鶴見市場駅【神奈川県】(京急本線。2020年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
神奈川県横浜市鶴見区東部の、川崎市との境界近くに広がる住宅街に位置する京急本線の駅で、大昔に付近で市が開かれていたのが地名・駅名の由来である、
鶴見市場駅 (つるみいちばえき。Tsurumi-ichiba Station) です。
 
 
駅名  
鶴見市場駅 (KK 28)
 
所在地  
神奈川県横浜市鶴見区  
 
乗車可能路線  
京浜急行電鉄:本線  
 
隣の駅  
品川方・泉岳寺方……八丁畷駅   
浦賀方・三崎口方……京急鶴見駅    
 
訪問・撮影時  
2020年6月
 
 

鶴見市場駅は地平駅で、泉岳寺方(北側)に橋上駅舎を有しています。
東西に出入口がありますが、エレベーターは西口にしかありませんので、東側から車いすで鶴見市場駅をご利用の場合は駅北側の踏切を渡って西口へお回り下さい。
尚、駅周辺が手狭であるため、駅前広場は整備されていません。バス停留所は約200m北西の旧東海道沿い、200m~300m南の第一京浜(国道15号線)沿いに設けられています。
写真は西口側より南を望む。
 
 

こちらは下り1番線ホーム側にある東口です。南南西を望む。
右手に踏切があり、その先(写真右奥)に西口があります。
東口は出入口に階段があり、バリアフリー非対応です。出入口は車道に面しているため、飛び出し注意です。
少し奥に階段があり、手前に電話ボックスと飲料自動販売機があります。
通路左側には焼肉店があります。
 
 

東口駅前です。南南東を望む。
踏切の手前右側に西口が、踏切の先の右手に東口があります。
駅東側~南側は都会の住宅街といった風景で、ビル・マンション・商店が混在しています。飲食店が比較的多いです。路地裏に逸れると一戸建て住宅が多く見られます。
ちなみに、駅名に「市場」が付くものの、駅前に市場はありません。大昔に市が開かれたことが地名・駅名の由来です。
また、200mほど南南東へ進むと第一京浜に差し掛かりますが、第一京浜は箱根駅伝のコースになっており、鶴見市場駅近くには鶴見中継所(往路1区→2区、復路9区~10区)が設けられています。
第一京浜の東側にも住宅街が広がっています。
 
 

こちらは上り2番線ホーム側にある西口です。南南東を望む。
踏切道(写真後方)から少し奥まった位置に出入口があります。階段出入口の奥にエレベーター出入口があります。
どちらの出入口も車道に面していますので、飛び出しに注意しましょう。
 
 

西口駅前です。北北東を望む。後方に西口出入口があります。
西口から踏切道(奥)まで少々距離があります。
道路右側が線路・ホームで、左側には商店が立ち並んでいます。
 
 

西口駅前です。踏切道より北北西を望む。
踏切の手前左側に東口が、踏切の先の左手に西口があります。
こちら側は駅前通りに市場銀座商店街が形成されています。
駅西側~北側も住宅街が広がっていますが、東側と比較すると古い住宅街といった印象です。
それもそのはず、約150m先には旧東海道(現・横浜市道)が京急線と並行して延びていて、昔から栄えていました。
駅前通りが旧東海道に突き当たった先(約200m北北西)には熊野神社があります。
そして、約400m先にはJR東海道本線が並行していますが、鶴見市場付近に駅はありません(最寄駅は鶴見駅になります)。
 
 

橋上駅舎2階にある改札口です。南南西を望む。左が東口(階段のみ)、右が西口(EV)、後方が西口(階段)です。
鶴見市場駅は有人駅ですが、駅員不在時に備えて改札内外にインターホンが設置されています。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が4通路設置されていて、一番左の自動改札通路が幅広通路です。左端は有人通路で、窓口に面しています。
改札口の右手前には駅事務所兼売店「京急ステーションストア」がありますが、私の訪問時はコロナ禍により臨時休業中でした。その左側には自動券売機があります。改札内には自動精算機があり、自動券売機、自動精算機ともICカードのチャージが可能です。尚、改札内に売店・コンビニはありません。改札外は東口の約150m南にコンビニ「ローソン」があります。
トイレ・多機能トイレは改札内コンコースにあります。
そして1階にある各ホームとの間は階段、エレベーターで結ばれていて、バリアフリーに対応しています。
また、私の訪問時に左後方にはスイーツ店「代官山 シェ・リュイ」がありましたが、期間限定出店だったかもしれません。
 
 

1番線に設置されている吊下式駅名標です。電照式です。
青地の京急新デザインで、多国語が併記されています。
駅ナンバリングも併記されています (KK 28)。
ちなみに鶴見市場駅は起点側から見て横浜市内最初の駅です。22駅先の金沢八景駅までが横浜市内にあります。横浜市は広いですねぇ。
 
 

鶴見市場駅は相対式ホーム2面2線の地平構造で、北北東~南南西方向にホームが延びています。カーブ地点にホームがあります。
左(東)が1番線で下り横浜・浦賀方面、右(西)が2番線で上り品川・泉岳寺方面です。
ホーム有効長は急行の臨時停車駅だった名残で8両分あります(現在の停車列車は6両編成が最長)。2020年6月現在、ホームドアは未設置です。ホーム幅は全体的に狭く、浦賀方(奥)は相当狭いです。
上屋は電車が停車する6両分に設置されています(やや泉岳寺寄り(手前側)に設置)。ホームの泉岳寺寄り上空に橋上駅舎があります。
各ホームにはベンチ、飲料自動販売機が設置されています。
また、ホームのすぐ脇には出入口(左が東口、右が西口)があります。
写真は1番線より浦賀方を望む。
 
 

こちらは1番線より品川方・泉岳寺方を望む。右が1番線、左が2番線です。
手前側の浦賀方はホーム幅がかなり狭くなっています。
尚、電車は前方の上屋下に停車しますが、上屋下にも相当狭い箇所がありますのでご注意下さい。
 
 

2番線より品川方・泉岳寺方を望む。すぐ先に駅前通りの踏切があります。
この先、右へカーブして住宅街の中を北東へ走り、川崎市川崎区に入ると程なくして八丁畷駅(はっちょうなわてえき)へと至ります。南武支線と乗換可能ですが、南武支線は本数が少ないので、乗換の場合は事前に時刻を調べておいて下さい。
 
 

1番線より横浜方・浦賀方を望む。
この先、すぐに上り勾配になり、住宅街の中を南南西へ走ります。そして高架区間になると鶴見川を渡り、右へカーブして進路を南西に変えると市街地に入って、京急鶴見駅へと至ります。至近距離に京浜東北線と鶴見線の鶴見駅があります。
 
 
あとがき  
私が鶴見市場駅で下車(乗車)したのは2020年の1度きりです。東京都の全駅を訪問する目的の一環とは別に、都内に近い駅なので下車(乗車)しました。橋上駅舎を有していますが、用地が狭く全体的に窮屈な構造です。駅前は住宅密集地ですが、駅名にある「市場」は存在しませんでしたww
 
新宿駅からですと山手線内回り(渋谷方面)で品川駅まで行き、京急本線の下り快特に乗り換えて京急川崎駅で下車。さらに普通に乗り換えて当駅下車です。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り新横浜駅で下車。そして横浜線に乗り換えて東神奈川駅へ。改札を出て、東口に隣接する京急東神奈川駅から京急本線の上り普通電車に乗車して当駅下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。あるいは新幹線で品川駅まで行き、京急に乗り換えて上記のルートでも到達できます。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、改札口(改札外)に売店が、東口の約150m南にコンビニがあり、西口のすぐ北側にミニスーパー「まいばすけっと」があります。一方、駅前に飲食店は少なく、気軽に入れるチェーン店は東口駅前にある「すき家」のみです。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
 
大阪からの到達難易度もそう高くありません。京急本線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は鶴見市場駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:京浜急行電鉄のHP、雅万歩、Google地図、Wikipedia)