金沢から帰る前に、ちょっとだけ北陸鉄道浅野川線に寄り道。
内灘駅。面白い形の駅舎ですね。
駅の西側には検車区があり、そこに元東京メトロ日比谷線の03系がいました。2020年12月から運用されています。この車両が停まっている線路が、この先の粟ヶ崎海岸への廃線跡の一部だと言われています。
内灘には6分の滞在で、9時24分発の電車で金沢に戻ります。
金沢に戻り、JR金沢駅の兼六園口側へ。この巨大な門は「鼓門・もてなしドーム」と呼ばれており、金沢の伝統芸能である能楽で使われる鼓をイメージしています。
噴水の中に水で時間を表示する面白い時計。
金沢からはJRの特急サンダーバードで帰れば、大阪まで約2時間40分。しかしそれでは行きと同じ経路なので面白くないなということで、帰りは西日本ジェイアールバスの「北陸道青春昼特急大阪2号」にしました。大阪まで約6時間かかりますが、運賃は得割・ネット割で2250円。
行き先は大阪駅が終点でなくUSJなんですね。車内は隣席もおらず、結構空いてました。
北陸自動車道で日本海を右手に見ながら走行。
福井に着くと雨。えちぜん鉄道の福井駅が新しくなってますね。前回この駅に来たときは、新幹線ホームを使った仮駅でした。
北陸新幹線の高架線が鋭意工事中。
12時30分、南条サービスエリアで15分の休憩。ここで昼ご飯を買い出し。
今庄トンネルを抜けると、すぐ下を福井県道207号線と交差します。この県道は北陸本線の旧線跡を転用したもので、1962(昭和37)年6月に北陸トンネルが開通するまでは、ここを鉄道が走っていたのです。
杉津パーキングエリア。ここは北陸本線旧線の杉津駅跡。
この敦賀湾を望む景色に、1909(明治42)年に北陸本線に乗られた後の大正天皇が見惚れたと言われています。
13時53分、滋賀県の多賀サービスエリアで2回目の休憩。
その後も順調に走ってましたが、京都南インターチェンジを下りてから一般道が大渋滞。京都駅に15分遅れの15時23分に到着し、大阪駅にも相当な遅れが見込まれるとのことなので、京都駅で下車しました。金沢から京都まで約5時間は結構疲れましたね。
京都からは新快速で西明石まで乗り、旅は終了です。
今回は「北陸おでかけパス」「つこうてくだしフリーきっぷ」を使いながら、私鉄線の完乗達成と、越美北線やのと鉄道など久々に乗る路線も楽しめました。
しかし頻発する大雨や豪雨で、毎年どこかの鉄道路線が被災し、運休になっています。これがローカル線だと存廃問題にまで発展するので、毎年ドキドキします。自然災害は防ぎようがないので仕方ないですが、こうまで毎年となると心配になりますね。
おわり。