今年2月に発売されたKATOの103系(ウグイス・スカイブルー)。
ライトは昔ながらの電球式です。
LEDに変える為にハンダ吸い取り線でハンダを除去して、電球を取り外しました。
183系の時と同じく抵抗入りLEDを使うので、電球が取り付けられていた部分をそっくりLEDに入れ替えるだけです。
基板に元々付いていた定電流ダイオードもそのまま残しておきます。
LEDの配置はこんな感じです。
LEDを取り付ける前に穴の加工をします。
・テールライト(-)が入る穴はそのまま。
・テールライト(+)とヘッドライト(-)が入る穴は1.2mmのピンバイスで穴を広げる。
・ヘッドライト(+)が入る穴も、定電流ダイオードが入る為、1.2mmのピンバイスで穴を広げる。
後はLEDを差し込んで、ライトカバーに填めて、LEDの位置を決めます。
ハンダ付け前に、前進時にヘッドライト側LEDが点灯することを確認。
今回はヘッドライト側に電球色LEDを使用しました。
今度は後退時にテールライト側LEDが点灯することを確認。
付け間違えが無いことを確認できたので、そのままハンダ付け。余分なアシを切り落として車体に戻しました。
ヘッドライト点灯
構造上、行先表示部分にも光が回ります。ただ、実際の見た目は写真程明るく光るわけではなく、少し明るくなる程度です。
テールライト点灯
これも写真だと丁度良い明るさに見えますが、実際はもう少し暗く点灯します。
1両分のLED加工を行った後、時間があったので残りのスカイブルーのクハ103のライト基板も交換。
さらに勢いに任せてそのままウグイス色のクハ103を2両、これも基板交換を済ませました。
183系の場合、ヘッドライトの光もテールライトの光も愛称表示部に回して点灯させるという構造上、ヘッドライト点灯時にテールライトが少し光ったりする(またはその逆)ことがありました。
103系の場合は当然愛称表示幕が無いので、ライトボックスでヘッドライト・テールライトがしっかり区切られているせいか、別の部分に光が回ることは無さそうです。
何か今回の103系はLED工作の格好の練習台になりそうですね。
KATOがLED化への改良はせずに電球式のままで発売したのは、ユーザーに工作する機会を与える狙いがあったというわけではないと思いますが……。