Document of March 11, 2022 VSE's Last Journey⑫ | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

江ノ島が、VSEとの別れに泣いてる。


VSEの撮影の合間に、片瀬江ノ島駅の正面に回ってみた。
この駅にも、降りたのはおよそ4年ぶりだったので。
片瀬江ノ島駅の駅舎は、建て替えられて面目を一新していた。
そんなに変わらないかな?と思っていたが…

↓4年前
こうして見比べると結構な変化。
今の方が竜宮城というよりかはの感じが際立っているようなw

ホームは発車案内がLCDに変わったのと、屋根も張り替えられてリフレッシュ。
屋根高さの部分もプラスに作用していたか、比較的落ち着いていたか。

…しかし、折り返し「えのしま2号」は満席札止め。
やっぱり早い段階で手配しておいて正解だった。

いよいよ最後の定期での片瀬江ノ島発車。

乗務員がプレートを掲げての記念撮影も行われるなどしていたが…

19:57、静かに片瀬江ノ島駅から発車。
ここで「えのしま号」としてもVSEの歴史は一区切りを迎えたのだった。

…ところで、指定された9号車の座席に向かうと。
通路を挟んで反対側に、偶然ある映画に出られていた方が(爆)
銚子で会ったことがなくて、なぜ神奈川県内で会うのか( ̄O ̄;)それも2度目という。


藤沢には20:04頃に到着、スイッチバック。


今回はエンド交換はスムーズに進んだ。
10号車内はかなりの過密ぶりになっていて、近づくのは難儀であったのでホームから。

そして、正向きになって改めて本線に踏み出す。

ちょっと落ち着いた頃を見計らって、10号車の様子も見に行く。
さすがに展望室までは行かなかったが。
それと、会話も憚られるご時世になったので、自席に戻っても黙々と乗り心地を楽しむのみ。
これが普通で、午前の「スーパーはこね9号」がただ単に桁外れの賑わいだったということか。

20:20、大和着。
藤沢方面ホームにもそれなりに人が繰り出していたが、まだまだ穏やかな方だ。
そして、呆気なく定期での江ノ島線上りの走りを終えていく。

20:28、相模大野到着。

4番線に到着した姿を収めたのも、この時が最初で最後になりそうである。
さらに小田原線に入っても、名残惜しさを振り払うように快走を続ける。
町田を通過し、どんどん東へ。

20:43、新百合ヶ丘到着。
ここを出ると、次はいよいよ終点新宿。
ただひたすらに淡々と、日常のまま走るリズムを刻み続けてきたVSE。
新宿に着くと折り返し「ホームウェイ87号」藤沢行きに変わり、定期の有終を飾ることになる。

そのラストステージの旅立ち、新宿は果たしてどうなっているのか。
自分自身定期最後になる、新百合ヶ丘→新宿間の23分間のVSEの乗車で、座席に身を預けながら
惜別よりも不安になりながら最後の乗車時間を過ごしていた。
果たして、悲しいかな、その予感は的中することとなっていくー。