ありがとうEF81 133 | ゆうづるのブログ

ありがとうEF81 133

こんばんは。ゆうづるです。

 

先日同じタイトルでEF81 503号機を取り上げましたが、去る3月23日 今度は田端の☆ガマにして唯一のひさし付非双頭連結器(オリジナルの連結器ですね)装備の133号機が廃車のため秋田へ回送されました。

最近惜別ものの記事ばかりで恐縮ですがお付き合いいただければ幸いです。

 

133号機はスタイル的に田端EF81の中では特長あるカマで、私的には推しの1両でしたので廃車回送されると知った時はいささか衝撃を受けました…

2019年6月に全検出場し最後まで活躍するものと思っていましたが、他のカマと比べてあまり調子が良くなかったのか2021年春には検査期限も相当残っているにもかかわらず運用離脱して今に至ります。

また田端所属のカマの廃車は2012年1月の82号機以来10年ぶりとなります。

 

133号機の経歴は以下になります。

①1976年(昭和51年)9月7日 日立製作所にて落成 製造番号A10450-4 

国鉄予算枠:昭和50年度第一次債務 製造名目:新潟地区直流電気機関車形式改善用 

落成後酒田機関区に配置

*同ロットでは130~134号の5両が製作されました。133号機以外は驚くことに今だ現役です。

(130→403号(門司) 131→404号(門司) 132→406号(門司) 134号(長岡)) 

②1985年3月14日 長岡運転所に転属

③1987年4月1日 JR東日本長岡運転所に継承

④1993年10月16日 上越線乗入改造施行

(ひさし取付・前面ステップかさ上げ・誘導員ステップ取付位置変更・スノープロウ大型化・ATS-P装備など)

⑤1994年11月19日 JR東日本田端運転所に転属(寝台特急はくつる客車化に伴う機関車補充のため)

北斗星塗色化及び北斗星牽引各種装備整備施行 

⑥2022年3月23日 廃車のため秋田総合車両センターに無動力回送 総走行距離4,404,371.1km

 

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例によって133号機の活躍の数々を写真で振り返ってみたいと思います。

再掲写真も数多くありますが御了承ください。

 

1:酒田・長岡時代

133号機は自分にとっては巡り合わせの良いカマで、数枚撮影できました。

1982年3月 羽越線坂町付近にて これが最初の出会いでした。

 

1984年11月 上:羽越線余目付近にて 下:秋田機関区支所にて(許可を得て撮影)

普通列車に偶然マヤ34がついていました。

 

1985年8月 羽越線桂根信号所付近にて

この後方に有名な撮影地がありますが、何故かそこに行かずに適当なところで撮影したのが悔やまれます…

 

1987年9月 信越線田上付近にて

JRになってからの初撮影はタカ座(くつろぎ)でした。

 

2:田端時代その1(1996~2010)

その後は出会うことなく、133号が田端に転属になります。

1996年3月 大宮駅にて

ひさし付北斗星ガマになってから初撮影でした。

 

そしてその後中だるみして田端カマを撮影することなく、2010年、北斗星牽引機が交代するとの報を聞いて記録を再開しました。

上:2010年5月 郡山駅にて 下:2010年7月 尾久駅付近にて

7月の写真は133号が担当した北斗星最後の推進回送になります。

 

2010年11月 常磐線土浦付近にて

常磐線名物 安中貨物を牽引する133号機。この年の10月に全検出場し、ピカピカでした。

 

3:田端時代その2(2011~2013)

北斗星牽引から退いた133号機はもっぱら黒磯訓練スジや一部の貨物運用についていました。

2012年4月 尾久駅付近にて

 

2012年8月 三河島付近にて

 

2012年10月 田端運転所にて

EF64 0番台との並びショット

 

4:田端時代その3(2016~2021)

カシオペアクルーズで再び寝台列車を牽引する133号機です。

2016年7月 羽越線村上~間島間にて

「カシクル」初登板した時の133号機

 

2016年8月 上:青森駅にて 下:東北線 平泉付近にて

当時札幌まで行っていたカシクルをGETしました。

 

上:2017年6月 越後湯沢駅にて 下:2017年8月 田端運転所にて

 

上:2019年8月 福島駅にて 下:2019年9月 東十条駅付近にて

全検後初のカシクル運用に充当された133号機です。

これ以降の列車に133号がカシオペアに充当されることはありませんでした。

 

2020年2月 水戸常駐運用に向かう133号機

結果的にこれが稼働している最後の記録となりました。

 

最後に恒例の車号とメーカープレートの写真をどうぞ。

 

今回も写真が多く長い記事になってしまいました。ご了承下さい。

 

それではまた。