京都駅に発着する近鉄特急は汎用形か30000系ビスタカーによる列車が多く、系統も京奈や京橿といった短〜中距離が主体ですが新幹線連絡という役目を持っているため存在価値は高く、更に京橿は大和八木で名古屋及び伊勢志摩方面の列車に連絡するので「特急連絡」の役目も持っています。京橿は橿原神宮前で吉野方面の列車にも連絡しますがこれについては行先にも「吉野連絡」と表示されるためわかりやすく、12200系が現役だった頃は絵入りの副標も使われていました。


(2022.1.5 橿原神宮前にて撮影)

 京橿特急は4両編成も多く、2+2の重連も度々見られますが22000系ACEと22600系Aceによる組み合わせは半分だけ大当たりって印象が強く、リニューアルで全席コンセント付きになったACEは後輩のAceよりもグレードが高いです。京橿は全区間乗車しても58.4kmなのであまり楽しめずに終わってしまいますが京伊や阪伊なら片道100kmを越えるのでたっぷり楽しむことが出来、停車駅も多いので乗車時間も長く取れます。
 

(2022.1.5 橿原神宮前にて撮影)

 ACEとAceによる重連は1号車と3号車に喫煙室を備えた車両が当たりますが利用可能なのは1号車だけで3号車は閉鎖されており、かつて存在した喫煙車に合わせる形になっています。京橿の4両編成は2+2の重連を除くと喫煙室があるのは1号車だけなので合わせるのは当然と言えますが閉鎖されている喫煙室はデッドスペースになっているため勿体無く、吉野特急のように号車に関係無く利用出来るようにしても良いのではって感じることもあります。