みなさんこんにちは!よしひろよしちゃんです。
前回までにJRの乗車券と料金券のルールについてご紹介しました。
気になった方も多いのではないでしょうか?
割引の説明(往復割引・乗継割引・学割など)少しはあったけど、よく駅で見るおトクな切符が無かったと・・・
今回はおトクな乗車券(料金券)と言われる切符について詳しくご紹介します。
※既に販売を終了した切符を掲載しますのであらかじめご了承ください。
まず前回までに紹介した往復割引・乗継割引・学割などは、普通に駅の出札所(きっぷうりば)で普通乗車券や料金券を購入する際に適応される割引となります。
それでは駅のポスターなどにある○○早得や周遊券などは、どんな切符なのでしょうか?
★企画乗車券(都区内パス)
そのような切符の1つが企画乗車券(トクトクきっぷ)と呼ばれる乗車券の種類です。
都区内パスの場合は、1日間JRの都区内駅が乗り降り自由の乗車券で普通列車のみを利用でき料金券を別途購入すれば特別車(特急列車)などにも乗車できます。
なお企画乗車券は乗車券種類の1つで普通乗車券でないため、前回までに紹介したルールは全く関係がありません。企画乗車券によってルールが異なります。また駅では販売されず旅行会社はインターネット限定の商品もあります。
★青春18きっぷ(企画乗車券)
旅行好きに大人気の青春18きっぷも企画乗車券であります。
旅客鉄道会社全線(JR全線)の普通列車及び快速列車が1日乗り放題を5回/人利用可能となる切符で主に学生の長期休暇シーズンに販売されます。
先程の都区内パスと異なり別途、料金券を購入しても特別車(特急列車)などに乗車できないルールとなっているので青春18きっぷを使っている最中に特別車(特急など)を使いたい場合は料金券のほか普通乗車券も購入する必要があります。
なお、それぞれ企画乗車券のルールは購入する際に別紙として渡されるので必ず確認するようにします。
ここまでは乗り降り自由のいわゆるフリー乗車券と呼ばれる切符で企画乗車券はこのほかにもたくさんの種類があります。
★早得きっぷ(新幹線&やくも早得3)
早得切符とは名称の通り、数日前に予約すると通常料金より安くなる切符です。
★早得きっぷ(新幹線&やくも早得3)
このように一部の企画乗車券には指定席とセットになった物もあります。
★早得きっぷ(新幹線&やくも早得3)
なお座席指定券は企画乗車券の料金に含まれているため券は指定席券や特急券と印字されず指定券(通称:指ノミ券)と印字され料金は記載されないようになっています。
★北陸乗り放題きっぷ
ここまで紹介したフリー乗車券と早得きっぷを1つにした企画乗車券も存在します。
ここまで紹介した新幹線&やくも早得3と北陸乗り放題きっぷは切符購入時に指定券を同時に買う必要がある物でしたが、中にはこのような切符も存在します。
★JR西日本どこでもきっぷ
この切符はかつて販売されたJR西日本全線乗り放題の乗車券です。新幹線や在来線特急も乗車でき6回まで指定席を確保することができました。
★指定席交付記録券
このような指定席交付記録券が発行され指定席を1つ申し込むと1つ印鑑が押されます。
★指定券
指定席を取るタイミングはいつでも良いのです。また6回までは、企画乗車券の料金に含まれ座席指定自体は実質無料なので記念に普段絶対やらないであろう乗り方することも楽しいでしょう。
★チケットレス特急券
ここまで企画乗車券及び指定券とセットの企画乗車券をご紹介しましたが料金券単体の企画券も存在します。
当初、座席指定券(指定席券)などを申し込むと窓口の係員は管理センターに電話で問い合わせ管理センターが空席を探しあれば、手書きで座席番号などを書き込んで販売しており、ものすごく手間がかかるため自由席より指定席の方が高いのが一般的でしたが、機械化で指定席券は簡単に発券することができ現在は自由席の方が車内検札などで手間がかかることから最近は必ずしも自由席が安いということがなくなってきています。
★京都→大阪の特急券(指定席・自由席)
チケットレス特急券は時間帯により価格が変わりますが私が乗車したときは自由席が¥660でチケットレス特急券が¥550でした。なお通常の指定席料金は¥1190です。
また近年のダイヤ改正では自由席の廃止が相次いでいます。こういった背景があるからです。まともに指定席料金を払うと高くなるのでインターネットでチケットレス特急券を購入できるよう準備が必要ですね。
なお突っ込まれそうなので、説明しますがチケットレス特急券はインターネット予約限定で駅での販売はありません。そして購入しスマートフォンなどの画面上に座席番号が表示されますが購入したクレジットカードを指定席券売機に挿入すれば紙の切符が発券されます。ですからチケットレス特急券と印字した切符があるんですよね笑
★EX予約(早得21 新幹線特急券)
東海道・山陽新幹線では安く簡単に乗車できるEX予約というサービスがあります。なおEX-ICカードと呼ばれる予約した情報がICカードに入っており自動改札をタッチするだけで新幹線に乗れます。
チケットレス化でもうみどりの窓口などで並ぶ時代は終盤を迎えているのかもしれません。
★新幹線回数券
EX予約はインターネット限定ですが駅で販売される新幹線回数券も企画乗車券の1つで人気の商品でしたが、券売機に並ぶのが面倒なことやEX予約の方がお得なことなどから利用する人は減っているんだとか。
しかしEX予約ではできない新幹線回数券のメリットは金券ショップで1枚単位で買えるということでしょうか。滅多に新幹線を利用せずEX予約の会員またはインターネットをしない人でも簡単に入手することができました。
しかし先程も記載した通り需要が減り販売は縮小傾向にありますが現在も金券ショップなどで1枚単位で購入できます。
ここまでは企画乗車券(料金券)についてご紹介しました。続いて契約乗車券についてご紹介します。
★契約乗車票
◯契と印字されています。これはJR各社が編成の1両を旅行会社に貸し切らせ旅行会社が販売する券のことです。有名なのはぷらっとこだまでしょうか。
丸ごと貸し切っているため格安で乗車することができます。なおプランに寄りますが、団体旅行が全てではありません。個人旅行客が個々に乗っていることもあります。
また乗車券ではなく契約乗車票であるため乗り遅れると一般の列車(座席)に乗っているのではなく旅行会社が貸し切った列車(座席)に乗っていることから、別途負担になることが大半なので注意が必要です。
有名なぷらっとこだまもJR東海の商品ではなくJR東海グループのJR東海ツアーズという旅行会社が販売するもので事実上はJR東海が新幹線の1両をJR東海ツアーズに貸し切るという仕組みになっています。
なお貸し切る号車はそれぞれ異なります。例えばこだま号の16号車をJR東海ツアーズが貸し切りぷらっとこだまの商品を販売。これは人気商品なので結構座席が埋まります。しかし隣の15号車にいくと誰も人がいないなんてことはよくあります。
ここまでおトクな乗車券(料金券)についてご紹介しました。最後にお得な切符の調べ方をご紹介しましょう。
①駅、列車内のポスターやホームページ・JR時刻表などで確認する。
駅や列車内にはお得な切符の広告があるほかホームページにはお得な切符一覧というメニューがあります。またJR時刻表にもお得な切符を掲載したページがあります。
❷金券ショップにある企画券を探す。
少し前に金券ショップについて詳しくご紹介しました。良かったら確認してみてください。
③よく使う鉄道会社のカード会員になる。
鉄道会社によってはクレジットカードを発行しています。会員限定の商品(企画券)も多く販売されているので利用頻度が高い方は年会費を払ってでもお得な場合があります。
❹旅行会社に相談する。
先程も紹介しました。契約乗車券にいい商品があるかもしれません。
⑤インターネット予約を積極的に使う!
近年、みどりの窓口の減少や自由席の廃止、チケットレス化などでインターネット限定商品の企画券が多くなる傾向にあります。①でも記載しました。ホームページでお得な商品の確認して使いこなせることが大切です。
今回はおトクな乗車券(料金券)についてご紹介しました。
皆様もお得な切符を見つけ素敵な旅をしてくださいね!
ご覧いただきありがとうございました。
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