なごり雪も、降る時を知る〜2022.3.6東武350系定期運行終了② | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

浅草は、快晴だったのに…ね

浅草駅で、この時点では最後になると思っていた350系の入線を収めてしばし撮影に回り…
「きりふり281号」発車の10分ほど前から、特急ホームで撮影を試みる。
だが、いざ立ってももう既に何度もこの場で撮っているせいか、特別な感慨は意外なほど無い。
周りのボルテージに多少取り残された感が、よりこの日の気持ちをより複雑なものにさせていた。

4両編成でも、2号車までは渡し板の助けが無ければ乗車に危険を伴う浅草駅のホーム。
製造から半世紀を超えた古い電車と共に、未だ変わらぬネックが東武鉄道に存在し続けている。

こんなに撮影者がひしめく光景を見るのも、5年ぶりのこと。


3・4番線ホームの駅名標には、社員撮影だろうか?350系と6050系の写真が多数展示。

とにかく、複雑な気持ちのまま歩き回り、一応の最後の時間を過ごした。

そして、10:38。

多数のギャラリーが見守る中「きりふり281号」はゆっくり日光への旅に出て行く。

制限15km/hの急カーブを軋みながら曲がり、東武日光に走り去っていった。

…そして、一気に身体が空いた。
このまま帰宅しても良かったが、鉄の血が疼くことになんとなく気づき、後続の各停で曳舟に。
さらに曳舟からは急行に乗り換えて、大転回で北上を始めた。

越谷では後続の「りょうもう」に追い抜かれるが、さらに構わず北上。

そして、春日部…に、当然ながらもう350系の姿は無いが。

さらにここから「リバティけごん17号」に乗り換え、ゆっくり寛ぎながらまたさらに北上。

下今市では、また「SL大樹」の編成を眺めつつ、順調に定刻で到着。

やはり下今市まで来ると、東京よりも遥かに寒く感じる。
ホームに降りると、寒さにシャキンと眠気が覚める。

…寒いには違いなかったが、雲が多いとはいえまだ晴れていた。
このまま天気も大丈夫だろうと、少しばかりタカをくくっていた。
しかし、やはり日光界隈の天気は甘くないのだなとここから身をもって知ることにー。