NO.2633 令和3年度末「キヤ検」北部九州撮影記録(前編、筑肥線・唐津線・後藤寺線検測時編) | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 

 当ブログでは、NO.2631NO.2632におきまして、去る2月20日に運行されました「SL人吉」用の50系700番台客車とDE10形ディーゼル機関車とのプッシュプルで運行されました団体臨時列車の撮影記録を皆様にご紹介しておりました。

 

 この団体臨時列車は、筑豊線開業130周年企画として運行されていたものでありまして、名称も「筑豊本線全線走破&リアルオークションツアー」というタイトルで運行されておりまして、3月改正で姿を消します折尾駅の「鷹見口」を通ります「短絡線」を経由しまして運行されておりましたし、若松駅からは南下しまして直方駅、さらに南下しまして原田駅方面へと運行されてもいました。

 

 この運行では、乗車されている方はおろか、撮影されていた方にとりましてもサプライズな姿を見せておりまして、直方駅ではホームに入らず手前に停車の後引き上げ線で引き上げまして画像1のように直方車両センターへ、画像2の折り返し可能な原田駅1番ホームに到着しまして折り返すかと思いましたら折り返さず以下画像の鹿児島線基山駅で折り返しと、まさかの姿が続けて見られておりまして、恐らく撮影されていた方の中には戸惑われていた方もいらっしゃったのではないかと思います。

 

 

 そんなサプライズな所も見られておりました今回の団体臨時列車でありましたが、それとともにこの日後藤寺線・筑豊線では以下画像のJR西日本吹田総合車両所京都支所所属のキヤ141系検測車(第2編成)によります検測が行われておりまして、団体臨時列車とともに撮影されていた方もいらっしゃったのではないかと思います。私自身もこの日は新飯塚駅、そして鹿児島線に入りまして鳥栖駅・久留米駅で収めておりましたが、今回の九州検測ではそれ以外の日にも収める事ができておりました。

 

 

 今回と次回ではその模様を皆様にご紹介しますが、まず前編では2月18日・2月19日に行われました唐津線・筑肥線検測(2月19日運行分のみ)、及び翌2月20日の後藤寺線検測で新飯塚駅での姿を皆様にご紹介してまいります。

 

 

 まずご紹介しますのは、電化区間であります筑肥線(東線)検測時の姿をご紹介しますが、今回2月19日の撮影場所は佐賀県唐津市の東唐津駅で収めた模様をご紹介します。


 (駅舎は過去撮影)

 

 今回撮影場所の東唐津駅と言いますと、現在は限られた時間で駅員が配置されている駅でありますが、3月12日より駅員が終日不在になります。したがって、「みどりの窓口」機能も廃止される事になっておりまして、近くにあります中学校・高校などこの駅を普段利用されております方々にとりましてもサービスダウンが否めない事にもなるようでもあります。

 

 それにしても、ご覧の皆様の中には名称から現在はホテルとなっております旧駅の印象も感じさせられる方もいらっしゃるのではないかと思いますが、旧駅からさかのぼりまして駅員不在駅となってしまう事はやはり残念かなと思う所ではあります。

 

 

 さて、この日は雨でありましたが、姪浜駅まで運行されますキヤ141系検測車が和多田駅を通過しまして松浦川橋梁を渡ってまいります。この気動車が電化されましたこの筑肥線を通るのが年に数度しかありませんので、貴重な姿を収めようと思いまして今回この地で収めておりましたが、改めてこの橋梁がまっすぐしているなという事を実感する姿でもあります。

 

 (さらに進んだ所で) 

 

 

 キヤ141系検測車第2編成は、松浦川橋梁を渡りますと、東唐津駅1番ホームを通過します。天気が良くなかった事や信号機がありましたのでうまく収める事ができなかった事に関しましては仕方がない所ではありました。所で、今回の検測では後述の姿とともに路線によりましては運転席下のヘッドライトは点灯されておらず、上部のヘッドライトのみを使用していた姿が見られておりました。

 

 (過去撮影、ヘッドライト使用時)

 

 

 こちらは筑肥線の検測を終えまして唐津線を南下するシーンを同じく唐津市の鬼塚駅で収めたものであります。ここでも上部のヘッドライトしか使用されておらず、下のヘッドライトは使用されていないのがわかるのではないかと思います。

 

 この鬼塚駅では、行き合い列車待ちのため数分停車します。その間に私は収めておりましたが、何と言いましてもJR西日本の車両がこの唐津線に入って来ている訳でもありますので、年に数度は運行されているとは言いましても、今回のヘッドライト使用などその時しか味わう事ができない部分もありますので、今回も収めてよかったと思う方が一番ではないかと思う所ではあります。

 

 (JR西日本の表示)

 

 この後、キハ47形気動車2両によります行き合い列車の西唐津行きが鬼塚駅1番ホームにやってまいりました。やってまいりますとその下の画像にもありますようにホームを挟んでの2ショットを収める事ができておりましたが、スタイルからもまさに新旧の姿がここで見る事・収める事ができていた事がわかるのではないかと思います。

 

 (キハ47形気動車との2ショット)

 

 

 こうして、キヤ141系検測車第2編成は唐津線を南下しまして、佐賀経由で福岡へと戻って行きました。この時この鬼塚駅で収めていた方は私ともう1名でしたが、周りを気にせずに収める事ができていたのは良かったかなと思います・・・。

 

 

 時と場所は変わりまして、2月20日撮影の模様をご紹介します。画像は福岡県飯塚市の新飯塚駅でありまして、冒頭の団体臨時列車の姿を収めました後に、今回この駅で「キヤ検」の後藤寺線からの到着シーンを収めておりました。

 

 (駅舎は過去撮影)

 

 この新飯塚駅からは、先述のように後藤寺線が発着しておりまして、基本的にこの3番ホームから発着を行っておりますし、キハ40系(キハ40形・キハ140形)気動車による運行でもあります。

 

 また、今回訪問時には「福北ゆたか線」用の813系電車3両編成がこの新飯塚駅で折り返すために2番ホームへ入って来ておりました。この新飯塚駅発着の列車も数本存在しておりますが、博多方面発の場合は、折り返しの場合はこのような形で入って来ている事がお分かりいただけるのではないかと思います。

 

 

 さて、キヤ141系検測車が新飯塚駅へ入ってまいりました。この日は博多運転区(竹下小運転線)より篠栗線を経由しまして後藤寺線の検測を行っておりましたが、この時田川後藤寺駅からの復路の姿を収めておりまして、端の方から出てきている事がわかるのではないかと思います。

 

 キヤ141系検測車第2編成は、新飯塚駅3番ホームへ入ってまいりました。この新飯塚駅の配線は、上の画像からもわかりますように後藤寺線とは2番ホーム・3番ホームが繋がっておりますが、この時先述の813系電車が2番ホームに入って来ておりましたので、となりますと3番ホームしか入らないのも仕方がない所でもあります。

 

 (新飯塚駅3番ホームへ)

 

 

 新飯塚駅3番ホームに停車しておりますキヤ141系検測車の姿を収めました。上の画像からもわかりますようにこの時もヘッドライトは上部のみしか点灯しておらず、やはり今回は上のヘッドライトメインで使用されている事が伺わせておりました。

 

 ここ新飯塚駅でも収めました「青JR」の姿であります。これまでも述べておりますように、この車はJR西日本の車でもあります。今はJR西日本の直通列車が存在しない事もありまして車が来るだけでも正直珍しささえも伺える所ではあります。

 

 この車には「DK」と書かれた表示を見る事ができております。これは、九州の乗り入れのためにATS-DK型が装備しているためでありまして、他社の車でも九州の保安装置が装備されている事がわかります。

 

 

 こうして、キヤ141系検測車が新飯塚駅を発ちました。この後は隣の飯塚駅へと向かいまして、しばらく停車した後「原田線」を経由しまして鳥栖方面へと向かう事になります(詳しくは次回ご紹介します)。

 

 

 今回は、キヤ141系検測車を筑肥線・唐津線・後藤寺線検測時の模様をご紹介しましたが、これまでも述べておりますようにJR西日本の車でもありますので正直違和感があるのではないかと思いますし、検測車でもありますので尚の事ではないかとも思います。また、筑肥線に関しましては東線は電化されておりますので、スタイルとともに電車ではなく気動車でもある分より目立つ存在かなと思う所ではあります。次回は、隣の飯塚駅での模様、そして鹿児島線に入りまして鳥栖駅・久留米駅で収めました模様などをご紹介しますので次回もご覧いただきたいと思います。