服部天神駅【大阪府】(阪急宝塚線。2020年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
大阪府北西部、豊中市南部に広がるの住宅街に位置する阪急宝塚線の駅で、駅近くには駅名の由来となった服部天神宮が鎮座する、
服部天神駅 (はっとりてんじんえき。Hattori-tenjin Station) です。
 
 
駅名  
服部天神駅 (HK 43)
  
所在地  
大阪府豊中市 
  
乗車可能路線  
阪急電鉄:宝塚本線  
 
隣の駅  
大阪梅田方……庄内駅   
宝塚方…………曽根駅   
 
訪問・撮影時  
2020年10月
 
 

服部天神駅は地平駅で、宝塚方(北側)の東西、各ホームごとに駅舎が設置されています。
改札内に地下道などの通路がないため、行先により入場する駅舎・改札口を選択する必要があります。
踏切を挟んで右には下り宝塚方面1号線ホームに面した西口駅舎があり、左には上り大阪梅田方面2号線ホームに面した東口駅舎があります。
写真は大阪梅田方(南)を望む。
 
 

こちらは下り宝塚方面1号線ホームの北端部に設置されている西口駅舎です。南を望む。
左に踏切と東口駅舎があります。
西口駅舎は踏切道と側道に面して開口しています。少し年季が入った、一部2階建ての小さな駅舎です。
出入口には段差がありません。
尚、西口に駅前広場はありません。
 
 

 

西口駅前です。上写真は踏切東側より、下写真は踏切西側より、いずれも西を望む。
踏切の手前左側に東口駅舎があり、踏切の先の左側に西口駅舎があります。
手前(東)から奥(西)に延びる道路は府道145号線ですが、踏切を境に西側は幅員が狭くなっています。
府道沿いには商店街(服部西商店会)が形成されています。阪急の駅前ですが、下町ムードが漂っています。
そして府道から南北の路地に入ると住宅街が広がっています。
約600m北西には豊中ローズ球場やテニスコートが設置されている豊島公園があり、約900m西には大商学園高等学校があります。
 
 

 

西口駅舎内にある西改札口です。こちらからは下り宝塚方面しか行けません。大阪梅田方面は踏切を渡って東改札口をご利用下さい。
2枚とも概ね南を望む。上写真右側と後方に出入口があります。
こちらは駅員無配置で、改札内外にインターホンが設置されています。
交通系ICカード『PiTaPa』などに対応の自動改札機が4通路設置されていて、左端が幅広通路です。
改札口の手前には自動券売機があり、改札内には自動精算機があります(いずれもICカードのチャージが可能)。
そして改札を通って階段またはスロープを上ると下り宝塚方面1号線ホームに到達します。
トイレ・多機能トイレは1号線ホーム上にあります。
尚、服部天神駅構内に売店・コンビニはありません。駅の東約140mに「ファミリーマート」があり、駅の西約150mに「セブンイレブン」があります。
 
 

こちらは上り大阪梅田方面2号線ホームの北端部に設置されている東口駅舎です。南を望む。
右に踏切と西口駅舎があります。
東口駅舎も踏切道と側道に面して開口しています。古い一部2階建ての駅舎ですが、西口より大きいです。元々はこちらの東口駅舎が正面口でした。
出入口には段差がありません。
尚、東口にも駅前広場はありませんが、駅舎前にタクシーが待機可能なスペースがあります。
写真左奥に服部天神宮の参道入口があります。
 
 

東口駅前です。踏切西側より東を望む。
踏切の手前右側に西口駅舎があり、踏切の先の右側に東口駅舎があります。
手前(東)~奥(西)の道路は府道145号で、踏切以東は幅員が広くなっています。府道沿いには商店街が形成されています。
駅から離れると住宅街が広がっています。
ちなみに、服部緑地の中心は駅の北東約2.4kmの丘陵地に位置しますが、少し遠いです。最寄駅は北大阪急行電鉄の緑地公園駅ですが(700m)、阪急における最寄駅は北隣の曽根駅になります(約2km)。また、曽根駅前からは服部緑地経由緑地公園駅西口行きの阪急バス95系統が出ています。
 
 

東口駅前です。南を望む。
右手に東口駅舎があり、右後方にある踏切を渡って左側には西口駅舎があります。
左前方からは服部天神宮の参道である服部元町商店街があり、一つ目の角を右へ曲がり、少し先で左へ曲がると服部天神宮に到達します(駅の約150m南西)。
服部天神宮周辺は狭い道路ばかりです。
 
 

 

東口駅舎内にある東改札口です。こちらからは上り大阪梅田方面しか行けません。大阪梅田方面は踏切を渡って東改札口をご利用下さい。
上写真は南西を、下写真は西を望む。東側と北側に出入口があります。
こちらは駅員が配置されているものの、駅員不在時に備えて改札内外にインターホンが設置されています。
交通系ICカード『PiTaPa』などに対応の自動改札機が4通路設置されていて、柱を隔てた右端が幅広通路です。また、左端の通路は窓口に面しており、有人通路を兼ねています。
改札口の手前には自動券売機があり、改札内には自動精算機があります(いずれもICカードのチャージが可能)。
そして改札を通って左へ曲がり、階段またはスロープを登ると上り大阪梅田方面2号線ホームに到達します。
トイレ・車いす対応トイレは2号線ホーム上にありますが、オストメイト対応トイレは1号線ホームにしかありません。ご利用の場合は駅員にその旨を説明して下さい。
 
 

下り1号線ホームに設置されている吊下式駅名標です。電照式です。
阪急の標準デザインで、新書体が使用されています。
駅ナンバリングも併記されています (HK 43)。
 
 

服部天神駅は相対式ホーム2面2線の地平構造で、南北方向にホームが延びています。
右(西)が1号線で下り宝塚方面、左(東)が2号線で上り大阪梅田方面です。
ホーム有効長は8両分です。ホームドアはありません。ホーム幅は全体的に狭く、大阪梅田方(奥)は特に狭くなっています。
上屋は1号線が宝塚方(手前側)の約6.5両分、2号線が宝塚方の約7.5両分に設置されています。上下列車とも大阪梅田方に雨ざらしになる箇所が発生しますので、雨天時に下車される際は宝塚方の車両にご乗車下さい。
各ホームにはベンチ、飲料自動販売機、トイレがあり、1号線には多機能トイレが、2号線には車いす対応トイレと冷暖房完備の待合室が設置されています。
そして各ホームの宝塚方の端には駅舎と改札口が設置されています。
尚、両ホームを結ぶ地下道などの連絡通路は存在しませんのでご注意下さい。
写真は2号線ホームより大阪梅田方を望む。
 
 

大阪梅田方面2号線ホームの宝塚方の端近く(北側)には、ホームを貫く形でクスノキが伸びています。
これは、服部天神駅が服部天神宮の境内に開設された駅であるため、境内にあった御神木の楠が残されています。
楠には神棚としめ縄が設けてあり(写真上方)、服部天神宮の夏天神祭の際には構内において安全祈願祭が行われます(Wikipediaより)。
ちなみに、京阪本線の萱島駅ホームにも御神木がありますが、萱島駅は高架駅で、木の部分に穴が開いています。
写真は宝塚方を望む。
 
 

1号線より大阪梅田方を望む。
この先、住宅街の中をひたすら南下します。やがて内環状線(府道606号線)と名神高速道路を立て続けにアンダーパスして、その後も住宅街の中を南へ走ると庄内駅へと至ります。
 
 

 


上写真は2号線より、下写真は府道145号線踏切より、いずれも宝塚方を望む。
各ホーム端にそれぞれ駅舎・改札口があり、そのすぐ先に府道145号線の踏切がありますが、この踏切は「開かずの踏切」として、特に朝ラッシュ時は遮断時間が長く、問題になっています。
この先、住宅街の中を大きく左へカーブして走り、北西へ進路を変えると上り勾配で高架区間になります。やがて左手に豊中ローズ球場などがある豊島公園を見て走ると今度は右へカーブして、進路を北北西に変えると曽根駅へと至ります。
 
 
あとがき  
私が服部天神駅で下車(乗車)したのは2020年の1度きりです。兵庫県の全駅を訪問する目的に関連して、兵庫県に近い駅なので下車しました。駅は2面2線と小規模で、また駅前は阪急沿線とは思えないほど下町感が出ていました。駅名の由来となった服部天神宮は、駅の約150m南東に鎮座しています。
 
東京からですと東海道新幹線で新大阪駅まで行き、JR京都線(新快速、快速、普通)に乗り換えて大阪駅で下車。隣接する大阪梅田駅から阪急宝塚本線の普通(行先不問)に乗車して当駅下車です(急行は通過します)。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
一方、梅田からですと阪急の大阪梅田駅から上記のルートで到達できます。余裕で日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅近くにコンビニがありますが、気軽に入れる飲食店は駅前に少なく、300m圏内にチェーン店は「餃子の王将」「宮本むなし」「モスバーガー」くらいでしょうか。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
 
東京からの到達難易度もそう高くありません。阪急宝塚本線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は服部天神駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:阪急電鉄のHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)