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京阪神急行B支線

百々怒涛(どどどとー) と申します。関西モノを中心に色々なBトレインショーティーを収集しています。鉄道趣味の中でもニッチな沼に肩まで浸っております。図鑑的にご覧頂ければ幸いです。

JR東日本 165系 新ムーンライト色

いつも当ブログをご訪問頂き、本当にありがとうございます。

ここのところ、当ブログのアクセス数が伸び悩んでおります…。

ま、あんまり変化のない画像が並んでいるので仕方ないか、お金かけて新しいストラクチャーを導入したらどうなるのかな…、等ともやもや考えておりました。

先日、おうちの近所に散策がてら飲食抜きの純粋な「お花見」に行ってきました。

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ちょうど見ごろで満開近かったので、とてもきれいでした。
で2年前を思い返せば、このお花見の時期はちょうどコロナの緊急事態宣言の初回が出ていて、外出できないという極端な状況でした。

そんな時に咲いた桜は、どんなにきれいに咲き誇っても、だれにも見てもらえず散っていったんだなあ、と。

今年もまだ、桜の下でお弁当を食べるようなことはできませんでしたが、こうやって桜の花が見られるだけでも幸せ。

そうやって考えると、もともとこのブログも、誰にも見てもらえずに延々と作っては仕舞われてゆくだけのBトレ達が不憫で始めたもの。アクセスの多寡は問題ではなく、こうして御覧になって頂ける方が居てくださるだけで十分幸せ。

桜の木を眺めながらそんなことを考えていました。

というわけで本日も一切変わり映えしませんが、夜が似合うこちらの車両のBトレインショーティーをご紹介させて頂きます。JR東日本 165系 新ムーンライト色 です。「ムーンライト」とはJR各社が運行していた、特別料金不要の夜行快速列車の愛称です。個人的に親しみがあったのは「ムーンライトながら」で、昔の大垣夜行の流れをくむ列車でした。古の夜行急行・特急「月光」にちなんで命名されています。

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青春18きっぷで利用できる長距離列車として、学生の貧乏旅行の強い味方でした。ムーンライトの起源は、国鉄時代にさかのぼり、新宿-新潟間に設定されたのが始まりとされています。その当時は高速網の延伸に伴い夜行長距離バス網が整備されはじめ、国鉄のシェアを脅かす存在となっていました。そこで、試験的に運用された列車が「ムーンライト」で、EF64と14系座席車3両でスタートしたそうです。この列車が好評を博したため、長期休暇時や週末等に臨時の快速列車として運用されるようになります。その際に投入されたのが、当時急行列車の衰退で運用を持て余していた165系です。165系は国鉄型急行電車の祖、153系の後継車として登場しましたが、高度成長期を迎えた日本では、通勤輸送で使うには2扉デッキ付きは使いにくく、かといってボックス型の固定クロスシートの接客装備では特急用車両程の居住性を見いだせなくなっていました。

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徐々に波動輸送用にシフトしたり、ジョイフルトレインへの改造車が出るようになっていました。ムーンライトへの投入に当たっては廃車から出たグリーン車用のシートに換装され、シート間の広さを広げる等の改良がなされました。こうして登場したのがムーンライト用の165系です。ムーンライトは後に大垣夜行が「ムーンライトながら」と命名されたことを受けて、元祖ムーンライトは「ムーンライトえちご」と名を変えました。この塗色は後期に改造された車両が纏っていたそうです。蛍光色のような黄色と緑の帯が印象的で、いい色合いではないでしょうか1987年に165系が投入されて以降、ムーンライトえちごの運用に就き続けましたが、車齢を重ね走行距離が延びると、老朽化が進んでいきました。2003年、寄る年波に勝てず、後任を485系に譲り、この塗色を纏ったまま引退しました。165系の中でも、定期運用を持ち、最後まで急行形らしい活躍ができた車両かと思います。

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ムーンライト色のBトレを眺めながら、今は昔となった「夜行普通・快速列車」がまだ元気に鉄路を駆けていた頃を偲んでみたいと思います。

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