今年は新幹線関係で節目の年が重なる「新幹線イヤー」だ。
まずは東海道・山陽新幹線系統で、昨日が「のぞみ」運転開始30周年、そして本日は山陽新幹線の岡山開業50周年の記念日を迎えた。当時は、大阪万博が終わった二年後で、車両は大窓の0系車両(画像は小窓車)の天下だった。
「ひかりは西へ」のコピーで開業した山陽新幹線だが、すぐには乗る機会がなかった。しかし、岡山近郊に親戚があるという知人が便利になったと喜んでいたのを覚えている。
初乗りは数年後だったが、周囲に何もない山の中に設けられた新神戸駅、西明石駅と姫路駅はずいぶんと駅間距離が短く設置されたのが不思議に感じたものだ。
岡山開業の時点では、まだ食堂車が連結されておらず、3年後の山陽新幹線全通(博多開業)時に36形式(画像はリニア館の保存車)がデビューしている。
開業当時、確か4時間半近くかかった東京~岡山間は、今や3時間15分あまり。ずいぶんとスピードアップしたものだが、代わりに食堂車などの潤いがなくなってしまった。