350系を見るために、下今市まで来てみたが。
11:19に到着した日比谷線直通運転ツアー列車は、下今市駅で一時運転停車。
停車した隙に、浅草方の先頭に回り込んでみたのだが。
おーっとっとっと…
とっ…
発車。
停車時間、わずか2分。
なんとも実に呆気ない、束の間の再会であった。
乗車中の友人親子とのアイコンタクトもそこそこに、見送り終了。
こうなると、もうやることがない。
6050系もほぼ消え、野岩鉄道も大減便してしまった今では、帰るしかない。
仕方ないので「けごん26号」の特急券を手配して、350系を追うように南へ。
結局20分ほどの滞在で引き返す、バタバタな行程になってしまった。
…だがここでも誤算が。
ホームの売店、かなり混んでいた。
ちょうどお昼時だったので食事を調達したかったが、かなりの行列で買うのを断念。
ここ最近も気をつけていたはずなんだが、やはり食事が二の次になってしまう。
しかもこういう動きをした場合、帰宅してしばらくするとお腹が緩くなる癖があるので…
できる限り出掛けた先で、しっかり食べる。
それが2022年度の鉄旅の目標になるだろうか。今更だが。
だが「けごん26号」はスペーシアリバイバルカラー!
この色のスペーシアに乗るのは、意外にも初めてである。
憧れこそあれ、いろいろあって乗らずに30年余。
ここにきて、やむなくというか気にして乗る選択肢ができてきた。
これから先2年くらい、動向を気にする道筋ができたようである。
自分はやっぱり、この色の方が落ち着いていていい。
いざ乗車すれば、だいぶ東武日光線の行き来には慣れたので、終始のんびり休養。
バブル期に設計・製作された特急車だから、普通車でも居住性はトップクラス。
やはりリクライニングしない350系と比べると、その差は歴然である。
古き良き車両が消えていくのは寂しくはあるが、それが世の常というものだなと。
こうして約1時間余、ツアーの行き先であった南栗橋車両管区春日部支所の横を通過すると、
あれ、そこに着いてた⁉️
てっきり北春日部駅ホームでツアー客を下ろすと思っていたら、東武動物公園側の「電2」?で
停車し、そこで降車扱いとしていたようで、なかなか意外な動きをしていた。
びっくりしつつもこちらは春日部まで停車しないので、とりあえずはそのままやり過ごし…
春日部で降り、スペーシアを撮る。
伊勢崎線界隈でスペーシアのリバイバルカラーを撮るとなると、多分約四半世紀ぶりである。
(2003年前後にライブ撮影のために度々伊勢崎線を利用しているが、撮った記憶が全くない)
イメージアップのために色を変えるのは、一時の戦略としてはアリだとは思うけど…
やっぱり最初に創り上げたものって大事だと思うのよね、とか云々。
そういう部分では、東京メトロの8000系はよくできた電車のひとつだったかもしれないな。
更新で側扉の窓は拡大されたけど、約40年間このままで走ってきたから。
近く18000系の増備が再開されるようで、そうなるとそろそろ先が短いかもしれない。
東急も8500系の引退が決まったし、まだまだ記録したいものがあちらこちらにある。
さて、一服して350系を見るために一度東武動物公園まで戻っている。
350系はツアーで展示はされず、春日部支所の留置線の奥に引っ込んでしまった。
既にツアーでの役目も終わっていたから、すぐに南栗橋の本区に戻らなかったのも意外。
全く動きが読めずにここからますます戸惑い、昼ご飯を食べるタイミングを完全に失う。
仕方ないので、北春日部駅でしばらく撮り鉄しつつ一休み。
回送で入庫する1800系カラーの200系が来たり…
亀戸・大師線用の8000系(8500型)の入換を遠目に見たり…
穏やかな春の気候になり、かつ静かな駅で、しばしまったりと東武電車と戯れたのだった。