富士急行から富士山麓電氣鐵道へ
大月駅〜河口湖駅(26.6km)を結ぶ富士急行株式会社の鉄道路線「富士急行線」は、2022年(令和4年)4月1日(金)付で富士急行株式会社から分社化し、
1926年(大正15年)創立当時の社名を復活させた新会社「富士山麓電氣鐵道株式会社」として発足。
※訪問時は社名変更前の富士急行株式会社時代
富士急行(現・富士山麓電気鉄道)の下吉田駅から特急「フジサン特急11号」河口湖行きに乗車
富士急行(現・富士山麓電気鉄道) 8000系電車「フジサン特急」
元小田急電鉄のJR御殿場乗入れ特急「あさぎり」用のロマンスカー20000形(RSE車)を譲受し改装した車両。
8001号編成は、クモロ8001+サロ8101+クモロ8051の3両編成。
《小田急ロマンスカーRSE20000形特急あさぎり号時代︰Wikipediaより》
車体には色々な富士山のイラストが描かれている。
1号車は指定席の展望車両、2・3号車は自由席車両
下吉田駅で、13時25分発特急「富士山ビュー特急4号」河口湖発・大月行きと交換
扉は折戸
13時25分下吉田(しもよしだ)駅発車
フジサン特急は、ハイデッカー構造
デッキと客室の仕切扉の自動・手動切替スイッチ
自由席
座席はリクライニングシート
壁に細長い折りたたみ式テーブルを設置。座席を向かい合わせにした際に使用するテーブル
下吉田駅からさらに33パーミルの勾配を登ると、富士山が間近に見える。この日の富士山頂は雲に覆われていた。間もなく富士山駅。
富士山駅(旧・富士吉田駅)は平面スイッチバック構造。駅手前で河口湖方面からの線路と合流。
富士山(ふじさん)駅(旧・富士吉田駅)到着
富士吉田市の玄関口である富士山駅は標高809m。ホームは2面3線の頭端式。平面スイッチバック駅であり全列車が停車。列車はここで進行方向が変わる。
6000系6000番台「リサとガスパールトレイン」(元・JR東日本205系0番台量産先行車)と交換
富士山駅を発車し、フジサン特急は河口湖方面の線路に入る。
富士急ハイランド(ふじきゅうはいらんど)駅停車
プラットホームは富士急ハイランドに直結している。富士急行本社所在地。
背後に富士急ハイランドの各種ジェットコースターが見える。
晴れていれば富士急ハイランドの奥に雄大な富士山が望める。
河口湖駅
間もなく終点の河口湖駅。駅に隣接する留置線には数多くの車両が留置。
新宿駅からやってきたJR東日本の特急「富士回遊号」の臨時増発便が停車中
JR東日本大宮総合車両センター東大宮センター所属の波動用輸送車両E257系5500番台OM-51編成
波動用輸送に携わっていた185系電車に変わり導入された編成
13時40分、終点・河口湖(かわぐちこ)駅到着
JR東日本から乗り入れてくる定期特急「富士回遊号」E353系特急型電車(松本車両センター所属)
河口湖駅は標高は857m。副駅名は「富士河口湖温泉郷駅」。プラットホームと駅舎は構内踏切で結ばれている。
2面3線の地上駅
木造の駅舎内には、鉄道や高速バス窓口・物産館・カフェなどが入居し、観光地の玄関口らしい駅。富士山麓電気鉄道の本店所在地。
富士山麓電気鉄道 静態保存車両「モ1号」
河口湖駅前広場には、富士山麓電気鉄道のモ1形(モ1号)電車が静態保存。1929年(昭和4年)の路線開業に合わせて日本車輌製造で製造された電車。
河口湖へ
河口湖駅から徒歩約10分の河口湖畔へ。
湖畔には、土産物店、飲食店、温泉ホテルなどが立ち並ぶ。
河口湖遊覧船
河口湖畔船津浜の遊覧船乗り場
富士五湖汽船の遊覧船「天晴(あっぱれ)」
★動画(下吉田駅)↓↓
※2022年(令和4年)3月
(続く)