新・空と鷹と鉄の間に

ヒコーキ、ホークス、鉄道好きのブログです。

週末パスで乗り鉄2022春〜5

2022-04-10 08:40:41 | 旅行

朝ごはんを食べてから部屋に戻り支度をして8時ごろに再度出発。新潟駅へ向かいます。

新幹線乗り換え改札口の自動改札機が、新幹線仕様になっていました。
2022年はJR東日本のほとんどの新幹線でなにかしらの周年を迎える年で、40周年の東北新幹線大宮ー盛岡間、上越新幹線大宮ー新潟間を筆頭に、30周年の山形新幹線福島ー山形間、25周年の秋田新幹線盛岡ー秋田間、北陸新幹線高崎ー長野間、そして20周年の東北新幹線盛岡ー八戸間です。その新幹線イヤー2022の一環として東京駅をはじめとするいくつかの駅で新幹線改札口の自動改札機に新幹線のラッピングがされています。たまたま誰もいなかったので撮れました。

乗車するのは新幹線ではなく、0822発秋田ゆき特急いなほ1号。東北新幹線が地震の影響で不通になっているこの日では秋田へ鉄道で向かう手段の一つであります。この列車も東京駅を0608発のとき301号と接続しており、とき号が到着すると新幹線乗り換え改札口を通る人がちらほらといました。

この列車で乗車するのはグリーン車。このいなほ号で使われているE653系のグリーン車が、JR東日本の特急列車とは思えない破格の座席となっています。

2-1の3列配置もJR東日本の在来線特急ではなかなかお目にかかれない席配置ですが、前後の間隔も驚きの1820mm。このシートピッチは新幹線のグランクラスよりも広い値となっています。

また座席の前後にはパーテーションが設置されており、リクライニングも気兼ねなく倒すことができます。
E653系は常磐線特急用に1997年に登場した電車で、上野ー勝田・高萩間の特急列車フレッシュひたち号に使用されていました。短距離特急なので全車普通車のモノクラスで登場し使用されていましたが、2010年にスーパーひたちの651系とともにE657系に置き換えられる際に、羽越線特急いなほに転用されました。途中東日本大震災による常磐線特急置き換え計画の変更により遅れましたが、2013年からいなほ号として走っています。その際にグリーン車が必要になり、クハE652型を改造して誕生しました。窓割りと座席を揃えたいという思惑から、普通席2列分の窓にグリーン席1列分を当てているために、破格のシートピッチとなりました。

1人掛けの席は山側で、村上から先の笹川流れは2列席越しに見ることになります。幸い2列席は空席だったので、席越しに景色を見ます。窓の外には日本海。波頭も立って少々荒れているようです。

沖合に浮かぶ粟島の姿も見られました。この辺りを並行して走る国道を2度ほど通ったことがあり、運転中はあまり見られない景色を電車の中から見ます。席越しなのであまりよくは見られませんが、帰りの電車は海側の席を押さえてあるので、帰りの楽しみとします。

破格のグリーン車の座席を楽しみ1035着の酒田で下車。週末パスの北限が酒田なのでいなほ号乗車はここまで。本当秋田まで行きたかったのですが。グリーン車に乗車していた鉄らしき人物たちも下車しました。そうなると彼らも週末パス利用のようです。

酒田駅で乗って着た列車を撮ります。列車は乗務員交代をして秋田へと発車してゆきました。

酒田駅は新潟からやってくる観光列車「海里」の終着駅。今回の旅でも組み込む事を考えましたが、1両だけの普通指定席は上り下りとも満席でした。「海里」停車駅の駅名標は特別仕様のものが設置されており、これは先代の観光列車「きらきらうえつ」でも同様でした。
折り返しの特急いなほ号まで1時間ぐらい時間があるのでとりあえず改札を出ます。
 


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