さんの持ち物はだいぶさま変わりしているんでしょうね。カードケースのあれをカバンのポケットにさし入れていた姿はもはや過去のものでしょうか…?!

 だがしかし、LED表示化した行き先・列車種別の幕とともに、鉄道部品のラインナップがさらに減っていることを物語っています。運転台のあそこに紙の行路表が掲げられたのはさまになっていましたね。
 もしかして、ゆくゆくはSLのキャブにも行路表@タブレット端末が掲げられる日がくるのかな?!いや~、ああいうデジタルツールは熱に弱いからそれはないか…。ひょっとしたら、動態保存用の古い車両に残るのみになるかもしれませんね。

 

★写真…2022.4@新潟駅/新津ゆき普通列車内