京王線特急&特急「湘南」に乗車

今回は関東近郊での活動です。
全体としては2泊3日の遠征の一部となるのですが、各日程で活動内容が大きく異なるのでタイトルは個別にしています。

本日の行程

本日の行程ですが、この日の活動内容は大きく分けると3つありまして、1つ目は2022年春改正で立川を通過する列車の設定が消滅する「あずさ」を立川駅にて撮影すること、2つ目は同じく2022年春改正で停車駅が変更される京王線の特急に乗車すること、3つ目は特急「湘南」に乗車することととなっており、これについては翌日の活動の都合上、神奈川県内に宿泊する必要があったのでそのついでという感じです。
行程としてはまず立川へ向かい、「あずさ」を撮影します。
続いて中央線で新宿へ向かい、京王線の特急で高尾山口まで1往復します。
途中、乗りバスしたりして時間をつぶしつつ、特急「湘南」を待ち、そこから小田原まで乗車して宿泊したら1日目の行程は終了です。
2日目以降はそれぞれの記事で説明するとして、早速レポートに入っていきたいと思います。

立川で「あずさ」を撮る

まず最初は立川駅から活動が始まります。
ここで今回狙う「あずさ」について解説しておきますが、2022年春改正まで、1日に1往復だけ立川駅を通過する列車というのが設定されていました。
その1往復ですが、下りは新宿を11時ちょうどに出る「あずさ17号」、上りは松本を10時10分に出る「あずさ18号」となっており、この2本は新宿~松本間では八王子・甲府・茅野の3駅にしか停車しないという特急の中でも最速を誇る列車でして、「あずさ17号」は2時間25分、「あずさ18号」は2時間23分で走破しています。
他の「あずさ」ではこの他に立川・大月・小淵沢・下諏訪・上諏訪・岡谷・塩尻などに停車するわけで、かなり停車駅が少ないのがわかると思います。
しかし、この2列車は2022年春改正で停車駅が追加される形となり、立川にも停車するようになりました。
これにより立川駅を通過する定期列車は消滅することとなるため、その通過の様子を撮影しておこうというわけですね。


立川にやってきまして多摩都市モノレールを見つつレポート開始です。


中央線などを適当に撮りながら待ちます。
こういう身近な電車って逆にあまり撮っていなかったりしますからこういう機会にしっかり撮っておきましょう。


カーブがいい感じです。


向かいのホームにいたやつも


このウネウネした感じもいいですね。


↑見慣れたE233系ですが1本くらい動画も撮っておきましょう。


↑そして、いよいよ「あずさ17号」の通過です。
車両自体は珍しくもなんともないですが、立川を通過する光景は見納めですからね。

ところで、昔は「かいじ」「あずさ」「スーパーあずさ」で、それぞれ停車パターンが異なっていて、都心側では「かいじ」は新宿・三鷹・立川・八王子に停車、「あずさ」は新宿・立川・八王子に停車、「スーパーあずさ」は新宿・八王子に停車という感じで住み分けられていたように記憶していますが、「かいじ」の三鷹停車が取りやめとなり、「スーパーあずさ」も徐々に立川に停車する列車が増えていき、最終的には「あずさ」への統合で「スーパーあずさ」自体が消滅することになったんですが、今度の改正をもって中央線特急の都心側の停車パターンは新宿・立川・八王子で統一された形になりますね。

さて、あとは反対方向の「あずさ18号」を待ちますが、それまで30分ほど待つので、その間に構内で撮影ポジションを探しつつ待つとします。


↑そこへ轟音を響かせつつ入ってきたのは貨物列車でした。
どうやら運転停車するようです。


↑続いて発車です。
南武線の方へ入っていきましたので、武蔵野線経由で神奈川方面に向かうのでしょう。

あとは上りの「あずさ18号」を待つのみです。


↑「あずさ18号」の通過です。

これで目的は果たしたので立川を後にします。
続いては・・・

新宿にて

中央線で新宿へやってきた私ですが、ちょっとしたネタがありました。


新宿駅に降り立った私は山手線乗り場にいました。


新宿って何気に撮影に向いた駅ですよね。
まあ、混雑することを除けばですがw


↑発車シーンをどうぞ

え?ネタっていいながらただの山手線じゃないかって?w
ちゃんとネタがありますのでご安心下さい。


もうもったいぶらずに明かしますと、そのネタというのは「ウマ娘ラッピング」です。
最近の記事ではちょくちょくネタにしているのでお気づきだと思いますが、私はトレーナーもしておりまして、私の知る限りでは鉄道業界とのコラボはこれが初ということで注目していました。
以前の活動で目撃こそしていましたが、ちゃんと撮影する機会がなかったので、新宿で時間を持て余すついでに撮ることにしたのでした。
なお、これはウマ娘の運営元であるCygamesがJR東日本に「広告を出稿した」という形であり、厳密にはコラボとはいえないかもしれませんが、ウマ娘たちが山手線に”出走”してくれるのは嬉しいですよね。
なお、今回以外でも何度か撮影をしていて、いずれ1つの記事にまとめたいと思っていますので、興味がある方はその記事の公開までお待ち下さい。

~追記~
ウマ娘電車のレポートはこちら


↑発車シーンの動画を撮ったら次の目的である京王線特急に乗るべく京王線新宿駅へ移動です。

京王線特急で高尾山口へ

それでは続いて、京王線特急への乗車です。
これもまず解説から入りますと、京王電鉄では2022年春改正で準特急の運行を終了するとともに、特急の停車駅を従来の準特急と同等に変更するという改正が行われ、現在は高尾山口方面では新宿を出ると明大前・調布・府中・分倍河原・聖蹟桜ヶ丘・高幡不動・北野・めじろ台・高尾・高尾山口と停車していますが、ダイヤ改正後は笹塚・千歳烏山・京王片倉・山田・狭間が停車駅に加わり、明大前~調布間ノンストップは「京王ライナー」のみになる他、高尾線内は各駅停車となります。
この前に特急の俊足を体験しておこうということで、今回の活動になりました。
ところで、少し前の記事で高尾山口へ行っているので、その時に乗っておけばよかったのではないかと思われる方もいると思います。
なぜそうしなかったのかというと、前回訪問したのは休日だったのですが、休日ダイヤでは高尾山口発着は基本的に準特急として運行されるため、そもそも不可能だったんですね。
まあ、その代わり京王八王子からの特急が運転されていたのでそっちに乗れば・・・という話ではあるんですが、それだと高尾線内での通過運転を体験できませんからね。


というわけで京王線乗り場にやってきまして発車標を撮るところから始まります。
このように平日ダイヤの日中では高尾山口行きのみ特急で、京王八王子行きと橋本行きは準特急として運行されていました。
この中でどちらがレアかといえば消滅する種別である準特急の方に軍配が上がりますが、停車パターンという意味では特急の方がレアですね。


乗り場へ行くと既に入線していました。


表示自体はレアではありませんが一応w

車内では放送をしっかりと聞けるようにとスピーカーに近い席を陣取り発車を待ちます。
新宿を出てしばらくは地下区間を走行し、地上に出ると笹塚ですがここは通過です。
ダイヤ改正後は笹塚を通過するのはライナーだけになるでしょうから貴重な体験になったと思います。
それにしても、都営新宿線からの直通列車と対面乗り換えが出来る笹塚を通過するなんて特急もなかなか思い切った設定ですよね。

京王井の頭線との接続点である明大前に停車すると次は調布までノンストップです。
これもダイヤ改正後は千歳烏山に停車するようになるのでこれまたレアになりますね。
それにしても、千歳烏山って他の鉄道との乗り換え駅ではないわけですが、それでも特急停車駅となっているのは、相応に利用者が多いんですかね。

調布を出て府中に停まるとあとは停車駅が多くなってきますが、JRだと中央線の特快も立川以遠各駅停車だと思えばこんなもんでしょうか。
この区間は準特急と特急の差異はなく改正後も停車駅に変更がない区間となります。

北野から高尾線に入っていきますが、ここからがまた停車駅が変更される区間となります。
今はめじろ台と高尾のみ停車して高尾山口ですが、改正後は準特急に準じて各駅停車となるため、今後この区間で通過運転をするのはライナー列車の「Mt.TAKAO」を除くと急行だけとなります。
その急行についてですが、ダイヤ改正後も設定が続くんですが、急行の停車駅は高尾線内では改正前の特急と同じでめじろ台・高尾となっており、それは改正後も同じなので、高尾線内に限って言えば特急より急行の方が停車駅が少ないという逆転現象が起きています。
急行の運転本数が少ないということで大した問題にはならなそうですが、高尾・めじろ台以外の高尾線の駅の利用者が「特急が停まるんだし急行も停まるでしょ」と飛び乗ってしまい行き過ぎてしまうなんてことにならないといいですが・・・w

そんな事を考えているうちに車窓は自然豊かな景色に変貌し、列車は高尾山口駅の間近まで来ていました。


高尾山口駅にやってきました。
今回は夜の特急「湘南」までに新宿に戻ればいいので時間はたっぷりあるということで周辺散策などもしたいと思います。


折り返しは新宿行きの特急ですが当然ながらこれには乗りません。


とりあえず駅前に出ました。
駅前までは何度も来ているんですが、そういえばちゃんと散策したことがなかったのでぶらぶらと歩いてみます。


なんかミュージアムがあるみたいです。
時間つぶしに行ってみましょうか。


石のオブジェがありました。


いい感じの路地を進みます。


いかにも観光地という風景になってきました。


そうして出てきたのは高尾登山電鉄(通称「高尾登山ケーブル」または「高尾山ケーブルカー」)の清滝駅が見えてきました。
このケーブルカーで高尾山の山腹まで行くことが出来ます。
これに乗ってもよかったんですが、私の中ではケーブルカーは鉄道の仲間だといえ、趣味的にはあまり食指が動かない存在だったりして、ちょっと悩みました。
まあ、でもどうせ暇だし・・・


と思って改札口を覗き込むとなんとロープで閉鎖されていたのです。
どうしたことかと思っていると貼り紙を見つけまして、どうやらこの時は定期点検だとかで運休だったようです。
ちなみに、並行して運行されているリフトは平常運転中だったので、山腹まで行くこと自体は可能だったようです。
でも、一応は鉄のレールを走るケーブルカーならまだしも、リフトじゃますます食指が動かないなぁ・・・w
というわけで、ここは駅の見学だけにしておきます。


何故か北島三郎氏の金ピカな立像がありました。
氏の住居は八王子にあるそうでその縁で観光大使までやっているみたいですね。
マスクもしてWithコロナ対応ですねw

ちなみに、この後「ウマ娘」でガチャを引いたらキタサンブラックを引き当てまして、まさかこのご利益?w


路上からホームが見えたので真横から見てみました。
やっぱりケーブルカーということで車体自体が斜めになっているのが特徴的ですね。


パンタグラフも着いていますが、ケーブルカーは基本的に駅にあるモーターでケーブルを巻き上げて動かす仕組みで、車両には動力はないので、これは車内の照明や空調などへ使用する電気を供給するためのものでしょう。


ひょうたんのオブジェもありました。
口から水が流れるというデザインは凝っていていいですね。


清滝駅を見終えたので続いてやってきたのは「TAKAO 599 MUSEUM」という場所です。
この施設は八王子市が運営する高尾山の自然をテーマにした博物館で、なんと入場無料です。
なお、施設名に着く599という数字は高尾山の標高だそうです。


館内の壁面には高尾山に棲む動物の剥製が展示されていました。


ふくろう



などなど数多くの標本が並んでいました。
高尾山は東京都内ではありますが、こうしてみると自然豊かな場所なんですね。


あと、昆虫の標本もありました。
苦手な方もいると思うのでズームにした写真は貼りませんが、かなりの種類が展示されていました。

その他に生体展示やプロジェクションマッピングなどもあって、無料では申し訳ないほど見応えがありました。
高尾山を訪れたときにはぜひここにも訪れてみて下さい。


建物の側面はなかなか渋い見た目をしていました。
横文字の名前がいかにも最近作られた施設っぽい印象ですが、その割に意外と古い施設なのかなと思ったら、オープンは印象通りの2015年とのことで、これはあえて古そうな見た目にしているだけなんでしょうね。


東京五輪にちなんでか、五輪シンボルのオブジェがありました。


こちらはパラリンピックシンボルですね。

施設の前はちょっとした公園みたいになっていて芝生に腰掛けて休む人もいたので、私もここでしばらくのんびりして時間をつぶすことにしました。


それではそろそろ帰るかということで駅に向かうと緑色の電車がいました。
かつて京王電鉄で走っていた「グリーン車」と呼ばれる緑色の車体を再現したラッピング車のようですね。


駅に戻ってきました。
特急という名前自体は残ると分かっていてもつい撮ってしまいますw


ローマ字Ver.


いました!グリーン車!
なお、グリーン車といってもJRのように上級クラスという意味ではなくて、ただ車体が緑色だからそう呼ぶだけでして、車内はごく普通の通勤電車ですw


行先表示です。


よく見るとヘッドマークが着いていますね。

それではこれに乗って新宿へ戻ります。
復路はあまり書くことがないので記事は新宿へワープ!w


新宿に到着し、折り返しは京王八王子行きの特急となるようです。

さて、それでは撤収しようかなと思ったら何やらカメラを構えて待つ集団を発見しました。
もしや何かネタが来るのか?京王線でネタと言えば検測車とか?
なんて思いつつ一緒に待ってみたんですが・・・


↑やってきたのは7000系でした。
え?7000系って確かに古い部類だけど、わざわざ待ち構えてまで撮るほどか?w


一応写真でも


このヘッドマークが珍しいとかですかね。


と思ったら種別を見て納得!
準特急の記録のために集まっていたわけですね。

さて、この次は・・・

暇つぶしの乗りバス

この後は計画では特急「湘南」に乗るんですが、まだ3時間以上あります。
せっかく大都会の新宿にいるのだから、普通ならショッピングとかを楽しむところでしょうけど、生憎私は買い物は必要な品を入手する手段以上の価値を見出さない人間でして、ましてやそれだけで3時間以上つぶすなんてとても無理でした。
とはいっても、新宿から乗れるような鉄道はほぼ乗り尽くしているしなぁ・・・と思ったらバスなら新宿発着路線でも乗っていないものがたくさんあるということに気づき、暇つぶしは乗りバスと決めました。


というわけで西口駅前に出て乗るバスを考えつつぶらつきます。


写真は都営バスですが、最新鋭のフルフラットバスですね。
実はまだ乗れていないのでとても興味がありますが乗ろうとしたら行ってしまったのでまたの機会にw


続いて京王バスです。
中野行きの宿45系統です。


トイレに行ってから戻ってくると同じく宿45系統ですが、今度は関東バスがいました。
共同運行のようですね。


その脇から現れたこのバスは・・・君に決めた!

というノリで飛び乗ったこのバスは「新宿WEバス」というコミュニティバスでして、京王バスにより運行される新宿周辺を周遊するルートで運行されています。
コミュニティバスというと地方都市や郊外のベッドタウンとかで見られることが多く、大都会の新宿にもあるというのは意外な事実かもしれませんが、新宿駅を起点に新宿西口の地区を周遊するAルートと、新宿御苑・新宿三丁目などの東口エリアを周遊するBルートを始め、時間帯によりいくつかのルートが存在しています。
運賃は一律で1乗車につき100円(小児同額)で、Suica・PASMOなどの交通系ICカードも利用可能であり、東京都区内の路線バスの運賃である220円より割安となっており、新宿駅からごく近いエリアに移動するにはおすすめの路線です。

なお、運行は京王バスが担当していますが、運賃制度上は京王バスが直接運行する路線バスとは完全に区別されており、京王バスが発行する1日乗車券や定期券などは使えませんし、東京都シルバーパスの利用や障害者割引の適用もないなど、コミュニティバスらしい設定も見られます。

また、新宿周辺を観光などで周遊する場合など、複数回「新宿WEバス」を利用する場合には専用の1日乗車券が300円で販売されており、3回以上利用するならば1日乗車券を買う手もあります。
私は1周乗るだけなので普通にSuicaで払いましたけどねw

乗り込むと結構な乗車率となっており、流石は国内屈指の大都会を走るだけあるなと思いましたが、客層はコミュニティバスには似合わないスーツ姿のサラリーマンなどが多かったです。
「新宿WEバス」は朝晩も含めて運行されていますし、オフィスビル等が多い地区も走るので通勤の足としてだったり、業務の用事で利用する人や、出張などで新宿のホテルに泊まる人が駅からの足として使ったりなど、大都会新宿ならではの客層も見受けられました。


東京都政の中枢を担う都庁が見えました。
そういえば、東京に住んで結構経ちますが、今まで都庁をちゃんと見たことってあまりなかった気がします。
鉄道でこの辺りを通る場合、地下路線ばっかりで地上の様子が見えませんからねw


首都高の西新宿JCT付近でしょうか。
こういう複雑なジャンクションは見ているだけで楽しいです。


あっという間に1周して新宿駅に戻ってきました。
車窓から都庁や新宿の超高層ビル郡も見られて、乗るだけで東京観光をした気になれる楽しい路線でした。


バスももちろん撮ります。


非公式側から
「新宿WEバス」は専用塗装のバスが使われていて、ひと目でそれと分かるのもいいですね。
地方のコミュニティバスだと運行会社のバスの塗装そのままのバスに小さくコミュニティバスのステッカーを貼ってあるだけとかのケースもありますからねw

ということで、「新宿WEバス」を楽しんだ私でしたが、まだ時間が余るなぁ・・・
ということで、乗りバスおかわり!w


続いて乗ったのは、ラッピングの為分かりづらいですが関東バスです。
首都圏を走るバスの中では、関東バスってあまり乗ったことがなかったなと思って選びました。
行先は西武線の野方駅というこの路線は、系統名を宿05といいまして、新宿駅から大久保駅・中野駅を経由して野方駅まで至る路線です。
その他に中野駅~野方駅間の区間便と呼べる中01・中02なども存在し、いずれも関東バス単独で運行されています。

大まかには新宿~中野間はJR中央線に並行していて、鉄道の補完という役割で、中野~野方間はJR中央線と西武新宿線の短絡という異なる役割を持つ路線といえますね。
まあ、新宿~野方だとどう考えても電車の方が速いので全区間通しの需要は少ないでしょうがw

バス停に着いたのが発車間際であり前面からの写真を撮っている暇がなかったのですが、流石にほぼ満席状態で、発車間際に乗って座れたのは奇跡という感じw


新宿駅西口のバスターミナルを出ると小滝橋通りを進み、新宿大ガードを横切りつつ、JR中央線に沿って大久保駅まで行きます。
大久保駅の先で大久保通りへ折れて行くと「北新宿」というバス停が出てきます。
実際に北新宿という地区に存在する何ら間違っていないバス停名ですが、鉄道駅としては西新宿・南新宿・東新宿はそれぞれあるのに、北新宿だけは存在しないので、バス停としては存在するというのはちょっと興味を惹かれました。


宮下交差点では山手通りと交差します。
この地下には首都高中央環状線(山手トンネル)と、都営地下鉄大江戸線が通っていますが、いずれも地下ですから地上からその姿を窺い知ることは出来ません。

その先はJR中央線とは少し距離を取りつつ並走して進みますが、この途中には芸能人を多数輩出することで知られる堀越学園があり、バス停名にもなっています。


堀越学園が見えないかと思って撮りましたがただの住宅街の写真にw
実際はこの反対側に堀越学園はあったようですし、そもそもバス通りからは少し奥まったところにあるようで、車窓から校舎は見えないみたいですね。

その後も大久保通りを進み、中野総合病院からは中野通りへ折れてJR中野駅に至ります。


JR中野駅は駅前ロータリーに乗り入れていました。
時間調整なのかしばらく停車した後、野方へ向けて出発しました。
意外にも中野駅を跨いで乗る人がそこそこいましたが、これなら直通運行が維持されているのも納得ですね。

中野駅を得るとけやき通り・早稲田通りへと細かく右左折しつつ東京警察病院の前を通ります。
実はここから野方駅にかけては往路と復路で経路が分かれていて、往路はこのまま直進して環八通りに入って野方駅に向かいますが、復路は中野工業高校などを経由して東京警察病院へ抜けてくるルートのようで、この付近が狭隘なため片道運行としているようです。
このため、片道運行区間のバス停を利用する人は野方駅を跨いでの利用も認められているそうで、循環路線に近い扱いになっているみたいですね。


野方駅に到着!
バス停は駅からは少し離れていて、環八からも外れた場所にあります。
ちなみに、他の環八を通る路線バスも野方駅からの利用が可能ですが、駅から離れた環八通り上のバス停からの利用となるため、今回乗車した宿05など、野方駅を起終点とする路線が最も駅から近い場所で乗り降りできるみたいです。


バスももちろん撮ります。
だいぶ薄暗くなってきましたが、おかげで幕が綺麗に写ります。


バス停の周りは商店街になっていました。


環八通りを跨ぐ橋みたいな場所に立ってみました。
ここで交差する西武新宿線は西武の2大幹線の1つであり、高頻度運行がされてますし、片や環八通りも都内屈指の交通量を誇る幹線道路ということで、平面交差を避けるために環八通り側がアンダーパスの形で立体交差化されていて、沿道へ用事がある人向けに整備されたであろう側道の上からこのような眺めが楽しめます。
ここは路線バスも多く通りますし、撮りバスするにもいい場所かも?


野方駅ですが、まさに環八通りの真上に駅があり、ホームは橋の上にあるような立地です。
環八通りほどの大通りの上にある駅なんて、そうそうないですよね。


なお、アンダーパスによって立体交差になっているのは環八通りだけであり、付近の生活道路は踏切で交差しています。
西武新宿線の運行本数だと開かずの踏切になってもおかしくなさそうですが、野方に停まるのが各駅停車だけなおかげか、ラッシュを向かえるこの時間帯でも開くタイミングがあるようでした。

さて、この後ですが、路線バスで新宿へ戻ってもいいのですが、野方駅も降りたことがないので来たついでに軽く取材したいというのと、そろそろ道路の混雑もひどくなる時間帯でしょうから、バスで新宿を目指すと思いの外時間がかかって夕食を食べる時間がなくなるというのも困るので、電車で新宿へ戻ることにしました。


というわけで、野方駅をご紹介していきます。
橋上駅舎なので駅前にあるのは入口だけです。


正面から


コンコースに入り券売機と改札口です。
典型的な都市の橋上駅舎という感じでしょうか。
なお、この跨線橋部は自由通路となっているため、歩行者に限っては踏切を迂回して線路の向こう側へ行くことが出来るようになっているようです。


北口へも来てみました。
出入口のデザインは南口と共通ですね。


ちなみに、駅前は普通の路地ですw
南口は商店街の中という感じでまだ活気がありましたが、北口は地元の方以外はあまり通らなそうなちょっと寂しい印象でした。
いずれにせよ駅前にバスが入れそうなスペースはなさそうなので、バス停があんな離れたところになるのも納得ですね。


それでは入場します。


ホームへ降りてきました。
シンプルな島式1面2線の駅で、待避や折り返しなども出来ない構造です。
また、停車するのが各駅停車のみということもありホームの有効長は8両分しかないようです。


ここで駅名標です。


縦型


ホームから環八がバッチリ見えます。
こうしてみると本当に環八の上に駅があるのが分かりやすいですね。


電車がやってきましたが、これは新宿とは反対方向です。


ちなみに、上石神井行きです。
この上石神井行きはラッシュの時間帯か深夜帯にしか走らず、なかなかレアな行先です。

あとは新宿方面の電車に乗って西武新宿駅へ向かいました。
すれ違う電車は帰宅ラッシュで混んでいるのに、ガラガラの車内からそれを見るのはちょっとした優越感を感じましたw


新宿へ戻ってきました。
ここで夕飯を食べてから、いよいよ「湘南」に乗車します。

特急「湘南」で小田原へ

続いて乗車するのは特急「湘南」です。
例によってまずは解説から始めますが、特急「湘南」は2021年春の改正から登場した特急列車であり、東京・新宿~小田原を結んでいます。
運行は平日のみで、朝に東京・新宿行きの上り列車、夕方~夜間に小田原行きの下り列車が運行され、かつての「湘南ライナー」「おはようライナー新宿」「ホームライナー小田原」を特急格上げしたものと言えます。
運行形態や停車駅などもおおむねライナー時代を踏襲しており、種別が特急になっただけとも言えますが、使用車種はライナー時代は185系215系251系の3パターンがあったのが、特急格上げ後はE257系に統一されており、東京発着の系統を主力としつつ、かつての「おはようライナー新宿」「ホームライナー小田原」の流れを汲む新宿発着の系統も存在しています。

今回乗車する新宿発小田原行きについてですが、停車駅は新宿を出ると渋谷・藤沢・茅ヶ崎・平塚・二宮・国府津・小田原となっており、渋谷~藤沢間はノンストップであり、他の特急が停車する武蔵小杉や横浜などは通過するかそもそも貨物線経由のため経由しないということになっており、あくまでも遠距離通勤をする人の足という役割に特化しています。
一方で、藤沢から先はこまめに停車していて、特に二宮は快速・特別快速すら停車しない駅に特急が停車するというねじれ現象になっています。
ライナーだった頃は下りに関しては末端部のみ利用する場合、乗車券のみでOKとされていたので、この停車駅に不満を持つ人もいなかったと思いますが、今は1区間だけ乗るとしても特急料金がかかるので、近距離利用者はまず「湘南」には乗らなくなったでしょうね。

ちなみに、2022年春改正より、「湘南」のうち新宿駅発着系統は大崎駅に停車するようになりましたが、この活動は改正前だったので大崎駅は通過でした。
また、改正により従来は新宿発の下りは19時30分発と21時30分の2本だったのが、本数は変わらないものの、21時30分発が廃止され、代わりに18時25分発が新設されるなどの変更がありました。


JR新宿駅に行くとまたしてもウマ娘ラッピングと遭遇しました。
結構な本数の編成がラッピングされていたので、偶然山手線に乗っただけでも普通に遭遇する率は高いんですよね。
ガチャのSSRもこれくらいの率だと嬉しいなw


それでは乗り場へ向かいます。
「成田エクスプレス」などと同じく5・6番乗り場からの発車です。


ローマ字Ver.


それにしても、5・6番乗り場ってやたらと遠いですよねw


ホーム上の発車標もどうぞ


ローマ字Ver.


ホームへ行くと253系がいました。
「湘南」はE257系なので、もちろんこれは違いますが、「日光」か「きぬがわ」として走ってきて回送されるところだったんでしょうね。


↑しばらくして「湘南」の入線です。
185系とかがいた頃は撮影する人が多くいましたが、今は穏やかなものですね。
でも、あと10年くらいしたらE257系だって引退する時が来るでしょうし、その時はまたファンに囲まれることになるのでしょう。


幕は回送のままですが撮影しました。


↑先程の253系が発車していきました。


幕が出たので撮影です。
こちらは先頭部ですね。


ローマ字Ver.


側面の幕も忘れずに


ローマ字Ver.も撮ったら乗り込むとします。
まだ発車まではしばらくありますが、あちこち動き回っていて疲れが溜まっていたので早く車内で座って休みたいという気持ちが強かったですw

それでは発車となります。
車内はそれほど混んではいませんが、ゆったり乗車できるのがこの手の通勤特急の魅力ですし、あまり混んでいても好ましくはないのでしょうね。
あと、ライナー時代にはなかった自動放送があったのも音鉄としては注目ポイントでした。

新宿を出て数分で最初の停車駅の渋谷です。
ライナー時代は乗車する駅ごとに利用できる車両が決まっていたので、渋谷から乗ってくる人は同じ車両には乗ってきませんでしたが、今はそういう制限がなくなっているので普通に乗ってきます。
となると、ここで騒がしいグループでも乗ってくると残念なことになりますが、それは免れました。
以前はこの手の列車ではお酒とおつまみを持ち込んで酒盛りをするグループというのも珍しい光景ではありませんでしたが、流石にコロナ禍で車内での会話を控えるという呼びかけもされるようなご時世では、それは自粛する人が増えたのでしょうね。


↑渋谷を出て大崎を通過する様子はダイヤ改正後は見納めになることもあって動画で車窓を撮りました。
まあ、真っ暗ですが、駅を通過する様子は分かると思います。

ここから先は藤沢までノンストップであり、武蔵小杉の先で東海道貨物線に入っていくと、地下トンネルを抜けて鶴見に顔を出したらまたトンネルとなり、横浜羽沢駅を通過しますが、夜なのでトンネルなのか外なのかさえ判然としませんでした。
明るい時間帯に乗れればもう少し楽しいと思いますが、それをするには朝の上りに乗車するより他にないですね。

藤沢では貨物線上のホームに停車します。
ここへは小田急も利用できることもあってかそれほどは降りませんでしたが、利用者は一定数いるようですね。


続いて停車するのは茅ヶ崎です。
ここも貨物線上のホームに停車です。


相模線のE131系が見えました。


普段は特急の止まらない駅ということで車内案内表示も撮りました。

貨物線自体は小田原まで続いていますが、茅ヶ崎から先の駅には貨物線上のホームはないため、小田原までノンストップの便を除いては茅ヶ崎で旅客線の方に転線していきます。


続いて平塚に停車します。
このあたりは小田急とも競合しない割に利用者が多い駅なので、ここで降りる人が多かったです。


二宮は快速すら停車しない駅ですが、特急が停まるというある意味貴重な体験ができますねw


続いて停まるのは国府津です。
御殿場線との分岐駅で、国府津車両センターがあるためここを終点とする列車もありますが、特急で停まるのは「湘南」だけです。

そして、いよいよ終点の小田原ですが、ここまで乗るのは私の他には同じ車両で数名といったところでした。
新宿から小田原なら小田急ロマンスカーもあり、こちらの方が本数も多いということで、小田原までの利用者は小田急優位という感じなのでしょうか。


小田原に到着!


向かいのホームからも

せっかくなら引き上げまで待って撮ろうかなとも思ったんですが、185系ならともかくE257系ではそこまでする気にはなれず撤収することにw


↑ちょうどやってきた東海道線の普通列車を撮ったらこれにて活動終了です。

このあとは小田原付近に宿泊してゴールとなります。
翌日以降の活動は別記事として追ってレポートしますのでしばらくお待ち下さい。

つづく

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