JR東日本によると、3月16日夜に発生した地震のため、東北新幹線(那須塩原〜盛岡)・常磐線(広野〜山下・特急「ひたち」:いわき〜仙台)は3月18日の全列車で運休することを発表した。それに伴い、羽越本線の特急「いなほ」延長運転を含む臨時ダイヤを順次発表している。
44BC4CEA-56C8-4EDD-865B-A7CC779670BD


・北海道新幹線(3月18日:JR北海道発表)
北海道新幹線の区間(新青森〜新函館北斗)には異常がなく、東北新幹線と直通運転する「はやぶさ」「はやて」のうち各列車1往復(はやぶさ19号・44号/はやて93号・98号:該当列車は運休)を除き通常ダイヤで運転している。なお、東北新幹線で臨時ダイヤとなっていることから全列車が新青森駅を始発・終着とする運行形態となっています。

・東北新幹線、山形新幹線及び秋田新幹線
東北新幹線では、架線・橋梁設備の損傷および営業線上での列車脱線など多数の被害が発生していることから、那須塩原駅〜盛岡駅間で不通となっており、東京駅〜那須塩原駅間では「なすの」24往復(上り470号のみ小山始発)、盛岡駅〜新青森駅間では「はやて」17往復の臨時ダイヤ(3月18日〜当面)で列車を運行する。また、秋田新幹線では盛岡駅〜秋田駅間で7往復(3月18日〜当面)、山形新幹線では福島駅〜山形駅・新庄駅間で9.5往復(3月18日、以後は未定)の臨時ダイヤで列車が運行される予定だ。

・在来線
現在、地震による3月18日の終日運休が報告されているのは常磐線(広野駅〜山下駅)とこの区間を通過する特急「ひたち(いわき駅〜仙台駅間)」で、この区間における運転再開見込みは未定である。なお、東北本線は3月18日始発の時点で運転を見合わせている区間があり、今日中にも全線復旧する見込みとなっているものの、福島駅構内で発生している信号トラブルの影響で情報が錯綜しています。
※特急「ひたち」の品川駅〜いわき駅間は通常のダイヤで運転しています。
※14時30分の時点で全線(常磐線をのぞく)の運転を再開しています。


[臨時列車]
・羽越本線特急「いなほ」関連
羽越本線では新潟駅経由の迂回ルートとして特急「いなほ」の一部列車について延長運転を実施しており、酒田駅を始発・終着とする「いなほ」5号・10号を酒田駅〜秋田駅間で延長運転(臨時快速)を実施、「いなほ」9号についても酒田駅発秋田駅行きの普通列車(定刻19時05分発)の発車時刻を遅らせる形で臨時に接続させる。(3月18日〜当面)

・東北本線関連
今のところ、東北本線を通過する臨時列車の運転に関する詳細な情報は確認されていないものの、臨時列車の運転を予定している。臨時列車の運行に関連してか交直流用の車両(新潟地区)が関東エリアまで回送されているとの情報がある。


[東北新幹線の今後の運転状況の見込み]
東北新幹線の那須塩原〜盛岡間に関する臨時ダイヤは3月21日まで継続する予定で、3月22日以後の運転計画については被害状況・復旧状況を調査した上で改めて発表する予定であることが公式発表されています。なお、報道では3月中の全線復旧は困難との情報もあがっている。

詳しくはJR東日本・JR北海道が発表している列車運行情報およびJR東日本が発表している各種公式プレスリリースをご確認ください。
 
この記事にはコメントできません。あしからずご了承ください。

最新の記事はこちら