Document of March 11, 2022 VSE's Last Journey⑨ | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

いよいよ、箱根湯本からの最終発車まであと10分足らず。
最後の姿を撮ろうと、周りのボルテージが上がっていく。

周りに流されない事、熱さを中和する事。


邪魔な脚立が一脚あった以外は、幸にして平穏に事が運んだ。
ただ今回はコロナ禍に配慮してか、LSEの時のようなセレモニーは一切行われなかった。
もっとも、そのセレモニーが無かったから脚立が少なかったのだろうか。
だが、それだからこそ脚立使用は目立つことなのだと自戒せねばならぬのだろうが。

それはそうと、箱根湯本駅の終端側は、不自然にホームに空きができていた。
これは別に規制されていたわけではなく…

誰が置いたか、ありがとうVSEの手作りフラッグ。
箱根登山鉄道が用意したものではなく、あくまで誰かファンのお手製だったのだろうか。
鉄道会社の公式のものならともかく、言い方を変えれば私物をホームに置くのはどうなのだろう。
それでなくとも箱根湯本駅のホームは広くなく、背後には売店。
箱根登山鉄道が許可していたのか、これを置いたことでホーム上で円滑な人の流れに支障を生じて
はいなかったのか、など甚だ疑問に残った事象であった。
それぞれのVSEに対する惜別の念は否定されるものでないが、周りに与える影響や程度というのは
多少冷たいと言われようとも、然るべき判断を講じたほうがいいのではないのだろうか。

そんな中ではあったが、箱根湯本発最終「はこね32号」のカレチ氏も記念撮影の被写体にw

そうして…17:25。
17年間通い続けた箱根湯本駅から、ついに離れる時が来た。
外の喧騒は、車内からは思いの外聞こえない。
それが良い事なのか、悪い事なのかはよくわからないけれども。
ともかく、列車に乗っている限りは静かな最後の旅立ちになった。

車内の雰囲気も、午前の「スーパーはこね9号」に比べれば格段に静かだった。
まぁ指定されたのが後ろ寄りの4号車だったのもあるのだろうが。

…その静けさが一時破れたのは、17:38に到着した小田原駅で。
駅員氏有志で、特製プレートを持って出迎えが。
約7分の停車時間があることもあり、ホームに出て定期最後の撮影タイムに。

せっかく停車時間があったので、是非先頭車の所に並んで欲しいとリクエスト。
時間にして僅かではあったが、特製プレートを掲げての撮影会に。

1時間前と比べると、すっかり日が落ちていた。
その時間帯の色合いも、絵になる。

…こうして、小田原駅を17:45に発車。
後々団臨で再入線もしているが、ここでもまた歴史に一区切りとなった。

夕焼けに染まる丹沢の山々を見ながら、最後の疾走。
わりかし静かな車内で、最後の走りを堪能する。


ただ、17:51頃、搭載チャイム4種を流すサービスも。
そのあたりはいかにも、小田急ロマンスカーらしいラストランサービスである。

「はこね32号」は順調に走り続け、次の停車駅は海老名となった。
海老名では既に上り側先頭での撮影を朝のうちに済ませているので、今度は最後尾で撮影をすれば
主要四方向の撮影を満たせる…との考えが頭に浮かんだ。
これは町田でも同じパターンが残されていたので、4号車から2号車まで歩く必要が生じた。
まず、海老名に到着する5分くらい前から歩き始めたのだが…

2号車で、酔っ払い2人組に絡まれた‼️
…爆笑(*≧∀≦*)

ビックリして顔を見たら…
なんのことはない、関西の超大物氏と先輩じゃあ〜りませんか*^艸^*;
向こうは既に箱根湯本でこちらの存在を認識していたようで

(特急券を買う時に)モタモタしやがって〜!
買えんかと思ったわ〜!

と、えらくイジられましたwww

そんなことがありつつも、海老名には定刻到着。

かわいい手作りボードもお出迎えする中、穏やかな時間が流れる。

…そして、諸先輩方に降りる旨を告げ、18:30に町田に到着。

約2分の停車を経て、走り去っていくVSEを見えなくなるまで見送った。

…そしていよいよ、最初で最後のやってこなかったことをやるために動き出す。
ここからクライマックスへ喰らいまっくす!!