2022.2.23 厳冬体感!6050系最後の会津棚ぼた豪雪旅⑫ | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

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雪の峠は、越えた。
今まで避け続けた雪の中を旅して、また鉄道旅への魅力を深め、意欲を高める旅になった。
その勢いが、3月に向けて一層加速していくことにー。

また必ずこの場所に帰ろう。約束だ。


新藤原での13分の停車時間は、もう少し続く。
山に囲まれた静かなターミナル。
先行きの厳しさをひしひしと感じながらも、浅草から直通してくる特急に一縷の望みも賭けて。

次はこの「リバティ会津」で旅してみようか。
快適な車両なのは体感済みであるし、少しお酒でも呑みながらリラックスして…も良いかな。

さて、帰ろう。
もう少し、6050系にはお世話になる。

祝日でも、夕方になるとまた一段と静かになっていく。
小佐越では、AIZUマウントエクスプレスと交換。
今回のダイヤ改正ではAIZUマウントエクスプレスも鬼怒川温泉発着に短縮、朝1往復のみに。
しかも快速とは言いつつ会津若松発は会津田島〜会津高原尾瀬口間と男鹿高原のみ通過、折り返し
鬼怒川温泉発に至っては男鹿高原のみ通過と普通列車とほとんど変わらなくなってしまった。
日光〜会津ルートは、この5年間でかくも厳しい情勢になってしまった。

SL・DL大樹など様々な振興策に打っては出ているが、なかなかに出口の見えないコロナ禍の中で
どこもギリギリの厳しい情勢に苦しみ喘いでいることも、またこの旅で知ったのだった。

17:31、下今市駅に定刻で無事に帰着。

これをもって、東武鉄道線内での6050系の旅は終わった(3月15日現在)
特に空白の四半世紀を経てここ5年ほどの限られた付き合いがほとんどだったが、折々に古き良き
のんびりとした旅のパートナーとしてあり続けてくれ、充実度を高めてくれた名車だった。
ひとまず日常の姿として乗るのは、これで最後となった。

…しかし、しんみりしている暇はまるでなく。
2分接続で「けごん44号」に乗り、一路南へ。
会津の雪に濡れた靴下をようやく取り替え、しばらくリラックスモードに。

往路と同じく春日部まで、1時間強お世話になった。

春日部からは急行に乗り継ぎ新越谷まで、そこから武蔵野線で帰途につき旅は終わった。
思いがけず冬を満喫して、最後の6050系を満喫した旅であった。
これでもう悔いはない。これでもう心置きなくーとなるはずだった。
しかし、さまざまな周辺の動きに心は穏やかにならぬまま、悶々とした日々を過ごすこととなる。