朝はゆったり8時ころ起きて、昨日の残りである食パンをこたつで頂きます。
質素だけど贅沢な時間。
荷物をまとめて、3日間お世話になったゲストハウスをチェックアウトします。
当初の目論見だった「旅先で偶然居合わせた人と仲良くなるやつ」は叶わなかったけれど、島暮らしを体験できたようで満足度はMAXでした。
この日の出港地は、島の反対側にある"多幸湾"。
多幸湾まで我々を連れて行ってくれる路線バスの発車時刻まで、集落をふらふらと散策することに。
まずは昨夜に空いっぱいの星を拝んだ"よたね広場"へ。
狭いエリアに住宅がギュッと密集してるのがよくわかります。
集落の中は軽自動車1台で埋まってしまうような道路ばかりなので、神津島の島民は運転の上手い人が多いらしい。
ペーパードライバーは徒歩がいちばん安心。
草野球くらいなら充分に出来そうな広さを持つ"よたね広場"には、遊具も複数置かれていて、親子連れが2〜3組遊びに来ていました。
昨日星を見に来た時には気付かなかったけれど、おしゃれな像と椅子もありました。
と言うのも、星をキレイに見せるため広場内には街灯などの照明が一切ありません。
正に"一寸先は闇"の言葉通り何処に何があるのかも判らない状態でした。
なので初見のように広場からの景色を楽しんでいるのです。
余談ですが、この像と椅子は前日(1/26)に置かれたものなのだそう。
なんたる偶然。
せっかくなので座っておきました。
そろそろ時間が頃合いなので、村役場の外観をチラッと覗いてからバスに乗り込みます。
地方の行政機関、特に役所が好きなんですけど、これまで同志に巡り会った事がないんだよね。
それぞれの特色が出ていて面白いと思うんだけど。
貸切状態の路線バスで山を越え、10分ほどで多幸湾に到着。
崩落面が海まで迫り出すダイナミックな天上山がお出迎え。
何度見てもいいね。
ちなみに多幸湾周辺は、宿もレンタカー屋さんもありません。
それなのに路線バスが貸切状態だったということは、いよいよ船でも誰かと居合わせないんじゃないかという気がしてきました。
10:20 約20分の遅れで東京からの"さるびあ丸"が到着しました。
降りてきたのは30人くらい。
流石オフシーズン。
神津島の出港時刻は10:30ですが、当然10分間で荷物の積み下ろしが済むわけもなく。
乗船もスタートしていないので、しばし天上山を眺めながら待ちます。
うーん、良い写真。
この"さるびあ丸"のデザイン好きなんだよね。
白と青の色合いも似合っているし、何より華美すぎないのがいい。
海や空に映えるし。
そうこうしている間に乗船が開始され、