Document of March 11, 2022 VSE's Last Journey⑪ | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

出したいネタは日々溜まっていく。
かと言って、出し過ぎると諸々収拾つかなくなってくる。
別の要因で身体や精神の疲労も重なってくるので、ギリギリでマイペースを持続。

ロマンスカー史上最大の乗り鉄は、まだ続く。


3月11日、19:36。
運転席回りの設備トラブルで6分遅れとなった「ホームウェイ81号」は片瀬江ノ島に到着。
もしそのまま遅れが増大していたら、最悪藤沢〜片瀬江ノ島間は打ち切りになった可能性も。
それだけに少しばかり気を揉んだが、まだ片瀬江ノ島での折り返しに余裕があったのが幸い。

定期最後の片瀬江ノ島駅は、利用客と撮り鉄で混雑。
といえども、3月26日に団臨運行が既にアナウンスされていたのもあったからか、復路に回送で
定期運行の幕を下ろしたLSEの時に比べれば、まだ遥かに大人しい方だったのである。


それもあったからか、まだこの時には自分も気持ちの余裕がそれなりに残っていた。

気温も低かったし、うまい具合にクールダウンさせてくれていたのだろうか。

それでも、人が多い方に向かうと現実に引き戻されたりするのだがね。
それぞれが思い思いに、最後のVSEとのひとときを過ごしていた。

ホーム灯に照らされて浮かび上がる、VSEのシルエット。
これまでに静かな頃に幾度となくこうしたシーンはあったはずだが、結局また最終日にこうして
混んでいるときに限って乗りに来てしまったのは、また今後の課題になる。
もっとも、最終日特有の空気感を写真にパッケージすることも好きなのではあるが。

そんな複雑な気持ちを持ちながら、いよいよ最後の旅に向けて準備を始める。

一時改札外に出て、乗車が始まった折り返し「えのしま2号」となるVSEの姿も。
定期列車として残された時間は、いよいよわずかだ。