今度の全駅間歩きは久しぶりの北海道です。
この1年、マンボウがうようよ泳いでみたり、
どこぞの狸さんが赤いフリップを掲げてみたりしたものですから
北海道へ行きにくい状況が続きました。
ただ、自分がどこでコロナに感染したのか考えてみたら、
ほぼ日常生活の延長だったと思いますし、
(地元行きのバス乗ってるとき、車内でマスク外して飲食したあげく咳き込んでた
オッサンが自分の斜め後ろ2メートルほどの場所にいたんですよ…)
これだけ全国まんべんなく広がれば、もう距離は関係無いのかなと思ったりもします。
そんな中、JR北海道は今年のダイヤ改正で7駅を廃止すると発表しました。
そのうち5駅は函館本線の道南エリア、しかも2駅連続と3駅連続という固め撃ちです。
このタイミングで歩いておかないと、このエリアを歩くのがキツくなってしまいます。
というわけで、今回は函館本線の「砂原回り」を大沼駅から森駅まで進み、
そこからさらに北へ進んで、石谷駅まで歩きたいと思います。
石谷駅からは1駅だけ汽車に乗って、本石倉駅へ。
これで廃止5駅を回る計画です。
今回ばかりは「不要不急」ではなく「必要至急」。
このタイミングを逃したらこれらの駅には二度と行けなくなるんですから。
東京の感染者数が1日何千人になっても決行するつもりでした。
そうはいっても、行った先で自分が感染させてはいけないので、
PCR検査を事前に受けて、陰性を確認してから出発しましたよ。
[そのほかの函館本線全駅間歩きシリーズはこちらから]
2回目: 函館-駒ヶ岳-長万部(-大岸)
3回目: 長万部-小樽
1月20日の東京駅。
新幹線で新函館北斗駅へ向いました。
函館へは飛行機が便利ですが、
最終の飛行機は羽田17時台発で仕事上がりからの直行はできません。
(仕事柄、午後休はよほどの理由がないとできない)
新幹線なら東京19時20分発のはやぶさが最終。
新幹線独断場の時間帯ですが、コロナ感染者数が爆上がりしていたせいか、
そもそも仙台まで乗る人も少なく、大宮出発時点でさえ25%程度の乗車率。
終点まで乗る人は1車両2~3人程度でした。
23時29分、終点の新函館北斗駅に着きました。
翌日のコンディション調整も考え、
この日は駅前の東横インで一泊しました。
翌朝、自室のカーテンを開けました。
「ああ、ついに北海道に来たんだ」と
思わず感動してしまいました。
この9か月が長かった。
駅前の気温計は-10℃近くを指していました。
スタートの大沼駅はここよりも高所なので、-10℃は下回っていたでしょうね。
北海道慣れしていると、
これでもたいしたことないと思ってしまうのですが。
スタート駅へ向かう、大沼公園行き列車が入ってきました。
オオーッ、キハ40だ!
去年の北海道行きでは全く乗らなかったので、
乗ったのは一昨年の宗谷本線以来。
テンションがどんどん上がる…。
左手の車窓に凍結した小沼が広がりました。
右奥に見える山が北海道駒ヶ岳です。
1日目・1月21日(金) 歩行区間:大沼-鹿部 天気:晴れ時々曇り
大沼(8:15発)-
スタート駅・大沼駅に着きました。
ここは「砂原回り」と「駒ヶ岳回り」の分岐点です。
駅名の由来は「親沼(ポロ・ト)」で自然由来です。
実は、間違えてもアイヌ語で直訳してはいけない駅名なんですが、
逆に和訳した言葉を聞いてたアイヌの人達はどう思ってたんだろうか。
(分かる人も書かないでくださいね!)
ホームは2面3線で、1番線と2番線の間と3番線の西側に待避線があります。
乗ってきた列車を北斗3号が追い抜きました。
大沼公園の最寄り駅は大沼公園駅ですが、
大沼駅も運行上の拠点駅のため、駅員が配置されています。
さあ、冬の全駅間歩きスタートです。
駅前から大沼市街が続いていました。
北へ進めば大沼公園ですが、
今回は敢えて道道43号を東へ。
市街地を抜けると、民家が少なくなってきました。
左手に小さな高まりを見かけましたが、
これは北海道駒ヶ岳噴火による堆積物「流れ山」と思われます。
あたりは一面の雪景色。
歩いていてテンションが高まります。
…って、動画のカメラが電池切れ?
昨日フル充電して、スタートしたときもほぼ100%だったはずなのに…。
寒さのせいで、電池の電圧が降下したのかなぁ??
(その2へ続く)
大沼駅周辺のGPSログ(1/30,000)です。
今回は大沼公園方向には進みません。