最強の振り子特急乗り収め・後編~特急おおぞら12号~ | 北海道限定の鉄道ブログ

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さて、帰りはスーパーおおぞら12号です。

 

前編でも話した通り、釧路発の特急の札幌までの乗りとおしは今回が初。

…とはいえ、BVEで運転しまくった区間が半分を占めるゆえに、あまりドキドキ感は…。というか夜ですので(-_-;)

 

しかしながら、この12号は、現在の釧路特急で唯一4時間の壁を切る最速便。大半の特急が止まらない浦幌に加えて、芽室、十勝清水、占冠、新夕張、追分をすべて通過する便です。

 

…ただ、停車駅の速達便としては、おおぞら4号の方が、池田、帯広、新得、トマム、南千歳、新札幌のみ停車のため、駅は少ないです。しかし、こちらは滝ノ下信号場にてとかち3号と同時離合する関係で少し遅いです。

おおぞら12号は、白糠に停車する代わりに、途中離合がすべて優先通過の上、千歳線内も30分で走り切るため、3時間59分で走破します。

 

 

さて、おおぞら12号はおおぞら7号の折り返しのため、18時40分くらいに入線…と思いきや3分遅れ。きっと鹿他の無いことになっていたのでしょう(激寒)

 

っと、この後車両点検で車庫に引き返す???改札控えます!????おっとこれはキハ283系に乗りに来たのにキハ261系で代走か?????

なーんて、1号で乗ってるから心の余裕がありつつ

とりあえず多少寒くても入線見るかぁとホームに行ったところで駅員さんに「乗車の方ですかぁ!?」と。ゴメンナサイ、乗車しますけども今は電車撮ってるだけデス。本当申し訳ない。

 

撮ろうと思ってたところがちょうど自由席乗車口ってことで、きっとフライング自由席並びと勘違いされたんですね、いや益々申し訳ないことしました…。ワタシ、指定席デス。

 

 

さて、最終日まであと数日ということで、鉄ちゃんがたくさんいるこの状況下で車庫に引き返すということで、大混乱の釧路駅。

とりあえず釧路駅の出庫の映像でもと撮っておきました。

…なーんか、ワイパーを手動で動かしてはどうのこうのしてたので、これはワイパーかな…と思いつつ、あくまで直して戻すような言い回しだったので、代走でも無さげ。

あとは、遅れる時間ですね。最終便なので、接続する列車がどうなるかが微妙なので。

 

ひとまず、発車時刻になりましたが、待ちぼうけ。

 

 

 

 

…と、5分くらいしたところで「修理が完了し、車庫を出発した」との放送が、早っ。

しばらくすると、同じ編成がそのまま帰ってきました。軽傷だったようで何より。

 

っていうか、これ入線したらすぐ発車じゃん…。

というわけで慌ただしく1番ホームへ戻り、おおぞら12号に乗車。うーん…ヘンテコムーブが続く…。

 

結局、引退数日前でも基本編成5両という短さですが、指定席・自由席ともに空きがある模様。

始発駅だから多少はというのはありますが、そりゃ増結しませんよねぇ…。

 

乗車して数分後に発車。15分遅れでした。再速達3時間59分便で、さらに回復運転も相まって、さらなる爆走が期待できます。

 

席は前後にだけ空きがあり、快適かな?とは思いましたが、大学生?の4人連れがちょっとだけにぎやかでした。十分常識の範囲内ですけども。

みんな疲れ切った感じの、哀愁漂う帰りをちょっとだけ期待しましたが、これはこれでヨシ。

…というか、席回して指定席を4人利用するの見るのは久しぶりです。

 

おおぞら12号は終始前回走行のまま、白糠へ。ここから池田までは57分無停車となります。その間にちょっと知人が乗ってるということでしゃべってきました。

 

とにかく可能な限り飛ばしてる感じですね。

相変わらず、75.85km/h制限だと振り子間隔が薄いですが、それ以上の速度だといい感じに振り子しています。帯広には15分遅れのまま。乗務員交代で2分停車ですが、ここで少しまくかな?

 

ちなみに、黄金時代のスーパーおおぞら14号は所要時間3時間50分。って、最高速度20km/hも落としたのに9分しか変わらないんですね…。

函館特急がどれだけ余裕で走っているのやら…。

 

運転士が交代しても、相変わらず110km/hキープの全開走行。いや…速い…。

車掌さんの放送で、故障はワイパーだったそうです。やっぱりね~。

 

新得には14分遅れ、ちょっと巻きました。

ここからは狩勝峠を登っていきます…ってここも全開…わかってたことなんですけども…。

余裕の音を響かせながら新狩勝トンネルへ。新得側は出入口が1本ですが、逆側は石勝線のトマム方面の出入り口、根室本線の落合方面の出入り口の2本があります。3か所に鉄道用出入口があるってことですね。

根室本線の上落合ー富良野が廃止で合意らしいですが、この新狩勝トンネルの根室本線出入口はどうするのでしょうが…?

 

トマムには13分遅れ、このままいけば3時間57分と110km/h時代のおおぞら最速タイムをマークしそうです。…最速タイムしりませんけども…。

ちなみに、定期で運転されている釧路特急(110km/h縛り)での最速は、少し前の同便「スーパーおおぞら12号」の3時間58分です。130km/h時代では、スーパーおおぞら4号がだ時間37分高で走っていたはずです。

 

トマム駅は、駅の近辺に一切建物がなく、少し先に星野リゾートのホテルがあるだけ。にもかかわらず、石勝線特急の全列車が停車するようになりました。

日中を除いてほとんどお客さんが下りていないあたり、おそらく、どっかしらが停車料金を出してくれてるんだと思います。

 

逆にチェックイン、チェックアウト時間はまぁまぁ乗ってるんでしょうね。

 

後ろの人ん「ピコッ」って言い続ける、推定で携帯で映像を撮る音がうっとおしいですが、まぁ引退数日前なのでやむなし…。

 

南千歳では、特急すずらん12号と接続を取ってました。もともと余裕をもって34分だかに着のところ、12分遅れとなっていました。

 

この時点で計算上は3時間56分運転。全盛期14号+6分という驚異の速さで向かっています。

そんななか、北広島付近でチャイム…あれ~ 新札幌駅のチャイム早い…。

 

と思いきや、まさかのダイヤ改正案内と、引退の放送が流れました。

最終日は全便であったそうですが、そちらは台本があったようで、個人的にはアドリブっぽいこっちの方が好みです…(ラストランに行けなかったいいわけですね…苦笑)

 

全く期待していなかった上、車掌さんの気持ちが伝わってくる放送で、危うく涙が出るところでした。

 

 

…と、新札幌手前までは爆走し続けていたのですが、そこでついに先発の普通列車がおり、ノロノロ運転…。結局札幌は15分遅れのままに戻って今いました。

 

もし、札幌まで逃げきれていれば、釧路→札幌間で3時間55分という、130km/h時代と変わらないタイムで走り切るところでした。到着ホームは、カムイ45号を待たせている関係で、7番線へ変更。通常は6番線らしいですね。

 

これにてキハ283系も乗り収め。 例によって例のごとく、撮るだけ取ったので回送車は放置してとっとと乗り換えです。

 

それなりに楽しめたので満足です。ありがとうございました。

 

ではまた次回~( `ー´)ノ