3月5日の別れと出会い | 鉄道きさらんど

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いつも列車・バスなど公共交通の事ばっか考えてます。

JR東海バスのツアーのバスが名古屋駅に到着し解散した後、自分は急いで名古屋駅の改札を通った。16時53分発普通桑名ゆきに乗るため。

 

この電車はこの日までは211系0番台で運用されていた。交代はダイヤ改正からの予定とされていたが急遽?この日に前倒しでの引退となり自分が乗車したこの日が211系0番台営業運転の最後だった。

JR東海の自社発注編成とかなり中身が違う国鉄時代の生き残りの0番台の自分の好きな所はセミクロスシートと赤いモケットだった。赤いモケットが、80年代的なセンスで当時のソファーにも相通じる高級感が感じられるので結構好き。また禁煙ステッカーの様式が5000番台などと違うのもJR東海の自社発注編成とのさりげない差異があって見逃せない。

 

JR東海名古屋エリアに居ながらかつてのJR東日本中電のような車内のアコモの雰囲気と乗り心地を味わえた。

 

また東海の211系0番台は引退に当たって惜別の意を表す運輸区手作りの編成札がつけられてさよなら運転のムードがあった。引退は3月11日より前倒しだったがJR東日本や西日本が115系や103系を何の告知もなしに運用離脱させたことよりも粋な対応だろう。

この日は315系の営業運転開始の日でもあった。桑名から名古屋に戻り、中央西線に乗り換えて早速乗ってみた。

 

なんてことはない、ただのオールロングシートの通勤電車と侮れない。最新の電車らしい滑らかな乗り心地と加速、明るい室内が好印象。また乗降口の上のLCDはJR東海史上初の装備でやっと他社に追いついたかと思う。211系よりもトイレが広い洋式トイレなので使いやすい。

 

乗車する前に記念に315系を撮ったが、日付を入れておいた。