サクラを求めて樽見鉄道 | tundraの世界

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最初の目的は桜を見る事ではなかった。
ただ樽見鉄道に乗って、呑み鉄旅をしたかっただけ。


今回も「JR東海&16私鉄 乗り鉄☆たびきっぷ」を利用した。

朝、10時過ぎに大垣駅に到着。

三島から2時間半で着いたことになる。
ここで樽見鉄道に乗り換える。

大垣駅の樽見線ホームにはちょうど1両編成の気動車が入線してきたところだった。
その光景を見てビックり。
すでに長蛇の列ができている。
どうも沿線に桜の名所が沢山あるらしい。

大きな荷物をコインロッカーに預けてから樽見線に乗る事にした。
 

乗り込んだ後にも次から次へと人が乗り込んでくる。

車内放送が「扉に立ち止まらないで、奥に詰めてください」と言っていた。

ローカル線なのに都会の通勤列車並みに混んだ車内になって出発する。

 

やっと立つスペースを見つけたような状態だから、呑み鉄など到底楽しめなかった。


車内での会話から、姫路から来た人や遠く札幌から来た人がいる事がわかる。

そんな全国的に有名な桜の名所が樽見線沿線にあるなんてまったく知らなかったショボーン

大垣駅から40分ほどで最初の降車駅である谷汲口駅に到着する。


桜は終わりかけていたけど、ときおり吹く風で花びらが舞って桜吹雪が楽しめた。



奥の踏切には多くの撮り鉄が桜と樽見鉄道を撮ろうとカメラを構えている。


谷汲口駅では半分くらいの乗客が降りた。
どうも谷汲山華厳寺と言うお寺の桜が有名らしい。

駅前には警備員がいて観光客をバスへ誘導していた。

本当は降り鉄旅と呑み鉄旅を楽しむ予定だったけど、撮り鉄に変更。
しばらく駅の周りで写真を撮ることにする。


駅前広場においてあったオハフ33型客車と桜をパチリカメラ


しばらく駅周辺の桜の写真を撮ったけどどれもパッとしない。

周囲をロケハンする事にした。

 

この日の天気は快晴。

気温もぐんぐん上がり、予報では夏日になるらしい。


線路沿いを歩き、築堤の小さなトンネルを抜けると駅の裏にでた。

築堤の向こうに谷汲口駅が見える。

レンズを300mmに交換して次の下り列車をパチリカメラ



なんかいい感じに撮れた。

樽見鉄道はボデーカラーが鮮やかで写真写りが良い。

そして隣の駅で列車交換してきた上り列車をパチリカメラ

もう少し引いて撮った方がよかったか?

さらに線路沿いを南に歩いてゆくと根尾川にでた。


そこにかかる第一根尾川橋梁がいい感じ。
次の列車が来るまでの時間、川べりで名古屋駅で買った駅弁を食べることにした。

清流を見ながらのお弁当は本当にうまい

 

列車の通過時間が近づいた。
レンズを広角に付け替えて、下り列車を待つ。


川面と鉄橋を走る列車、そして対岸の桜が撮れた。


写真家中井精也氏の構図をまねてパチリカメラ

構図は似てるけど、ただの列車の写真に見えるのはなぜだろう
主役が川面か列車かはっきりしないのが原因か??

今度は、ちょっと離れたところから橋全体を入れて次の列車をパチリカメラ

山里を走るローカル列車って感じになったかな


さらに次の列車を望遠でパチリカメラ

車内には多くの人が立ってはいたけど、午後になってやや空いてきたみたい。

結局、3時間ほど第一根尾川橋梁にいてしまった。
駅に戻って13:44の樽見行に乗ることにする。


ホームでは子供が列車を見に来ていた。


谷汲口駅から樽見線は山間区間に入る。
綺麗な谷川が眼下に見える。


根尾川を6回ほど渡って、次の降車予定駅である日当駅に到着。

この駅で降りたのは我々だけだった。
でも、この駅も桜で有名だったみたいで、多くの撮り鉄が訪れていた。
みんなトンネルの上の道から、駅に植えられた桜と列車を写真に納めている。

風が吹き、桜の花びらが舞ったところをパチリカメラ

雪が降っている様な写真が撮れた。

日当駅は特に駅舎に特徴のない田舎駅。

普段は乗降客も限られた閑散としてる駅らしい。

ホームにいては写真の邪魔になるので、みんなと同じトンネルの上に移動。
上り列車を待つ。



いい感じに撮れたか。。

桜の時期だけ、増便ダイヤが組まれ、快速列車も運行されている。
列車本数が普段より多いので撮り鉄には被写体が多く良い時期だった。



最後は隣の高尾駅に移動。
何の変哲もない山間のひっそりとした駅で日当駅の隣の日陰駅って感じ。


車でやって来た人がホームに登ってきた。
ただ駅に桜が無いとわかるとすぐに降りて行った。


この高尾駅から大垣駅は1時間ほど。

 

樽見駅を折り返してきた列車で大垣に戻り、

次の目的地に向かうことにする。