こちらは、2012年4月8日に撮ったもの。つまり、10年前の昨日ということになりますが、01系オンリーにポツンと1000系が佇んでいますが、この時はまだ営業運転に就いていません。1000系の運用開始はこの年の4月11日ですので、デビュー前の姿。とどのつまり、2022年は「東京メトロ1000系デビュー10年」になります。最新鋭かと思っていましたが、その後に2000系(丸ノ内線用)、13000系(日比谷線用)、17000系(有楽町・副都心線用)、そして18000系(半蔵門線用)が次々にデビューしていますので、もはや、最新鋭じゃなくなってしまいました。

 

JR(特に東日本)の場合は車両更改のペースが頗る早いんですが、東京メトロはわりとのんびりしたペースで、銀座線の場合、01系→1000系への置き換え完了までに5年を要しました。中には東西線(05系→15000系)や有楽町線・副都心線(7000系→10000系)のように、途中で頓挫した例もあったりして、置き換えのペースにはバラツキがあるようです。東西線の15000系や有楽町・副都心線の10000系は完全置き換えをしない前提だったのかもしれませんし、計画の変更に伴うものだったのかもしれませんが、だからといって、「いつでも撮れる」と思ったその時は、あと2本、あと1本という事態になって泣きを見ることも多々あります。その時は諦めざるを得ないんですが、「何が何でも撮るんだ」と執着したヲタどもが駅周辺や沿線に侵攻して迷惑行為を繰り返し、一般人を巻き込む・・・。今のあの国の情勢と同じような光景が車両の引退時になると繰り広げられるのです。

 

01系は熊本に飛ばされはしたものの、今も現役ですが、何両か瀕死の銚子電鉄に出向させれば良かったのに・・・。