鹿児島中央駅【鹿児島県】(九州新幹線。2016年ほか訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
鹿児島県の県庁所在地、鹿児島市の中心市街地西部に位置する九州新幹線の終着駅で、鹿児島本線、日豊本線、指宿枕崎線、鹿児島市電との乗換駅である、
鹿児島中央駅 (かごしまちゅうおうえき。Kagoshima-Chuo Station) です。
 
尚、当記事では新幹線駅のみ扱います。
在来線駅の記事につきましては後日簡易版でUP予定です。
 
 
駅名  
鹿児島中央駅 (駅番号なし)  
 
所在地  
鹿児島県鹿児島市        
 
乗車可能路線   
JR九州:九州新幹線    
 
隣の駅  
博多方……川内駅  
 
乗換可能駅   
JR九州:鹿児島本線指宿枕崎線、(日豊本線列車)…………鹿児島中央駅まで徒歩4分    
鹿児島市電:第二期線唐湊線 (ともに2系統のみ発着)……鹿児島中央駅前停留場まで徒歩7分  
 
訪問・撮影時  
2011年3月、2016年9月  
 
 

九州新幹線の鹿児島中央駅は高架構造で、地平を南北方向に延びる在来線駅を直角に跨ぐ形で3階にホームが設置されています。
ホーム直下の2階に橋上駅舎・コンコースがあり、東西自由通路を兼ねています。
尚、出入口は東西にあり、エレベーターも併設されています(西口は駅直結の各施設の設備を利用)。
 
写真は正面口に相当する東口です。南西を望む。
駅ビル「アミュプラザ鹿児島(JR九州系の商業施設)」が鎮座しています。九州新幹線部分開業半年後の2004年9月に右側の観覧車がある本館が完成し、2014年に駅出入口部分(左側)にプレミアム館が完成しました。プレミアム館の奥に橋上駅舎があります。
 
東口には2つのロータリーを有する駅前広場が整備されていて、右(北)のロータリーがバスターミナル、左(南)のロータリーがタクシーと一般車用です。
そしてロータリーの手前には鹿児島市電が横切っており、写真左側には鹿児島中央駅前電停があります。
 
一方、西口にも小さなロータリーがあり、バス停留所とタクシー乗り場が併設されています。
 
 

東口駅前です。南東を望む。右側に東口が、後方~右側にかけて「アミュプラザ鹿児島」があります。
駅前広場の先で鹿児島市電が左右方向に横切っており、右側に鹿児島中央駅前電停があります。
東口駅前は市街地ですが、元々が街外れだったこともあり、商店はさほど多くありません。左手のビルは「イオン(元ダイエー)」です。
奥に延びる道路は「ナポリ通り」で、鹿児島港方面に延びています。すぐ先に桜島を望める鹿児島市は「東洋のナポリ」と称され、その縁でイタリア・ナポリ市と姉妹都市盟約を締結しています。
 
一方、西口駅前は住宅街が広がっていて、商店も東口より少ないですが(「ビックカメラ」などがあります)、近年再開発が進んでおり、今後は賑やかになるかもしれません。また、西口側は約500m付近までシラス台地が迫っています。
 
 

新幹線高架下2階・橋上駅舎部にある九州新幹線専用改札口です。南を望む。
左が在来線改札口・東口・「アミュプラザ鹿児島」方面、右が西口方面です。
自動改札機が並んでいますがICカードリーダーはありません。「EX-IC」「スマートEX」は2022年春に導入予定です(記事執筆は2021年5月です)。
幅広通路はありませんが、左端の有人通路が車いす対応幅です。
自動券売機と『みどりの窓口』は在来線改札口の左側に設置されています。
そして改札を通って右側に3階新幹線ホームに通じる階段・上下方向エスカレーター・エレベーターがあります。改札の先の左側には在来線との乗換改札があります。
トイレ・多機能トイレと待合室は改札内外にあります。
後方には商業施設「さつまち 鹿児島中央駅」(土産物店など)があります。
また、改札口の右側にはコンビニ「ファミリーマート」があります。駅弁も販売しています。改札内には駅弁販売店・土産物店・うどん店・カフェがあります。
 
 

時刻表と一体になった建植式駅名標です。電照式です。
青地のJR九州・新幹線タイプで、駅シンボルイラストはありません。
九州新幹線に駅ナンバリングは導入されていません。
 
 

九州新幹線の鹿児島中央駅は島式ホーム2面4線の高架構造で、概ね東西方向にホームが延びています。
右ホーム(南)が右から11番のりば・12番のりばの順、左ホーム(北)が右から13番のりば・14番のりばの順です。全のりばとも上り博多方面・新大阪方面で、発着ホームはランダムです。
ホーム有効長は8両分で、ホームドアが設置されています。ホーム幅はそこそこ広いですが、博多方(手前側)は若干狭くなっています。
上屋は全8両分に設置されています。
各ホームにはベンチ、飲料自動販売機が設置されています。
写真は13番のりばより終端方を望む。
 
 

また、ホーム直下の地平部には在来線ホームが直交しています。
写真は11番のりばより南を望む。
 
 

13番のりばより博多方を望む。これ以上ホームを延伸するのは難しそうです。
また、4線が2線になった直後に両渡り線があります。
この先、すぐにシラス台地に差し掛かり、トンネルへと入ります。その後はトンネルの連続で内陸の山間部を北西~北方向へ走り、日置市、いちき串木野市、薩摩川内市へと進みます。そして平地に出ると左手に留置線(川内旧車両基地)を見て走り、左から鹿児島本線が寄り添うと市街地に入って川内駅へと至ります。
 
 

11番のりばより終端方を望む。
すぐ先に車止めがあり、その先には「アミュプラザ鹿児島プレミアム館」があるため、これ以上のホーム延伸や路線延伸は事実上不可能です。
 
 

尚、2014年に「アミュプラザ鹿児島プレミアム館」が完成する前は、終端部の先に桜島が見えました。
 
 
あとがき  
私が九州新幹線の鹿児島中央駅で下車(乗車)したのは2004年、2011年、2016年の計3度です。2004年は九州新幹線の乗りつぶしのため、2011年は九州新幹線の車窓風景撮影のため、そして2016年は九州の乗り鉄時に、いずれも終着駅ゆえに必然的に下車(乗車)しました。2面4線を有していますが、有効長は8両分と短く、窮屈な感じでした。また、新幹線ホームは在来線ホームと直角に交わっていて、真下に在来線ホームがあります。駅前は市街地で、。駅構内は広大だったのに対して、駅舎がコンパクトだった事に驚きました。駅前は市街地でしたが、駅を除き思ったほど栄えていませんでした。鹿児島の繁華街は約1.5km北東の天文館になります(市電でアクセス可能です)。
 
東京からですと東京駅から東海道・山陽新幹線に乗り博多駅で下車、九州新幹線に乗り継いで終点下車です。最低1回は乗換が必要です。若干タイトな日程になりますが、日帰り訪問可能です(最大滞在時間:4時間半程度)。
一方、大阪からですと新大阪駅から山陽・九州新幹線の『みずほ』『さくら』に乗り、乗換なしで終点下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です(最大滞在時間:約10時間)。
(飛行機の利用は考慮していません)
 
食料・飲料について、駅構内や駅前に複数のコンビニがあり、飲食店も駅や駅前にチェーン店を含めて多数あります。駅弁も販売しています。事前に用意しなくても大丈夫です。
  
東京、大阪とも到達難易度が高いですが、九州新幹線を乗り鉄の際は、鹿児島中央駅ですぐ改札を出たりすぐ列車に乗ったりせずに、ぜひ一度は駅も観察されてみて下さい!
 
(参考:JR九州のHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)