当ブログでは、NO.2645 におきまして、サンデン交通に存在しておりますノンステップバスのラインナップに関しまして、皆様にご紹介しておりました。
サンデン交通のノンステップバスは、平成16年導入車両より青色一色の塗装に、側面に「NON STEP BUS」と黄色のアルファベット文字で丸く書かれている塗装表示であるのが特徴でありまして、従来の塗装に比べますと、差別化したバスでもあります。確かに、ノンステップである事を意味する事を思えばわからなくはない所ではあります。
現在は、三菱ふそう・日野自動車・いすゞ自動車・日産ディーゼルの4メーカーが導入されておりまして、中でもいすゞ自動車・日野自動車のジェイバス架装車が特に目立っております。
そんなノンステップバスの車両の中では、上の画像にもありますように中型ロング車両も上の画像の三菱ふそう、そして日野自動車のレインボーHRなどが目立っておりますが、そのうちの三菱ふそうエアロミディ(PA-MK27FM)は、九州でも数少ない三菱エアロミディのロングタイプ(10.5メートル)でありまして、平成18年に自社発注で4台導入している車たちでもあります。
そして、このロングタイプに、東京都交通局(都営バス)からの移籍車も導入されておりまして、この記事におきましてご紹介しておりましたが、今回の訪問におきまして乗車も果たしておりました。今回は、前半その乗車の模様、そして後半は降車しておりました小月駅前周辺に関しましても併せて皆様にご紹介してまいります。
都営バスからの移籍車と言いますと、先述のように日野レインボーHR、さらにいすゞエルガなどが導入されておりましたが、画像のエアロミディも複数台が導入されております。尚、今回乗車しました車は長門支所所属車でもありますので、山口ナンバー(山口230あ52-31、KK-MJ27HM)での導入でもあります。
さて、今回往復で長門市・青海島間の準急バスを利用しておりましたが、往路がその車でありました。この準急バスと言いますと、小月より先は豊田町西市・俵山温泉・長門市駅・仙崎駅を経まして青海島まで運行されておりまして、そう言った事から、所要時間も2時間を超える路線でもあります。
(側面行先)
ちなみに、使用車両には画像の車(山口230あ50-23、日野PDG-KV234N2)も使用されております。私自身もこのタイプには何度か乗車しましたが、やはり2時間超路線ではありますので正直長いなと言う印象であった事を覚えております。尚、この車は現在はご当地ナンバーに変わっております。
さて、今回乗車しましたエアロミディの車内です。シートも画像のようになっておりますが、よく見ますと東京都交通局のキャラクターでもあります「みんくる」の姿がシート柄として見られております。こう言った所からもこの車が都営バスからの移籍車である事が伺えるのではないかとも思います。
(「みんくる」柄)
さて、車は唐戸を出ますと関門橋の下を通って行きます。この橋の下を通る際の姿は、大きいなと言う事を実感させてもいましたが、それだけこの橋が九州と本州の大動脈としての姿をう側せているようにも思う所でもあります。
こちらは、復路に収めました関門トンネルではありますが、夕刻でもありましたので、姿がより美しくも感じました(最後の画像も)。ちなみに、その下の画像にもありますようにコンテナ船が関門海峡を通る姿を収める事もできておりましたが、このように多くの船が九州方面・そして韓国や中国など海外へと航行している事が伺わせておりました。
(コンテナ船が関門海峡を通過します)
こうして、45分ほどで小月駅前に到着しまして、往路の乗車が終わりました。この後この車はさらに日本海側まで北上しないといけない訳でもありますので、正直このバスの行程からしますと、乗車区間もまだ半分以下の域ではありましたが、とにかく安全に長門方面へ運行していただきたいと思ったほどでした。
さて、下関市の駅でもありますJR小月駅前には、訪問時その下の画像にもありますようにイルミネーションの姿が見られておりまして、夜には点灯するようになっておりました。尚、このイルミネーションは中旬には終了したとの事でありまして、訪問しました上旬にはまだ見る事ができていた事もわかるような姿でもあります。
(ロータリーの所にありますイルミネーション)~夜には点灯しておりました
また、「サンモール商店街」と言う、小月駅前の商店街の姿も見られておりました。実際にこの商店街にもイルミネーションが点灯するようになっておりましたので、星などの姿がお目にかかるのではないかと思います。尚、この日はお店が開いている店も少なく、この商店街から先は寂しい姿もみられておりました。
(その先に店舗がありますが、開店しているお店はあまり見られませんでした)
そんなロータリー・商店街入口の所にサンデン交通のバス乗場が存在しております。よく見ますと「バスのりば」と書かれている部分が白く塗りつぶされておりまして、「バス乗場ではないのかな?」と言う印象さえも感じさせられますが、実際はバス乗場でもありまして、待合所も設けられている事がお分かりいただけます。
そんな小月駅前バス停の東・北方面の時刻表です。最も多いのが豊田町西市方面でありまして、次いで宇部中央・青海島方面となっております。それでも、運行されております本数は豊田町西市以外は10本には満たしておらず、まさにローカル路線バスとしての姿が見られているのかなと言う印象でもあります。
また、撮影時は下関方面は以下画像の2番ホームでありました。しかし、現在は向かいの3番ホームが下関駅方面となっております。したがって、この時掛かっておりましたロープは現在はほどけております。
(撮影時閉鎖の3番ホーム)
そんなこの小月駅前バス停では、複数台の車を収めておりましたが、画像の車は、西日本車体(西工)96MC架装の三菱エアロスター(下関230あ51-81、KC-MP717M)でありまして、塗装が新しい事からもわかりますように、元は阪急バスからの移籍車であるとの事であります。しかも、このサンデン交通ではこのタイプがこの1台しか移籍導入されていないとの事でありまして、そんな貴重な車を今回私は収めておりました。
一方、こちらは日野レインボーHRによります宇部中央行き(BDG-HR7JPBE)であります。この宇部中央への路線も、下関からでしたら小野田を経由しまして約2時間かかる路線でもあります。そんな中でもこのような中型ロングの車両も使用されておりますので、先述の三菱エアロミディと同様、需要・路線にも特化している事が伺えるのではないかとも思います。
こうして、復路には画像の青海島・長門市方面からの三菱エアロスター(下関230あ52-52、2PG-MP38FM)に乗車しまして、下関へと戻りました。この便に関しましても準急便でありましたが、こう言った車も実際に使用されておりますので、ノンステップバス車両も様々なラインナップがあるとともに、短距離あれば長距離路線も運行している事がわかるのではないかとも思います。
今回は、サンデン交通の準急バスに乗車しまして、下関市の小月駅まで出向きました話題をご紹介しましたが、今回ご紹介しました小月駅前バス停も、豊田・長門方面、小野田・宇部方面、美祢方面への分岐点にもなる場所でもありますので、皆様にご紹介したく今回の訪問行程を組んだほどでした。私自身も、何度か乗り換えでも訪れてはいましたが、今回のようにゆっくりはこれまではできていなかっただけに、より良かったかなと思う所でもあります。また、ご紹介しましたように長距離路線でもノンステップバスが運行されておりますので、ご覧の皆様も存じておきたい方は存じていただければと思っております。