番外 平成28年の「熊本地震」から6年になりました、地震から約半月後訪問時の被災地&路線バスの姿 | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

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 掲載日であります4月14日は、平成28年に発生しました「熊本地震」の前震の日でありまして、この時私自身も仕事でありましたが、エリアメールが私のスマートフォンにまで入ってまいりまして、正直恐怖に怯えた日でありました。

 

 この前震では、この後の記事でご紹介しますように、九州新幹線の回送列車が脱線すると言った事態がありましたが、その2日後の本震でも上の画像にあります、熊本のシンボルでもあります「熊本城」も、城内にあります天守閣やお濠などが崩れる被害を受けておりまして、天守閣の上にありますしゃちほこが落下しましたし、瓦もほとんどが落下してしまうなど、大きな地震が2回にわたりましてあった衝撃はいまだに忘れられない所でもあります。

 

 その後は、熊本城も修理がなされておりまして、天守閣も令和3年には復旧が完了しておりまして、既に一般開放されておりますが、それ以外にも壁が崩れた所もありますので、全体の工事が完了するにはまだまだ月日を要するとの事でありまして、完全復旧への道のりもまだ遠い事も実感する所でもあります。

 

 (平成29年撮影)

 

 

 

 さて、今回ここからご紹介しますのは、平成28年の地震直後に訪問しました話題を皆様にご紹介しますが、前半が被災地の姿、後半は九州産交バスの路線バスの姿と合わせてご紹介してまいります。この時は、私の同僚宅を訪れた時でもありましたが、ご覧の皆様も当時の事を思い出していただければと思います。

 

 
 平成28年の「熊本地震」直後、熊本地区では後述でもありますように屋根にシートがかぶせてあったりしているなど、本当に地震の姿が見受けられておりました。

 

 

 この時、私も高速路線バス「ひのくに号」に乗車しまして、益城インター口バス停に下車しますと見られておりましたのは、駐屯地が近い事もありまして、自衛隊の車が頻繁に見られておりまして、しかもそれら車には「災害派遣」と書かれた札もかかっているなど、この当時、自衛隊の方々も全国から来られていたとの事でしたので、災害活動に自衛隊の方々が尽力されているんだなと言う事が伺えておりました。
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 私は益城インター口バス停を降りまして、熊本市東区の同僚宅へ歩いて行きましたが、まず画像は、益城インター口バス停前にあります「マクドナルド」でありますが、この店舗はこの当時は夜8時までの営業でありました。それにしても、よく見ますと熊本県のゆるキャラ「くまモン」が描かれておりますが、「がんばるモン!」と書かれているのが見ていて印象的ではありました。
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 また、こちらは対岸のコンビニでありますが、中に入ってみますとある程度の商品は見られておりましたが、それでも紙類や飲料類などが揃っていない欠品となっている部分も見られておりまして、まだ完全でない事が伺えておりました(あくまでも訪問時の様子です)。
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 さらに、歩いて進んでまいりますと、避難所となっている学校のそばを通ります。ここでは、避難所で集まったごみ類が歩道上にも置かれてありましたが、この当時この学校でも多くの方が避難されていたようでしたので、それだけごみがたまってしまうのも仕方がないと言えましょうか。
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 また、その歩道上のあちこちには「震災ごみ」と称するごみが多くみられておりました。そのごみも、地震発生前には使用していたものたちではありましたが、倒れたりする事で電化製品は特に使用不能になったものも多く見られている訳ですので、この影響は正直大きいものであった事がわかるのではないでしょうか。
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 さらに、こちらは同僚宅の近くでの画像でありますが、画像からもわかりますように、屋根瓦がなくなっておりましたり、倒壊している部分も見られておりました。今回訪れた同僚宅でも、一部の屋根が崩れている所もありましたので、この翌日雨が降る事もありまして、シートを張る手伝いをしたほどでもありました。
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 さて、これからご紹介しますのは、訪問当時のバスに関しました話題をご紹介してまいります。画像の車は益城町に営業所があります九州産交バス木山営業所所属の日野ブルーリボンII(熊本200か12-36、QPG-KV234N3)であります。
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 この「熊本地震」直後は、木山営業所管内の路線のほとんどがこの時地震の影響もありまして運休が続いておりましたし、加えましてこの営業所にお勤めの運転士の方も被災されている方がいらっしゃいましたので、全てが稼働できなかった時でもありました。やはり、最も被災地に近い営業所でもありますので、よりそういった姿が見られていたのは残念な所ではなかったでしょうか。
 

 

 こちらの画像は、益城インターから南の方(木山方面)に向かいます路線バスのバス停(府内古閑バス停)でありますが、この時は1系統((注)県15(木山方面(古閑入口まで))・西12(交通センター・小島方面)のみが運行されておりました。
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 (告知の貼り紙)
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 画像が時刻表でありますが、この時刻表ではこの時平日は青丸、日祝日は×が書かれていない時刻が運行されておりました。この当時は平日6便・土日祝日7便が運行されておりましたが、いずれも木山産交バス停までは運行されず、最後の画像の古閑入口バス停止まりと言う形で運行されておりました。

 

 (平日)
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 (日祝日)
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 この時運行されていた車(熊本22か30-28、いすゞU-LV224M)であります。やはり運行本数が少なく運行されると言うのも、状況を思いますと仕方がなかったのではないかとは思います。ただ、それでも運行されないよりは運行されている方が、地域の方の足としてもふさわしい事ではあったようにも思う所ではなかったでしょうか。
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 今回は、「熊本地震」直後、被災地で収めました姿をご紹介しましたが、正直もう6年になるのかと思う所ではあります。既にこの後復旧も進んだ事もありまして、運行形態も元には戻りましたし、被災地の姿も元に戻った所も見られておりまして、その月日がより伺う所でもあります。しかし、熊本城のようにまだ復旧完了まで時間がかかる所もありますので、それだけこの地震のダメージと言うのも大きかったのではないでしょうか。とにかく、まずは風化しないように、この地震について語り継ぐことも大事なのではないかとも思ってならない所ではあります。

 

 (注)今回の状況はあくまでも訪問時(平成28年5月2日)の状況です。したがって、現在とは様子が変わっている部分も見られておりますのでご理解いただきたいと思います。また、バスの系統番号は訪問当時のものです。