(その8からの続き)
-渡島沼尻(8:25発)-
鹿部駅から早朝の国道を北上し、渡島沼尻駅へ向かいました。
渡島沼尻駅に着きました。
入り口には趣ある木造駅舎が建っていました。
この駅舎、老朽化で解体が始まったと聞いていましたが、
待合室に入れなくなったものの、駅舎は残っていました。
ホームは2面2線の簡素な相対式。
周囲の民家もまばらなため、秘境駅に数えられることもしばしば。
歩く少し前にやってた所さんの番組で、団長さんが2日かけて日常利用者を探してたほど。
番組ではなんとか日常利用者を見つけることができましたが、
さっき乗った列車には、この駅から乗ってきた人もいました。
番組に出てきた高校生かなぁ。
また聞き覚えのある「ブーン」という音が聞こえてきたと思ったら、
赤熊さんが単機で通過していきました。
待合室使えなくなったら日常利用者はどうするのと思ったら、
別入口の風除室までは入ることができました。
その先には趣ある事務室が。
入ることはできませんでしたが。
というわけで、次の駅へ向かいます。
駅前から北へ道が続いていたので、まずはそちらへ。
突き当たりを右折して、再び国道へ。
遠くに海が見えました。
牧場の一角にバスの廃車体が放置されていました。
倉庫代わりにでも使ってるのかな?
国道278号線に合流しました。
北へ5分あまり歩くと集落に入りました。
今は「砂原東3丁目」という無機質な地名ですが、
砂原町が森町と合併するまではここが「沼尻」だったそうです。
秘境駅から乗ってきた高校生も、
このあたりに住んでいるんだろうか?
もし渡島沼尻駅が無くなれば、
10分早く家を出ないといけないし、家に帰るのも10分遅くなる。
右手は噴火湾。
対岸は洞爺から室蘭一帯…のはず。
中央付近のひときわ高い山は羊蹄山??
沼尻市街を抜けました。
しっかりした歩道があるということは、歩行者の行き来もあるのかな?
右手は水産関係の倉庫…だったはず。
こういう歩道の段差がくせ者。
雪が積もってるせいで段差の境界が分からず、
いつもの勢いで踏み込むと、思いっきり雪を踏み抜いてしまうんです。
左手に見える北海道駒ヶ岳の雲はほとんど取れました。
昨日とはちょっと雰囲気が違うような気もします。
さらに国道を進みます。
砂原市街が近くなってきました。
(その10へ続く)
渡島沼尻駅周辺のGPSログ(1/35,000)です。
今回のアプローチ路の入り口には「渡島沼尻駅入口」という看板があります。
見落とさないように注意してください。